こんにちは。今日は良い天気ですね。僕は朝の犬の散歩をして、ベッドパッドなど洗って、晴れの日の休日にふさわしい事をしていました。本当はテニスの予定でしたが、先週左足ふくらはぎの肉離れ(正式には左腓腹筋筋断裂と言います)のため歩くのも大変でした。今は歩けますが、走れないのでテニスやマシンはしばらくお休みです。
さて、最近インフルエンザが流行っている、という話をお聞きになりませんか?実は、今年の8月頃からつくば市内でもぽつぽつと患者さんが発生し、9月、10月は決まった学校、幼稚園、保育園など、狭い範囲で流行していました。ですがここ半月程は市内のあちこちで患者が少しずつですが発生しており、しかも流行すでに全国規模となっております。これはどういうことでしょうか?しかも、8,9月はA型であったものが、現在つくば、土浦、牛久などではほとんどB型になっています。これは厚生省の発表とは大きく異なり(全国的にはA型、香港亜型と呼ばれるものが流行しています)、興味深い点です。では、これは今年新しく流行する型なのでしょうか?
これについては現在何のコメントも出されていませんが、どちらも昨年からの続き、あるいは多少の変異株であると考えてよいと思います。というのは、A型インフルエンザは、大陸から渡ってくる冬鳥に付着したウイルスが家畜に感染し、そこで人間に感染しやすい型に変異したものが流行するのではないか、と言われておりました。しかし、最近の研究では日本国内の湖沼にインフルエンザウイルスは定住しているとも言われ、それらが「里に下りてきて」感染するということが考えられています。ですから、一見季節外れのような流行がほぼ毎年日本各地で報告されているのでしょう。なおB型については、人間にしか感染しません。またタイプの異なる2つの株が存在し、維持されているとのことです。ということは、一年中人間界のどこかにいて、増えたり減ったりしながら人に感染しているいるということです。これはパンデミック(世界恐慌的な大流行)にはなりえませんが、地味に居続けるので、ちょっといやらしいですね。ちなみに、あまりタミフルが効いていない印象があるのもB型です。
……一日が過ぎてしまい、これは14日の仕事が終わってからの書き込みです。何人かインフルの検査をしましたが、今日は0人でした。やはり、冬の本格的な流行期とは違いますね。熱が出て、体が痛い、だるいという症状を示す病気は実はたくさんあって、インフルエンザはその一つにすぎません。また、新型など、ごく一部を除けば決して命の危険が高いような病気でもありません。人口の1割以上が毎年感染するともいわれる、ありふれた病気です。むやみに恐れず、冷静な対応が必要です。
今日はスーパームーンということでしたが、関東はあいにくの雨ですね。でも、明日もまだ月が大きくきれいに見えると言います。「スーパー十六夜」をせめて楽しみましょう、ではまた。