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投稿者: furujinmachi
リワークデイケアその1ではリワークデイケアについての説明文を作りたいと思ったきっかけを、その2ではうちの診療所でリワークデイケアをするようになった経緯を書きました。興味のある方はぜひ読んでみてください。
リワークデイケアを始めた時は、参加をお勧めしたい患者さんが早く参加できるように、開催時期をかなり詰めてやってました。うちのリワークデイケアは、3ヶ月間のしっかりしたプログラムを組んでいるのですが、初級のスタート開始日をほぼ毎月に設定していました。でもそうすると、1回1回の参加者が少ないグループになってしまい、結局効率が悪くなったり、だんだんみんな参加しなくなったり。ちょっと集まりのよくないデイケアになってしまっていました。
そこで2年ほど前から、年に3回開催することにしました。年末、GW、お盆のような長期休みになる間を挟まないように、1月中旬から4月中旬、5月初旬から8月初旬、9月中旬から12月中旬で年3回。そして間の期間に、参加者を募集するというスタンスにしました。そうすると、1回に10人前後の参加者が集まり、意見交換もできるようになって、リワークデイケアとしての機能が果たせるようになってきました。
そして、今がまさに、その勧誘の時期なのです!勧誘は私の仕事なので、次のリワークデイケアに人が集まるかどうかは、私にかかっています!
私自身、リワークデイケアに参加した患者さんからいろいろなお声をいただき、リワークデイケアに参加する大変さや、メリット、皆さんどんなことを感じたか、それが理解できるようになってきました。なので、他の人に参加をお誘いするときに、具体的な話、参加された方の感想なども伝えて、お誘いすることができるようになってきています。しかし、結局、いろんな人に同じ話をすることになります(相手を見ながら、どの要素を強調するか、多少工夫をしていますが)。なので、もう少し効率を考えた工夫ができたらよさそうに思いながら、ここまできてしまいました。
前回の勧誘の時にも、何かお誘いの資料を作りたいと思っていて、そういう話もしてたんですよね、なんだかんだ言い訳して作成しないまま今回のグループが終わってしまったのです。もう、そろそろやるしかない。頑張って、配布資料の作り直しをしたい、と考えております。
どんな内容にするかを考えるついでに、noteに私なりの考えをまとめて、それを元に資料にしようという作戦です。リワークデイケアの開催頻度や料金、どんな内容をするかといったことはすでに資料で作っています。なので、何を目的に参加するのか、参加することでどんなメリットが期待できるのか、どんな人が参加するといいのか、今まで参加した人の感想、などを書こうかと思います。参加するメリットは、リワークデイケアに参加すること自体のメリットと、プログラムをこなすことのメリットと両方あると思いますので、その辺りも説明したい。
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投稿者: furujinmachi
昨日、リワークデイケアについて少し触れました。今日はその続き。
そもそも、うちの診療所でリワークデイケアを始めたいと思ったのは、私が診察時間の足りなさを痛感したからです。9年前に診療所を開業したのですが、それまでいた職場(大学病院)とは、来られる患者さんがずいぶん違いました。大学病院に来られる患者さんは、すでに他の医療機関で治療をされていて、紹介されてくる方が多くて、入院が必要な方も多かったんですよね。でも診療所は、もっと早い段階で来院される方が多いです。しんどくなったから仕事どうしよう、みたいな相談がすごく多くなりました。それで仕事を休んでいただくんですが、休職中ってどう過ごしたらいいの?復職する時ってどうしたらいいの?といった困りごとに対する説明が必要になることが増えました。しかも、大原則は共通することも多くて、「今日はこの説明するの何人目だろう?」みたいに思うこともあって。いっそ、みんないっぺんに説明できたら、もっと丁寧に、いろいろ説明できるのに、っていうことを考えるようになりました。
その頃、都会では「リワークデイケア」というものが広がっている、ということを知りました。元々精神科には「デイケア」というリハビリプログラムの制度があり、精神科病院では、通院患者さんが医療保険で利用できます。居場所作りだったり、社会復帰のためのリハビリだったり、そこではいろんな活動をしているのですが、休職中の人のための、復職に特化したプログラムがあるのが「リワークデイケア」という事になります。グループでいろんな知識を身につけてもらえたら、皆さんが知りたいと思うニーズに応えられそう、と感じました。
