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February 2021 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
渋沢栄一 ??

今回、大河ドラマの主人公である
渋沢栄一。
正直、何で大河ドラマの主人公になったり
1万円札の顔になるのかが
よくわからない。。。。。。
大河ドラマ見てみよっと。

そういえば、1000円札の野口英生
われわれ医師の間では、
もう一つ偉人という
感覚が無い。
なぜならば、医学的な功績が
残っていないからである。
一般の人には
驚くべきことかもしれないが、
医学部で6年間、講義を受けて
野口英生の名前が出てくることがない。

野口英夫は黄熱病の研究で有名なのだが
黄熱病はウイルスが原因の疾患で、
当時、光学顕微鏡しかない時代に
ウイルスを見る方法がなく
(電子顕微鏡なら見える)
結局、結果が得られなかったのである。
唯一の功績は野口培地という
梅毒の純粋培養の培地を作ったのだが
今ではこれも否定的。

当時は、梅毒の研究を中心に
ノーベル賞の候補にも名前が上がったのだが
今では、研究手法や論文の内容に
対して、批判的な者が多い。
(今ではとても認められない)

(医学者としては
志賀潔や、北里柴三郎の方が
業績を残しており、
ノーベル賞をもらっても
おかしくなかったが、医学賞は
当時、やや人種的偏見があったようだ。)

野口英生は、当時から日本だけでなく
世界的に有名な医学者であり
人種差別の中で、大変な努力を
したことは間違いない
しかし、
冷たい様だが、科学というのは
それだけ厳しい世界なのである。
実をいうと山中教授が
ノーベル賞をもらったときにも
われわれの間では首を
かしげる物が多かった。

なぜならば、ノーベル賞は
この部門では、研究の成果だけではなく
その成果が後にどれだけ社会に貢献したかが
受賞のハードルになっており、
例えば、今では有名になっている
ピロリ菌だが
(胃がんの原因の一つと考えられている)
受賞は、ピロリ菌の除菌で
胃がんの発生率が低下したことが
確認されてから受賞している。
(それでも早いといわれていた)

IPS細胞は医学的に貢献して
行くことは間違いないのだが
いずれノーベル賞をもらうことは
間違いないであろうが、
早すぎるのではないかというのが
われわれの中では
一般的なのである。
それだけ科学というのは厳しい世界なのである。

理科系の人間は、
皆、一度は、アインシュタインの様な
スーパースターに憧れる
のであるが、そこには
なみなみなる努力以外に、
運、トピックス性、世間でのウケ
など、いろいろな要素が絡んでくる

日が当たらないところで
大変な努力をしている人達は
沢山いるのだが、
有名人はピラミットの
ほんの先端にある砂粒ほどの
人間といっていい

渋沢栄一か、、、、
大河ドラマはやっぱり明治以前がいいな。。。
と思いつつ
今年1年、見る予定。
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投稿者: ryokusei
人類のなぞ

毎日、みなさんから
コロナワクチンのことを聞かれるけれど
何にもわからない。

お国が決めて
それを地方自治体に丸投げして
それを医師会に相談して
それからこちらに話が来るので、
大体お国自体で、入荷量等が十分決まっていないので
地方自治体も医師会もいろいろ
想定はしているが、決めれていないし、
おそらく、地方の状態でやり方が変わるから
東京や大阪と坂出ではやり方が
違う様になる可能性が高い。

つまり、なにもまだ
私にはわからない。。。。。。のです


話はガラリとかわって、
人類の謎の一つ

なんで皆だいたい若くて、“綺麗”とか
“ハンサム”とか思う人がだいたい同じなのか

ひと昔の映画で主演になる様な女優さんたちは、
一般にみんなが綺麗と思う人が多かったが、
(今は、個性派の人や。。。。)
また、昔のハリウッドの俳優は、背が高くて
2枚目が多かった。

なんで、同じ人間を
綺麗とかハンサムとか思うのか、?

動物的にいうと
異性に求めるのは子孫を残すために
相手を求めるのであって
それなら
相手が女性なら、子供をたくさん産めて安産で、
かつ
元気に子供を育てられる女性をえらんだり、

相手が男だったらできた子が
元気にたくましく生きていける様な相手を
選ぶはずである。

つまり、容姿は関係ないし、
細くて色白の女性とか
ひょろひょろっとしたどこか頼りなさそうな
男性なんて、もっての他である。

また、そんなに綺麗やハンサムでもないが
皆が同じ男性や女性に惹かれる
という現象をみることがるが、
これは微妙なフェロモン的なものが
影響していることは確実とおもうが、
テレビを通じてはこれはない。

平安時代は、ちょっと、しもぶくれの
女性がもてたというが
これはなら がてんがいく。
(食べ物が少ないときややぽっちゃりの人
が健康で、安産タイプだったにちがいない)

一説にはいろいろな人の顔をサイズ的に
平均して合わせると
みんなが綺麗とかハンサムとか
思える顔になるという説がある。

じゃ子孫を
平均的な人間にしたいのか??

なんで??

大体、木村拓哉が人気がでて
来たころから、中性的な
男性の人気が出てきたといわれている。

他の話だが、
人口密度が高くなるとホモセクシャル
な人間が増えてくることは
どうも確実らしい、
動物的な本能的に人口密度を減らそうとしているのか

そうであれば、
今の傾向は人口が増えすぎて
それを減らそうという動物の本能か?

