医療崩壊は今の方が凄い。

2年前、あれだけ医療崩壊を
さけんでいたマスコミは
それに対しては沈黙。。。。。

今、コロナ陽性者を見たら
保健所にれんらくして
Her sysという厚生省のシステムに
入力するのだが、

まず、保健所に連絡するのに
なかなか電話がつながらない。
電話がつながって
“上里の院長です”というと
電話の向こうの声がホットした
声になる。

苦情の電話が多すぎて
苦情の電話ではないとわかると
ホットするのだ。。。。

確かに2年前は、
保健所がまったく危機感がなく、
病院側がいだいている危機感が
伝わらず、悠長にかまえていて
激怒したことがあったが、
今は、かわいそう。。。。。

実は、保健所だけではない。
今、当時より恐ろしいぐらい
医療崩壊が起こっているのである。

まず、
患者さんを送れないのである。
それどころか通常の
患者さんさえ診れなくなっている
最近は、消化管出血の患者さんを
送るのに5つの病院に
断られてやっと送れた次第。

それは、なによりも
従業員の不足にある。
どこの病院も
職員の休みが増えている。
当院や介護施設でも濃厚接触者はいないが、
病院なので、濃厚接触者の
接触者も数日状況が判断できるまで
休ませている。
(そんなのお構いなしにやっている
病院もあるが、、、、)

当院に限って言えば、5人の
職員の1人でも欠ければ
もう大変。
100人の従業員の会社なら
20人休むことと同じなのである。

そのうえ発熱患者さんの増加で
もう、くたくたである。
(発熱患者さんが来ると
防御したり、検査したりで
そのうえ陽性者であれば
保健所への報告や
先にいったhersysという
システムに入れるのやらで
10倍の労力と時間がいる)
当院は、介護施設を見ている関係で、
当初からコロナの検査をしている
のだが、最近は、保健所からの依頼も
ふえて、手が回らない状態。

末端の診療所がこの状態であるから
もう完全な医療崩壊といっていい。

その上で、医療関係者の思いは
世間が、こんなに
行動規制していないのに、
我々は、以前よりまして、
行動規制している。。。。。。。

近所の飲食店が
満員だったり、
ホテルに県外ナンバーの車
がたくさんとまっているのを
みると無茶苦茶複雑。。。。

当院では、かかりつけの人
のワクチンまで
引き受けてしまったので
もう限界を通り越している状態。

当時から、
無茶苦茶、疑問に思っていた
医療関係者に感謝という
われわれからみれば
なにか、妙な押し付けの様な
感謝が、今、一番頑張っている
時に、非難の様に変わってきている
のが、私にしてみれば
思っていた通り。。。。

という今週も愚痴の
ブログでしたが、、、、、

今、本当に病気にはなれない
状態ですから。。。。
お気をつけあそばせ。