それで自分のところでもリワークデイケアをしたい、と思うようになったのが、まだ開業して2年目くらいだったと思います。そのためには、リワークデイケアをする場所と、担当するスタッフが必要になります。
開業した当時は、それまでの大学病院が結構忙しかったので、少人数のスタッフで、無理せず働こうと思っていました。開業当時は医療事務の人1人、心理師さん1人、パートの看護師さんというメンバーでやってたんですよね。でも、想像していたよりたくさんの患者さんにきていただくことができて、来られる患者さんのニーズにどうやって応えていくかを悩むようになりました。自分1人で頑張るのには限界があります。そうやって悩んでいた頃に、少しずつ、信頼できる人と知り合う機会ができて、お願いして、心理師さん、看護師さん、精神保健福祉士さんと、少しずつスタッフを増員していきました。
そして、リワークデイケアをやりたいということをスタッフに相談し、スタッフにプログラムを考えてもらいました。そして、参加希望者を募って、リワークデイケアを開始する事になりました。
この話、もう少し続きます。
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投稿者: furujinmachi
昨日、慣れない庭仕事をして、今日は全身筋肉痛の朝です。でもまあ全身筋肉痛でも、パソコンが打てて頭が回れば仕事はできます。ちょっと患者さんを呼びに行く時の動きがぎこちないくらい。
庭仕事も手加減すればいいのに、やり出すと必死になってしまってよくない。でも、先月庭仕事をし始めた初日はもっと酷かったので、だんだんと慣れることを期待しようと思います。
昨日の木曜日は当院は半日勤務の日で、朝一番にリワークデイケアに関するスタッフミーティングをしました。そろそろ今のグループが終了するので、次のグループ参加のお誘いに関して、患者さんに声かけをしていく事になりました。声かけの担当は私です。うちの診療所はいろんなことを分業して業務効率化に努めていますが、患者さんへの最初の声かけは私。詳細な説明はスタッフが手伝ってくれます。でも最初の声かけって大事だと思うんですね。どんなふうに説明してもらうかで受ける印象が変わると思います。なので患者さんによって、こういうメリットがあります、こういうことをします、みたいな説明内容が少しずつ違います。違うことを言うというか、強調する点が違う、みたいな。
なので、お知らせの案内はシンプルにして、あとは口頭で説明する、というスタイルでやってきてました。でもさすがに、もうちょっとだけ詳しい説明文があってもいいのかなと思うようになってきました。文章だけ長々書かれても、あまり頭に入ってこないこともあるとは思います。でも説明文もないのもどうかなと。
実際リワークデイケアに参加すると、担当スタッフからオリエンテーションがあり、そこで詳細に説明は受けるようになります。なのでまあ、それでいいかなと思ってたんですが。先日胃カメラを受けに内科に行ったんですが、胃カメラを受けるのにも説明、同意書、その後の結果といっぱい紙をもらったんですね。
私は、精神科だけ特別扱いされるのが嫌で、ちゃんとした他の身体科の診療に近づけたいと思っています。精神科ってなんだかよく分からない、と思われたくないんです。(内科でもよく分からないこともありますが)。なのでこれから資料作り(すでにあるものを見直してリメイク)に力を入れたいなあと思ってます。
そもそもリワークデイケアとは何か?というところからになるかと思います。
リワークとは、return to workの略語になります。うつや適応障害などで、仕事を休職している人が、職場復帰をするためにリハビリをする、ということになります。
デイケアとは、病院や診療所で行う通所プログラムで、グループでリハビリプログラムを行うものになります。
リワークデイケアは、グループのリハビリプログラムのうち、職場復帰に特化したもの、ということになります。
また、明日以降で続きを書きます。
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投稿者: furujinmachi
ちょっと前のニュースで、「タイパ重視の令和世代が、今編み物にハマっている」ということを取り上げてました。まず、令和世代ってタイパ重視なんだ…ということに驚き、そして今の時代に編み物ブーム?とまた驚き。私、編み物すごく好きなので、編み物ブームが去らないうちに、手芸屋さんをのぞきに行こうと思います。ブームの時って、きっといろんなグッズが増えてて、素敵なものが見つかりそう。
