食事療法について
糖尿病の食事療法は、特別な食事でも、単に量の少ない食事でもありません。規則正しい食生活を続けるということです。また、糖尿病の食事に食べてはいけないものもありません。家族と同じ食事を食べ方と量に注意しながら摂って下さい。糖尿病の食事療法は家族みんなで取り入れたい健康食です。

食事療法の2つの役割
1.体に必要な栄養を補給する
2.血糖コントロールを良好に維持し、合併症を防ぐ

食事療法のアドバイス
null 1日3食同じくらいに分けて、適量を!
  まとめ食いは、一度にたくさんのインスリンが必要になり、すい臓に負担をかけます。

null 主食は適量に
  ご飯を減らしすぎると、おかずを食べ過ぎたり、間食が増えるので注意しましょう。

null野菜は毎食
  野菜に含まれる食物繊維には、食後血糖が急激に上がるのを抑えてくれます。

list.gif 主菜は1食に1皿
  主菜は1食に1皿にして、肉、魚、卵、豆腐など種類を変える工夫をして下さい。

list.gif 油を使った料理は1日2品まで
  油は非常に高カロリー。油料理を抑えて摂りすぎを防ぎましょう。

list.gif 牛乳、果物は決められた量を
  果物は“ヘルシーおやつ”になりますが、食べすぎは血糖値を上げる原因に。
  牛乳は1日にコップ1杯を目安に。

null 嗜好品はルールを決める
  嗜好品は毎日摂らず、摂る場合の量も決めます。「菓子は月2回」 「アルコールは週1回」など。

~油を使わない工夫~
null 加工品、インスタント食品を避ける
null 新鮮な食材を!!
list2.gif 鶏肉は皮をはがす
list2.gif 「煮る」「蒸す」「ゆでる」でやわらかく仕上げる
list2.gif 焼くときは蒸し焼きか、ホイル焼きにする
list2.gif 肉、魚は脂身の少ないものを