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October 2022 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
最近は、いろいろと
不満をぶち込んでいたので
今日は、ちがった話で、

私、私の世代に多い様に宇宙に興味がある
(アポロ11号の月着陸の制で)

この11月8日には久しぶりに
皆既月食がある。

月食とは、
月と太陽の間に地球が入る現象。
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こういう風な図を見ると毎回
月が地球の反対側になると
起こりそうだが、本当は、
太陽、地球、月はもっと離れているので
そんなに毎回起こらない。
せいぜい年に2~3回。

以前、日食は、なぜ満月なのかときかれた
ことがあるが、
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この位置関係で分かると思うけれども
地球からみればいつも
月食が起こるときは満月の夜だけ、
常に太陽の反対側の時だから

だから三日月の日食とか
半月の日食はない

ちなみに満月が東の空に見えるときは
日が西に沈んですぐ、
夜の0時頃見えるときは、ちょうど南
朝見えるときは、満月は西の空に
東から太陽が出る前というわけで、

月食もその方向に見える。

今回は、夕方に、東の空を中心に
見えるようだ。
(高松では、始まりが18時14分頃で
最大が19時38分頃
終了が21時59分頃)

また、先の図をみてわかるように、この日に
月の上に立っていたら地球が太陽を隠す
日食になる。

又、今回は、皆既月食で、
皆既というのは全部隠れる時を
いうので、部分的に欠ける時との違いは、
地球の影にすっぽり月が入る時が皆既月食
その他は部分月食という事になる。
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つまり
上段がいつもの状態で、
中段が部分月食で
下段が皆既月食の状態

今回は、しばらく赤い月がみえるはず。
(赤く見える理由は長くなるから
今回は省略)

子供の頃に中秋の名月の皆既月食が
あって、
まるで軟式のテニスボールガ赤土に汚れた
様な月が空に浮かんでいたことを
今でも覚えている。

ま、11月8日の夕方は
浮世をわすれ、空をみていてください。

ただし、

日本人は、どうも
日ごろの行いが悪いのか
天文ショーがあるときは
天気が悪い。

今回はどうなんでしょうか。
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投稿者: ryokusei
たいへんですぞ

今、世の中、感染が急激に増加している。
新規感染者の数を見て
安心しているかもしれないが、
実は、9月26日から
制度がかわって、
中学生以上、65歳未満の
人達は、自分で診断キットをかって
自己診断して、病院に行かなくても
良くなってしまった。

つまり、元気な人達の過半数は、
自分で診断キットをかって、
薬局で、解熱剤をかって
自宅療養している様になってしまったのだ。

いままでは、保健の支払いや
会社のとどけでやなんかで
みんな病院に来ていたので、
病院にくれば
保健所に報告義務があったから
陽性者を報告していたのだが、
みんな、こなくなってしまったのだ。
あきらかに9月26日以降、
発熱外来の人たちが減ってしまったのだ。

自分で自己診断して、薬局で解熱剤を買った人たちが
わざわさ、“私コロナです”って
保健所に連絡する人がどのくらい
いるだろうか。

つまり、今の新規感染者の数字は
病院に来て、診断した人だけだから
おそらく、その倍以上の感染者がいると
思われる。

なんどもいうのだが、
当院では、高齢者施設をあつかっているので
新型コロナをふつうの風邪として
どうしても処理できないのだ。

毎日、職員の周囲の人の発熱の報告があるが、
職員の家族の発熱の報告が
急増しているところを見ると
今、大変な勢いで感染者数が増えていると思われる

国は、定点観測で全数を把握するといっているが、
定点観測は一定の病院の患者数で
決まるので、病院に来ない陽性者が
おおいと、本当の数はわからない。

これでは、インフルエンザの
方が感染者数を把握できる
(ある程度の治療薬があるので
インフルエンザの人は病院に来るから)

またまた、悪いことに今RSウイルスをはじめ
コロナとほとんど症状が変わらない
いわゆる風邪が流行っている。

こりゃもう、わけがわからん状態ですぞ


話は変わって、

今、またまた、ワクチンが始まったが、
コロナワクチンは、10月から
B1対応ワクチンがはじまったが、
11月からは(坂出)B45対応ワクチンが始まる。
また、5回目のワクチンが始まる
それも前倒しで
間隔が3か月になる。

そりゃ皆、新しいB4、5のワクチンで
ファイザー制のものを
打ちたいでしょうよ。
だいたいB1ワクチンはどうするの。。。。。。。。?