令和世代がタイパをやめつつあるかもしれない?この時に、私はタイパを考えて、最近夜にエアロバイクを漕ぎながら認知行動療法についての動画を見ています。どっちかだけだとだんだん飽きてくるんですよね…エアロバイクだけやってると、飽きてすぐやめたくなる。動画も見てるだけだとなんか時間がもったいない気がしてきて、他に何かしながら聞こうとする。そうすると結局動画に集中できなくなって、何の話だったかよく分からなくなってしまう。なので今はエアロバイク漕ぎながら動画を見るというのが、時間効率も良くてちょうどいい感じです。
前置きが長くなりました。その動画を見ていてハッと感じたこと。患者さんが何か辛いことがあった時に、それについてあまりたくさん表現しない時があります。「もう最悪でした」「がっかりです」「もうダメです」みたいな言葉で、詳細には表現しない。それは、詳しく話すと、患者さんがその辛かった気持ちを再び詳細に体験してしまうから、それで詳しく話さない。つまり、詳しく話さないことで感情を抑制している、と講師の先生が説明していました。再び自分が辛い思いをするのを、避けている。心を守っている行動なんですよね。
診察の時にこのような状況があると、前後の文脈から、「ああ、しんどかったんだな、あまり話したくないよな」みたいに察します。でも、今までは、「どう最悪な感じなのかもうちょっと聞いてもいいですか?」みたいに聞いて、もう少し詳しく話してもらったりすることもありました。「〇〇って考えて最悪って感じてるってことですか?」みたいに確認したり。察したつもりで察しきれてないことも結構あります。
認知行動療法的にはそれで良かったんですよ。詳しく聞いて、そこで患者さんがどう思い、どう感じているのかを把握して、そこから作戦会議みたいになるので。でも、言葉を短く話してる時って、思い出したくない、そのことでまた辛い思いをしたくないっていうメッセージだったりする。なんか、指摘されたら当たり前のことなんですが、そういう視点で考えたことがなかったので、大きな気づきでした。
それでも、必要なこととして患者さんに聞くのか、あるいはこれ以上嫌な思いをしないようにそっとしておくのか。その判断は、状況によって変わると思うんですね。でも、自分がしようとしていることにどんな意味があるのか、この質問をすることが、患者さんにどのくらいの負担があるのか、それをいろんな角度から把握しておくことは、すごく大事なことだと思います。そしてそれは、負担になるからしない、ということでもなくて。医療現場は、治療のためには少し負担になることをしないといけないこともあります。採血みたいなものですよね、痛いけど血をとって測定しないといけない。でも痛い思いさせてごめんねって、そういう配慮の気持ちを持つことが医療従事者として大切と思います。
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投稿者: furujinmachi
記事を書いてから、画像を検索させてもらったら私の気分にピッタリの画像があってちょっと嬉しくなりました。ちなみに私は白衣は着てません。あれ肩凝るんですよね。なので嫌いなんですよ。
先日、辛かった症状が改善し、通院を終了された患者さんがいました。今日で通院は一旦終わりにしましょう、という話になって、「先生のおかげで助かりました、ありがとうございました」と深々とお礼を言われました。正直とても嬉しかったです。
私がまだ医者になりたての頃に読んだ心理学の本には、カウンセラーはできるだけ存在感が薄い方が良いというようなことが書いてありました。クライエントが自分で良くなったと思えるように、「一体カウンセラーは何をしてくれたんだろう?」と思われるくらいがいいんだと。そしてカウンセリングが終わったら、忘れられるくらいの方がいいのだと。なるほど、自己肯定感を高める上でも、「自分で治った」と思ってもらえるくらいがいいんだなと、当時の私は妙に納得しました。
当時の私は、「なんとか自分がこの人を治さないと!」と、目の前の人をすごく抱え込む傾向があったように思います。ある意味、余裕がなかったというか、力みがすごかったというか。そうではなくて、患者さんのことを信頼し、「この人は自分で治る力がある」「私はそのお手伝いをする立場だ」というスタンスは大事だなと思います。