これ以上書くと
森元首相の様になってはいけないので
ここらへんで、、、、
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投稿者: ryokusei
あーしんど

私は、意外と思うかもしれないが、
買い物にいって、物を買う時は
ほとんど内容について
店員の人と話さず、素人として
話して物をかう。
たとえば、電気屋さんでパソコンを
買う時、全く”素人ですですので“と
いってから話を聞いて買う
(一般平均よりは知っていると思うが)
(もちろん、高い物、売りたい物を
売りつけようとする時は警戒するが)

なぜ、そうする様になったかというと。
日常の診療からである。

最近は、患者さんがネットでいろいろ
調べて来たり、お年寄りは
テレビや
近所の人達から、いろいろ
情報を聞いて、私に診察室で
講義をしてくれる人がいるが。

テレビやネットは極端な話が多いし
不確かな情報が多い。
近所の人の話や
テレビの宣伝(こんなに膝がよくなりました等)
は論外。
これをさらに間違った方向から
捉えていることが多い。
また、例えば、便秘一つでさえ、
いろんな原因があって、
これがいいというものは、
人それぞれで、
結構、その人にいい方法を探すのに
一苦労する。
それを、テレビであれがいいと聞いた
とか、友達があの薬を使ってよくなった
とか言われても、困ってしまう。
それを信じて来る人の考えを
変えるのは大変。。。。
結局負けたりして、。。。。
なんせ、私の話より、
テレビで話している教授や、
はたまた、近所の人の話の方が、
断然、上なのだから。

例えば、高血圧にこの薬がいいとか
この食べ物がいいとかという事を
人に聞いて、変えてくれと言ってくる人がいる。
ところが、高血圧というのは
原因が複雑で、薬も様々な薬があり、
その中で、原因、薬の作用、
他の持病との関連性、
その人が元気で長生きするためには
どの薬がいいか、
はたまた、その人の性格
(薬をちゃんと飲む人か、時々
忘れる人か、仕事や性格上、3回ちゃんと
飲む人か、一回だけならちゃんと
飲む人か)
仕事上、低血圧だけにはさせれないとか
最終的には経済的にどれがいいか。
といろいろ考えて処方している。
(ホントに)。

いくらいろいろ知識を得てきても
やはり、腐っても40年間
医学に携わっている。
テレビやネットの情報を聞いても
正面より捉えることができるけれども
あまり知識がないと必ずといって
間違った知識になっている。

テレビにOO教授といって出ていても
結構偏った考えを言っている人や
テレビ局の思惑で、変に編集していることが
多い。

もし、商売をしてる人なら
自分が、ずっとやって来ていることで、
いろいろ調べてきて、いろいろ
話をされても、結構とんでもない
事を言っている人に
遭遇すると思う。。。。
それと同じ。。。です。。。

あと、加えて言うと、
自分の患者さんが、他の病院に行ったり
して(特に大きな病院や若い先生)
急に薬が変わってくることがある。
よく、高い薬や、新しい薬や治療法
に変わってくることがある。

先に話した様にいろいろ考えて
出している処方を急に変えられると
涙がでてしまう。。。

医者は、それぞれ考え方がある。
特に自分の専門分野では
いろいろ自分の考えから
自分独自の治療は持っているが、

治療というのは、大学病院で試験をしている
のではないので、
一般に広く認められて初めて
するべきものと考えているので、
決して自分独自だけの考えての治療は
基本的にしない。
それが、一般の病院がするべきことと
考えている。

余談。
まー、自分も年齢を重ねてくると
有名な教授たちも
年下が多くて、なにをいっても
ほとんど“くそくらえ”って
思っている。。。。。。。へへ
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投稿者: ryokusei
あー心がすさむ

このコロナ禍は、まだまだ続きそうだが、
この一連の出来事は、
ことごとく日本人の、いや人間の
浅はかさと動物としての未熟さを暴露する。
また、このネット社会は
その馬鹿さ加減を倍増する。
毎日、毎日、
口々に思い思いの考えをいい
思い思いの行動をする。
あーいやだいやだ。

まるで小学校の低学年の教室で
おさない生徒たちが
教室で、がやがやとしゃべって
あげくの果てに
思い思いに行動し始めて
大混乱の教室になっている様。

正しいことを言う生徒は責められ、
おもしろいことを言う生徒の言葉に
みなが耳を傾ける。
皆が自分の言っていることは正解と思っている。
先生の声はうるさくて通らず
また、だれも先生を信用していない。
どうしてこんな社会になっちまったのか
やっぱり人間はあさはかな
幼稚な動物としかおもえない。
という話はさておいて、

最近、気が付いたのだが、
街に映画の宣伝の看板がほとんどなくなってしまった。
映画がまだ華やかなりしころ
街中に映画のポスターがあった。
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そう、あの荒井由実の
いちご白書をもう一度の詩の一部
“雨に破れかけた、街角のポスターに~”を
ほとんど見なくなったのである。

以前、話した模型の箱絵と同じように
映画のポスターの魅力で
映画を見に行ったものだった
(がっかりさせるものも多々あったが)
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私はやはり
絵がきれいなものが好きたっだが
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外国にはそれ専門の絵を書いて
有名になった人達もたくさんいる。
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大げさなことをいえば、
絵とタイトルとを書いた上に
簡単な映画の内容とキャスティングを
入れる総合芸術で、
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このティファニーで朝食と
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風と共に去りぬ
のポスターは最高。

また、
映画館に行けば、
ちょっと似てない
看板屋さんが書いた絵も
今となっては懐かしい
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null
アナログなおじさんは、
こんな街の風物詩
がなくなって行くのが
なんか寂しい。