それと
インフルエンザ
現時点で全国の定点観測で、若干昨年より
多い状態。
この2年間流行っていないので
皆が抗体をもっていないから
流行しだしたら
急激な流行もかんがえられなくはない。

大きい声ではいえないが、
インフルエンザワクチンの有効期間は、
5か月といわれているが、
5か月は若干きついかも
打ってから2週間ほどで
効き始めるから。
ここ10年、流行が一番早い時で
12月からだから
11月中旬から下旬にうつ予定にしいて、
かりに、いろんなところででだしたら
すぐ打つということにしていたら
いいのではないか。

ちなみに今年は、ワクチン自体は
量的には余裕があるようです。

ま、この冬はいろいろ
大変ですぞ。。。。。。。。。
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投稿者: ryokusei
人間ばかだから

子供のころ、
21世紀になったら
世界はグローバル化し、
世界はほとんど一つに
まとまれるという、あわい
期待があった。

ところが、いまのロシアや中国
をみてわかるように、
世界は、どんどん民族主義化
している。

よく考えればあたりまえで、
人間はバカだから
多くの人間がだばねられる
能力はないのだ。

つまり、やっぱり人間=動物
というより
人間=バカな動物なのだ。

身近な動物を見るに
猫はほぼ、単独行動で生活しており
単独で、餌をとってきて
それを食べている。
マウスなんかもそう。
ほぼ、単独で行動している。

言い方にはやや語弊を伴うかもしれないが、
やや知能が上の犬は、
野生では集団で行動する(もともとが狼だから)
集団で協力して獲物を捕り、
そして集団の中で序列をつくり
生活している。

集団行動で、助け合いながら
生活している動物は
やや知能が、発達してると
一般に考えられている。

実は、類人猿は
もともと、
単独行動していたらしい。

ところが知能の発達とともに
集団で協力し、
獲物をとることにより
大型動物(マンモスなんか)を
とらえることができる様になり
さらにそれによって
栄養を得て体が大きくなり
集団も大きくしていった
と考えられている。
また、その集団によって、相互互助が
発達していって寿命ものびた
と考えられている。
そして、農耕が始まると
さらに集団は大きくなっていった。

しかし、人類の能力では、その集団の限界は
100人程度であったという研究がある。

つまり、100人程度の群れをつくしか
能力、知力がなかったといわれている。

しかし、そこから
現在にいたるまで、
人類の進化からいうと
ほんの僅かであるため
今の人類でも
多くみつもって300人程度の集団生活
を行うのが人間の知力の限界だろう。

つまり、人間は、世界ところか
国家単位で共同生活する
ほどの能力、知力さえ
もつほど
まだ進化していないのである。


昔、よく、
なぜ、こんなせまい地球上で、
言語が生まれたはいいが、
こんなに言語があるのかが不思議だった。
周囲の集団と交流があるのに
様々な言語が存在する。
最近、
その理由がなんとなく
わかってきた。

つまり、
人類はこれだけの
大人数の集団で暮らすのは無理があるのだ。
特に情報化社会において
情報伝達は
大集団にできる様になったのだが
それを束ねるだけの能力が人間にはないのだ。

だから、この21世紀に
民族主義化が20世紀よりすすみ
今でも土地や財産をめぐって
戦争や紛争が絶えないのは
うなずける。

話は、変わるが、
今、敬語や尊敬語が
世の中なくなってきている。
いままで、特に日本では
敬語や尊敬語が発達したのだが、
それは、集団をスムーズに
運営するために
必要アイテムであったのである。
つまり、人の上下、年の上下を
はっきりさせることによって
集団生活をスムーズになりたたせていたのだ。

この地域社会が崩壊し、
周囲の人間とコミュニケーションを
とらなくてもいい社会では、
もう、敬語や尊敬語は
必要ではなくなってきたのだ。

そういうことで、
人間は、孤立化し、
集団生活がさらにできにくくなってきている。

こうやって、時代はさらに
個人化、民族主義化が進み
ますます、グローバル化どころか
民族主義化
戦争、紛争は増えるであろう。

なんせ人間は
大人数はまとめられないほど
バカなのだから。

だから、これからも
遠いヨーロッパでも
日本の御近所でも
紛争の火種は尽きない。

なお、ネアンデルタール人が
絶滅した要因の一つには
(正確には今年ノーベル賞を
受賞した科学者が唱える様に
遺伝子は今の人間にも残っている)
われわれ人類の方が
ネアンデルタール人より
狂暴で、他のホモサピエンス
を力で絶滅させたという説さえある。

あー何とも
くわばら、くわばら。
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投稿者: ryokusei
おじさんは、納得しない

9月に入ると坂出の広報誌に
長寿番付がでる。
90歳以上の人の名前がずらっと並ぶ

私の目標としては、当院と
愛生苑関連の人達が
トップ10人の半分を占めること

残念ながら今年は0人。
以前2人入っていたのだが、、、、

私が医者になったころは、医者は、
どうあっても、医者は人を生かしておく
のが使命という時代で、
その人の死を考えるのは医者の仕事ではない
という時代。
鼻に管をつっこもうが、胃に穴をあけようが、
人工呼吸器につけようが、
どうにでも長生きさせるという
概念がまかり通っていた時代。

だだ、時代のながれと、
自分の経験、年齢が立ってゆくと
無理をしない。
身体的なものだけでなく、
人間として苦しめないということに
傾倒していっている。

だから、100歳をこえて、長寿番付には
乗ってほしいのだが、
無理やり生かさないというのが信条。
はたから見れば、あきらめが早いのかもしれない。

だから、今は、そういう状態にならない様
に、心がけて診ている。

それにしても、
毎日、新型コロナの死者の数が
香川県でもたくさん出ているが、
どうも社会の風潮で、
90代、80代なら仕方ない
という風潮があって
それが私にはとても嫌悪感を感じる。
(だいたい人間なんで20代半ばをすぎると
老化するし、ぼけはじめてしまうのだから)

