患者さんに薬を処方する際に以下のような理由で
患者さんがお持ちの ”お薬手帳” を拝見しています。
 
 1、皮膚の症状が今飲んでいる薬の影響があるか否か。
     薬疹、蕁麻疹、お顔の赤みやほてり でよくあります。
     
     例:抗生物質、血圧の薬、痛み止めが犯人になる
       ことがあります。⇒この時は薬を変更
       していただく事があります。

 2、他の病院の薬とだぶらないように。

 3、今回処方する薬は以前の薬とけんかしないか。

     例:水虫の薬は、胃薬やコレステロール、睡眠薬との
       相性が悪いので注意して問診をします。
  
 4、今回の治療薬を選ぶ時の決め手になる。
  
    以前使っていて合わない薬がわかります。
   
     例:Aがあわなければ、同じ系統の使用は避ける。
       交差反応といってAが合わない時はBも使えないので
       今回はCという薬を処方する。
 
 5、時に、今飲んでいるお薬を漢方薬などで減らすことができます。

 ”お薬手帳” は診察の際に大切な情報となります。
 受診の際はお持ちください。