還暦

今年は、鼠年、
年男です。

よく考えれば、還暦、
昔風に、数えで言えば、1月1日より還暦です。
赤いちゃんちゃんこです。

私だけではないと思うが、自分の
年に、
気づいていない!

自分が子供のころといえば、
定年は55歳で、還暦のちゃんちゃんこを
着るのは結構なジジイと思っていた。

この2カ月ほどインフルエンザの接種をしていたが
自分の年齢に近い人を見ると
“えー、俺、こんなに老けているんだ”
“この人、おれより若いの?”
って思うことがしばしばだった。
(自分の年を忘れている証拠)

そういえば、自分のおやじが60歳のころ、
かなり高齢に見えて(自分がおやじが42歳ごろ
の子なので、18~9歳のころだったから
よけいに)、大丈夫かな、、、おやじが死んだら
大学の学費、生活費は、どうしようなんて
おもっていた。

一緒にずっといればあまり、わからないが、
県外の大学にいったり、県外に働きにいって
時々帰ってくることがあった人ならわかるだろうが、

親が還暦をこすと、
この時期、、年末年始に家に帰ってきたりすると、
その度に自分の親が年をとったと
感じたものだった。

見た目だけではなく、
ほんのちょっとしたこと、
たとえば、風呂の掃除が以前より甘くなっていること
に気づいたり、以前より食後によく寝ているのを見たり
以前よりもの覚えが悪くなったり、耳の聞こえが
悪くなったりとかで、

娘からすると
自分もそう見えているなんだろうと思うと
とても悲しくなってきた。

還暦は昔の習慣であるから、
還暦祝いの風習ができたころはおそらく
世の中の平均年齢が50歳以下の状態で
あったころで、いまでいうと
90歳ぐらいのお祝いといったところだろうか
と自分をなぐさめながら

ま、今の年齢を自覚して
今年は生きてゆこーっと。
と思う年始であった。