90代、80代なら亡くなってもいい
というなら、私の受け持っている
患者さんは、3分の1近く亡くなっても
仕方がないということになってしまう。

いまの所
施設でも残念ながら
感染者は、何人かでたが、
全て、施設内隔離で(今、どの病院も
見てくれない!!)治療して
全員、ほとんど元通りに回復
しているし、
やりすぎと思われるほどの検査で、
最低限で防御できている
(クラスターにはさせない!)
外来でも、他院にかかっている
高齢者でもどうにか治療が
うまくいって、
皆、回復している。

毎日、そんな、こんなで、
どうにか抑え込んでいるのだが、
高齢者なら亡くなっても仕方ない
という風潮は、いかにもいかにも遺憾である。!!!

だいたい、
野党も含め政治家たちは、
すずしい顔をして、
高齢者を守り、社会を回す!
ということを言っているが、

今見ている高齢の感染者は、
ほとんど家人の
特に孫なんかからもらっているし、
病院も、介護施設も
働いているのは若い人たち
職員の行動制限は
せざるを得ない
それでもコロナはすり寄ってくる。

どうやって高齢者だけ守れっていうんかい
口だけのやつらは大嫌いだ。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
大学の教授がえらいことになっている。

今、医学部では大学の教授のなり手が
いなくなって大変なことになっている。。。

それもそうだろう。。。。。

なぜならば、∵(昔こんな記号が
数学であった!!)

私の時代は、教授といえば
医局では天皇陛下で
ぺいぺいの若い医者は
直に話ができなかった(秘書を通して)

1.今、大体大学の医局というものは、
以前に話した様に、
文部省と厚生労働省の争いで
文部省が負けて、縮小傾向にあり
医局員が少なくなってしまった。
つまりピラミッドの頂点の教授は
大きい山の大将から、小さい山の大将になってしまった。
(文部省管轄の大学の
医局が医学界に
力を持つことを嫌い、
医局員が激減する
研修医制度を作り上げて医局へはいる
医者を減らしてしまった。)
医局員が減るということは
それだけ、いろいろ力がなくなったということ
(いろいろな病院へ医局員を派遣できなくなって)
地域の医療の頂点ではなくなってしまった。
いろいろ、研究等の本来の大学の
やるべき仕事ができなくなってきている
という事。

2.教授といえば、医局員を指導するもの
力を堅持する役職。
以前は、バカ、アホ、と指導し、
教授に気に入らなければ、いい役職にはつけないし
嫌われたら、左遷。
今そんなことをすれば、
パワハラ、アカハラで教授の方がやめなければ
いけない。

学会に行くときは必ず
カバン持ちといって
世話をする人間がついていた。
大きな医局や、有名教授は、
飛行機、ホテル、現地の食事などなど、
医局員や製薬会社、いろいろな業者が
全て世話をしていた。
”お殿様“
いまは昔の話

ってなわけで、本来の名誉職が
名誉も威張ることもできなくなった。

3.収入が減った。
大学教授といえばたくさん給料がある様におもうであろうが
だいたいが、給料だけなら
世間の人が目を疑うほど少ない。
会社であれば、
一柳機業の重役なのであるが、
今でも50万もらっている人は
まず、いないと思われる。(昔は30万ほど)

昔は大きな医局ほど、臨時収入がたくさん入ってきて
a. 結婚式の仲人
大きな医局なら毎年10人以上結婚式があり
必ず、仲人は教授
だから10×〇万円の申告ナシのお金が入り
(ところが、今は仲人の制度自体が消滅)
b. 博士号取得のお礼
一応、かりにも私も医学博士なのだが、
研究論文のテーマは一応、教授からもらって
研究して、認可するのは教授。
よって、博士になるとお礼がいる
これが大体5人×〇万円
他にも、他の医局の博士号の認可に
10人×〇万円
(ところが、今はこの慣例は、ほぼ廃止)
だから、大きな医局ほど税金がかからない
お金がはいっていた。

c. 講演料の減少
有名な教授になればなるほど教育講演の
依頼があるのだが、1度の講演料が
いろいろな制約がついて減少してしまった。

他、これは推定にすぎないが、
いろいろな病院に医局員を派遣してくれ
とか、○○を使ってくれだのと
袖の下がはいっていた。
(今、それがばれれば即、クビ)

4.有名教授になると
定年後もいろいろ天下り先があって
仕事は終生事欠かなかったが
これも今は減少。

そんなこんなで
教授になっても
特別いいことがあるわけでもない。
そりゃ教授なんてなりたがる
人が減るわけで。。。。。

ただ、問題はそこにあるのではなく、
大学が、研究機関、教育機関としての
役割が減少してきているわけで、
そこには日本の医療の崩壊が見えてきてる
ところにある。
(研究ができなくなってきている
 教育機関がよわって、
 変な医者が増えてきている。
 医局の派遣医がへって
 医師の偏在が加速している。)

ってなことで、
お先真っ暗でさ、、、、