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September 2022 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
今週は手抜きで、、

この金曜日は当番で
いろいろ
忙しかったので
今週はスーパー手抜きで、
写真だけ、、、、

このくそ熱いのに
だれも見ないのに
医院の玄関に飾る
秋の飾りをつくってしまいました。

昨年の秋の分は、
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の本から飛び出す
秋とトトロというところで、
今回は、
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紅葉のやまやま
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そして月
次いでに
LEDを入れて
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てなことになりました。

医院においでの際は見てやってください。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
ヒューマンエラー

また、園児を送迎バスの中で
熱中症で死なせるという
痛ましい事故がおこった。

ニュースを聞いていて、
心が張り裂ける様な思いに駆られる。

そんな中、どこかの若い
幼稚園の経営者が、
国にこういう事故の防止装置の
設置を要望していた。
”ヒューマンエラーは起こるものだから
それを防ぐには防止装置の設置が
必要だと。“

そのニュースにとても
違和感を感じた。
どこが、どうという
説明はつかないが、
何かが心に引っかかった。

いうことはわからんでもないが、
なにか根本的に間違っている
気がしてならないのだ。

われわれ医療の世界は
毎日がヒューマンエラーとの
戦いといっていい。
毎日、毎日が、
エラーとの勝負なのだ。

医療では、とんでもなく
小さなことが
人の死を招く世界である。

それは、命を扱う医療の世界の宿命と
いっていい。
日本全国で毎日、医療が
とてつもない人数で行われている中
死につながるミスは
残念ながら多々ある。

やはり、死に至るまでの
医療事故は
どうしても大病院に多い。
それは、危険な処置や手術。
あるいは危険な疾患を扱うというのもあるのだが、
やはり、多くの患者さんをあつかうから
おこる事故が多い。

たとえば患者さんを取り違えて
手術をしたという事故。
中小の病院で
1日1件や2件の手術数では
とうてい起こりようのない
ミスである。
異型輸血(血液型を間違えて投与すること)
や抗がん剤を間違えて投与することは

中小の病院で
輸血件数が少ない病院や
抗がん剤を投与する件数が
少ない病院では起こり様のない
ミスである。
(輸血の血液が病院内に一つしかなかったり
抗がん剤を投与する患者さんの人数が
少ないと、間違えようがない。
職員も患者さん一人、一人を認知しているから
人を間違えることもまずない)

今は、患者さんは、アームバンドを
つけられ、完全に
コンピューターの支配下に
おかれて、昔に比べて格段に
間違いのない様なシステムになっている
にもかかわらず、
さほど、死に至る事故が
私の若いころに比べて減ったとは
思えないのである。

ヒューマンエラーとは
それをはるかに越えたエラーなのである。

機械を導入したところで
ヒューマンエラーは起こる。
それどころか
我々からすれば機械に頼ることでの
エラーが怖い。
機械が正しいと信じ込む

最終的には
指さし確認と、職員との
応対返答である。

若いころは
システムコンピューターなどなく
さらに、パワハラくそくらえの時代で
今より個人個人の教育が徹底して、厳しく、
輸血は、主治医が直接、確認して行ったり
抗がん剤を投与するときは
自分で調合したり
横で見ていたあるいは、
自分で投与する
様に徹底、教育されていたし、
手術には
必ず一緒に手術室にはいり
手術室で麻酔をかける前に
本人と話しをするという
教育が厳しく行われていた。

つまり、患者さんとの
つながり、コミュニケーションを
するようにしっかり教育されていたのである。

だから、
じじいの医者、
危険な場面を潜り抜けてきた
医者としては、
老婆心ながらいいたい。

機械やシステムに頼るな。
主治医は患者に(その主治医精度が薄れている)
責任をもて
事故は必ず起こる、
ミスは必ず起こる。

それを死に至らしめないのは
人の行動。人の責任感
だけなのだ。

もう一度原点にもどって
人と人とのぬくもりを感じる
仕事をしないと
機械に頼っていたのでは
かならずまた同じ
ことがおこりますぞ。

例えば、
荷物を運ぶのに
発送する人が
直接、受け手のことを熟知して
(たとえば友達なんかに)
受け手の所まで持ってゆくと
間違いはないだろうが、

大量の荷物を
それを何人もの他人の手を通し、
機械にいわれるまま配達したら
どこかげミスが起こるのは間違いない。

と、小さな子供が
亡くなったいたましい事故に対して
真面目に真剣におもったのでした。

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投稿者: ryokusei
秋の夜はつるべおとし

秋の夜はつるべおとし
というが、
これは、夕方日が暮れるのが早い
ことを言うことわざであるが、
もし、これが、本来の意味であるなら
冬の夜はつるべ落としとなってしまう。

大体、高松でいえば、
日の入りが一番遅いのは6月の30日前後で
19時20分。
日の入りが一番早いのは12月の3日前後で
16時54分である。
秋の夜はつるべおとしと
感じるのは、
その、日の入り時刻だけでなく
毎日の日の入りの時刻の変化が大きいことが
理由になっていると思われる。