しかしそれでも、存在感の薄い医者を目指す気にはどうしてもなれないんですよね。忘れられるのも寂しい。通院を卒業されることは本当に喜ばしいと思います。でも、困ったらまた思い出して、頼ってきて欲しい。
患者さんにはよく「火傷」の話をします。今回、熱いヤカンに触ってしまって火傷になってしまった。適応障害のように、何か原因があって「うつ状態」になったっていうのはそういうことです。お薬を飲んで、休養して、火傷をまずしっかり治しました。でも、また熱いヤカンに触っちゃうと火傷しちゃうんです。どんなに熱いヤカンに触っても、火傷しないように治療するのは無理です。熱いヤカンに触らないように、気をつけていただきたい。でも、うっかりまた熱いヤカンに触っちゃったら、火傷がひどくならないうちに治療に来て欲しい。
患者さんがこころの火傷になった時に、「あ、そうだあそこにいこう」と思い出してもらえる存在になりたいなあと思う今日この頃です。
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投稿者: furujinmachi
noteにアカウントを作って、ずいぶんと時間がたってしまっております。最初にアカウントを作ったときは、そろそろ自分の学んできたことをアウトプットしたいという思いからでした。精神科医として精神科医療のことはもちろん、心理学にもすごく興味があり、心理学についてもセミナー、勉強会、読書等々たくさんしてきました。読書は、好きかと言えば好きではないのですが、どうも動画コンテンツだと、話すペースによっては飽きてくる(最近、速さを速めて見る技を覚えてずいぶん快適になってきましたが)ので、自分のペースで情報を得られる読書の方が向いているのかなと思います。知りたいという知識欲は多くて、本を買っては溜めてます。Kindleの中も本だらけです。
心理学を学んでよかったと思うことは、仕事に役立つのはもちろん、自分自身のメンタルを整えるのにもとても役に立ったことです。あと育児。学んだことにめちゃくちゃ助けられました。「共感する」ということが、生まれ持った才能とかではなくスキルなのだと知った時は驚愕。日々、育児の中で学んだことを実践し、たくさん感動していました。
noteには、そんなふうに自分が知って役に立ったこと、「これは他の人にも知ってほしい!」と思ったことを書いていきたいと思っています。日々の仕事の中で「ああ、時間がたくさんあればこのことを伝えたいなあ」と思うことなんかもここに吐き出していきたいと思ったり。まずは自分の思うことを書いてみて、だんだんnoteに記すテーマのようなものが見えてくればいいのかな。写真の設定や記事の作り方なんかも、少しずつ覚えていきたい。もちろん、いろんなことをちゃんと知ってから書き出すようにしようかと思って、色々noteの書き方に関する記事を読んだり、本を読んだりしてみたけれども、まずは投稿してみて、やりながら覚えていこうかなと思います。
冒頭にも書いたように、noteを始めようと思い立ってから、多分数年経っているんですが、これまで、自分の余暇の時間ではひたすらゲームをしてました。小学校の時にファミコンが出てから、勉強の合間にずっとゲームをしてきて、とにかくゲームは大好き。育児と仕事でめちゃくちゃ忙しくなった時期に、ゲームをしなくなった時期が一瞬あったように思いますが、コロナ禍で遊びに行きにくくなった時に一気にスマホゲームにハマりました。最初はいろんなスマホゲームをしていたんですが、そのうち一つにハマってずっとそれに時間を使って。ただ、時間帯の決まったコンテンツの多いゲームで、日常生活にも支障が多くなったのと、課金…課金をしないと遊びにくいというか、自己肯定感を保つのに課金をしないと追いつかなくなってきて、これはもうちょっと良くないと思ってバッサリやめて。それが去年(R6年)の10月だったかな。それからは、家にあったプレステでしばらくドラクエをやったりしてましたが、なんとなくそれも先月中旬で目処が立って。今は珍しく全くゲームをやっていません。何か次のゲームを始める前に、noteを書くことを習慣づければと思ってます。たちまち今月は毎日投稿を目指して頑張ります。いや、あんまり頑張る!になると疲れるといけないから、楽しみながらやっていこうと思います。
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投稿者: furujinmachi
急に秋めいてきました。
季節の変わり目は常にしんどいです。。。
が、色づいていく葉っぱを毎日観察するのは楽しいですね。
お久しぶりのブログ更新となってしまいましたが、SPESは変わらず毎月ぼちぼちと開催しております!
