カテゴリー: 糖尿病
投稿者: akiyama-2010
合併症の予防
糖尿病の治療では、腎症、網膜症、神経障害、動脈硬化症(心筋梗塞、脳卒中、足の壊疽)などの合併症が起こらないようにすることが何よりも大切です。

null 塩分をできるだけ減らす
 高血圧があると腎症、網膜症や動脈硬化症が進みやすくなります。
 高血圧を予防するために、塩分のとり方をできるだけ少なくしましょう。
 【塩分を多く含む食品】
 いくら・塩鮭・ちくわ・かまぼこ・魚缶詰・貝類・漬物・ラーメン・魚の干物

list.gif コレステロールや飽和脂肪を多く含む食品を控えめにする(高脂血症の予防)
 高脂血症があると動脈硬化症が進みやすくなります。
 糖尿病の食事療法を基本にして、コレステロールや飽和脂肪の多い食品を控えることが大切です。
 【コレステロールを多く含む食品】
 エビ・いくら・数の子・いか・たらこ・卵・ししゃも
 【飽和脂肪酸を多く含む食品】
 ハム・ベーコン・ソーセージ・バター・チーズ・生クリーム・肉類

list.gif 食物繊維を増やす
 食物繊維には血中のコレステロールが多くなるのを防ぐ働きがあります。
 毎日の食事で食物繊維を多く食べるようにしましょう。
 例えば、毎日の食事を麦ごはんに変えるだけでも、食物繊維を簡単に摂ることができます。
 【食物繊維を多く含む食品】
 根野菜・豆類・葉野菜・麦


~外食の際の注意点~
外食になると、野菜不足になりがちです。
野菜は血糖値の上昇を抑える働きがありますので、積極的に摂りましょう。

list2.gif うどんを食べる前に、こんにゃくや大根を食べる事で、血糖値の上昇がゆるやかになります。
list2.gif 丼物単品だと、野菜不足になりがちなので、定食に変えましょう。
list2.gif 白飯の量を増やし、間食を減らしましょう。
list2.gif パンや麺類は消化が早く、腹持ちが悪いため、ご飯に変えましょう。
カテゴリー: 糖尿病
投稿者: akiyama-2010
食事療法について
糖尿病の食事療法は、特別な食事でも、単に量の少ない食事でもありません。規則正しい食生活を続けるということです。また、糖尿病の食事に食べてはいけないものもありません。家族と同じ食事を食べ方と量に注意しながら摂って下さい。糖尿病の食事療法は家族みんなで取り入れたい健康食です。

食事療法の2つの役割
1.体に必要な栄養を補給する
2.血糖コントロールを良好に維持し、合併症を防ぐ

食事療法のアドバイス
null 1日3食同じくらいに分けて、適量を!
  まとめ食いは、一度にたくさんのインスリンが必要になり、すい臓に負担をかけます。

null 主食は適量に
  ご飯を減らしすぎると、おかずを食べ過ぎたり、間食が増えるので注意しましょう。

null野菜は毎食
  野菜に含まれる食物繊維には、食後血糖が急激に上がるのを抑えてくれます。

list.gif 主菜は1食に1皿
  主菜は1食に1皿にして、肉、魚、卵、豆腐など種類を変える工夫をして下さい。

list.gif 油を使った料理は1日2品まで
  油は非常に高カロリー。油料理を抑えて摂りすぎを防ぎましょう。

list.gif 牛乳、果物は決められた量を
  果物は“ヘルシーおやつ”になりますが、食べすぎは血糖値を上げる原因に。
  牛乳は1日にコップ1杯を目安に。

null 嗜好品はルールを決める
  嗜好品は毎日摂らず、摂る場合の量も決めます。「菓子は月2回」 「アルコールは週1回」など。

~油を使わない工夫~
null 加工品、インスタント食品を避ける
null 新鮮な食材を!!
list2.gif 鶏肉は皮をはがす
list2.gif 「煮る」「蒸す」「ゆでる」でやわらかく仕上げる
list2.gif 焼くときは蒸し焼きか、ホイル焼きにする
list2.gif 肉、魚は脂身の少ないものを