日の入り時刻の差は、地球の回転軸が
太陽の方向とずれていることから
起こるのだが、
そのおかげで、
(詳しく話すと大変なので省略)
日没時刻の変化が秋のこの時期になると
大きくなってしまうのだ。

たとえば、6月下旬の日没時刻は、
6月15日には19時18分
6月19日に19時19分
6月23日に19時20分
そして
19時19分になるのは7月7日と
日没時間の変化が非常にゆっくりなのである。

しかし、秋分の日近くになると
3日で2分ほど変化するのである。

つまり9月10日には
日没が、5時43分なのだが
2週間後の9月24日には
5時53分と
2週間で、10分も日没時間が変わってしまう。

その、毎日毎日、日が暮れる時間が早くなってしまう
ので、人間の心理的に
秋の夜、日が暮れるのが
早くなってしまうと感じるのである。

暑けりゃ暑いで、
涼しくならないかと
まち焦がれる秋ではあるが。
なったらなったで、
淋しいものである。

別に夏に特別いいことがあるわけでもなく
秋に特別わるいことがあるわけでもないのに
なにか物悲しい。
(大学受験の時には1月の共通一次試験に
むけて、秒読みに入るじきで
あせりこくっていたが。。。。)

これは、寒い冬、
食べ物が減ってしまう冬に向かうという
とおい祖先があじわった
動物としての本能が
遺伝子の中に組み込まれてい
いるからに違いない。


それにしてもこの時期は
MRさん(訪問してくるお薬やさん)が
よく転勤になる季節
どういうわけか、医療業界は
4月と10月に移動があるのだが
10月は特に多い。

私も若い時は、9月になれば
転勤の命令が(あえて命令というが)
でる時期でそわそわしていた。

最近は、MRさんの回転が速く
馴染みになる前に
転勤になってしまう。

転勤になって淋しくなるというよりは
医療業界が苦しくなって、
MRさんの回転が速くなったり
人数自体がへる
医療業界の秋の方が
淋しくて、ものがなしい。
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投稿者: ryokusei
HER-SYS

今、問題になっている
新型コロナの全数把握。

当初から、HER-SYSという
厚生労働省が立ち上げたシステムなのだが
今、問題になっているのは
これ。
ただ、全国の知事がいきり立って
これをやめさそうとしているが、
個人的には
どうしてそこまでうるさく
いっているのかがやや不思議な
感じもする。

HER-SYSというのは
どういうものかといえば
病院で、陽性者がいれば
それに登録する。

住所、氏名、年齢、電話番号
の個人情報を入れた上に
現在の症状、その人のリスク
(年齢、既往歴など)
血液の酸素濃度、
ワクチン接種の回数、種類
想定される感染の場所や形式。

確かにわずらわしさはあるが、
自分としてはそこまで、、という感がある
当院でも一番多い時は8人の陽性者がでたが、
登録するのに一人1分ほどですむ
(若干いい加減なので、重症度が高くない人は
若干適当にいれているところもあるが、、、)

実のところ一番厄介なのは
発熱の患者さんをみることで、
一人の患者さんを診るのに
かなりの時間と労力を費やすこと。

防護の恰好をして、
そのまま、診察をして、
検査をして、また防護をして
話を聞き、処方をする。
それに他の患者さんの数倍の労力を費やすのだ。

もう一つは、経過観察。
患者さんの状態を
保健所が忙しくて後追いができない
ので、
いつも、診ている患者さんを中心に後追い
の観察をしていたが、
それが、1日に2回、電話で熱や体の状態を
聞いてそれを記録して、

HER-SYSにいれていたのだが、
これも最大13人ほどみていたので、
この聞き取りと対処、
HER=SYSへの入力に朝、夕1時間づつぐらい
時間をとられていた。
これらの事にかなりの時間をとられていただけであり

後は、保健所との連絡、

一般の回線と同じであるから、
なかなかつながらない


これらの事に時間を費やすのであって
最初の今、問題になっている
HAR-SYSの
最初の入力に対してはそこまで
不自由を感じたことはない。

テレビで知事たちがいきりたって
全数把握をやめようとしているのは、
保健所の仕事を減らすことと
全数把握で、
日々、数字がでることで、
自分たちの政策を責められるからではないだろうか。

本当の現状を知らない知事たちが、
誰かに言わされている感が強くでいけない

それを、医療現場が困っていると
いつものことながら
医療現場の負担という
ことにして
医療現場という言葉で、われわれが、
また利用されている感が
強くてならない。

大体、がこういうこと自体が
本末転倒で、
感染者数が少ない時は何も言わなかったのに
感染者数が増えたらこういうことを言い出す。

決して、悪いシステムではないのに
数がふえて困りだしたのでこういう風になる。

なんだか、本末転倒で、
先ず、感染者を減らせ!!
というのが、私の言いたいことで、

このままの感染者数では、
コロナ対策に金がかかりすぎる。

社会を回すために
結局莫大な税金を投入しているのだ。
(コロナ対策には莫大な
金がかかっています。
それも底が尽きたから、
金を減らせるところを減らし始めているのだが)

結局、HER-SYSも
この費用減らしの一環かもしれないが、
このままの感染者数では
いろんなことを中止しないと

あとあと、莫大な増税の
波がやってきそうな気がする。。。。。。