先日は10月の勉強会を行いました。
テーマは、「引きこもりへの対応」
講義の中で、患者さんとの関係を良いものにするためには家族自身が自分の生活を豊かにすることが大切とありました。
でも、患者さんが症状に苦しんでいたり機嫌が悪かったりしんどそうにする中で、家族が笑って過ごすことは考えるよりずっと難しいよね、と話し合いました。
意識して家族自身が自分を癒す時間、例えば美味しいランチを食べるとか少し高いスイーツを食べるとか、を持つことが大事なんだろうと思いました。
家族が自分の苦しみを理解してくれたり、一緒になってどうしたらいいのか考えてくれることは、患者さんにとってとても大きな力になると思います。でも、自分のせいで家族が疲弊していくのを敏感に察知するのが患者さんです。
家族が日々ガス抜きをして、元気でいること。
家族が生活を楽しむこと。
患者さんにとって、きっと良い影響を与えるのではないかなと思います。
いつも会を終えて思うのは、みんな頑張ってるなあってことです。
私もまた1ヶ月頑張ろう!
季節の変わり目は常にしんどいです。。。
が、色づいていく葉っぱを毎日観察するのは楽しいですね。
お久しぶりのブログ更新となってしまいましたが、SPESは変わらず毎月ぼちぼちと開催しております!
先日は10月の勉強会を行いました。
テーマは、「引きこもりへの対応」
講義の中で、患者さんとの関係を良いものにするためには家族自身が自分の生活を豊かにすることが大切とありました。
でも、患者さんが症状に苦しんでいたり機嫌が悪かったりしんどそうにする中で、家族が笑って過ごすことは考えるよりずっと難しいよね、と話し合いました。
意識して家族自身が自分を癒す時間、例えば美味しいランチを食べるとか少し高いスイーツを食べるとか、を持つことが大事なんだろうと思いました。
家族が自分の苦しみを理解してくれたり、一緒になってどうしたらいいのか考えてくれることは、患者さんにとってとても大きな力になると思います。でも、自分のせいで家族が疲弊していくのを敏感に察知するのが患者さんです。
家族が日々ガス抜きをして、元気でいること。
家族が生活を楽しむこと。
患者さんにとって、きっと良い影響を与えるのではないかなと思います。
いつも会を終えて思うのは、みんな頑張ってるなあってことです。
私もまた1ヶ月頑張ろう!
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投稿者: furujinmachi
いつもより早い梅雨入りとなり、体調管理が難しい季節になりました。
なんとなくだるくてしんどくて、スッキリしない毎日ですね。
そんな中、先日摂食障害家族会SPES5月の勉強会を行いました。
テーマは、「傾聴する その2」
傾聴・・・、看護師として学生の頃から何度も何度も耳にしてきた言葉ですが、本当に奥が深く難しいと感じています。
家族の方達からも、傾聴と言ってもどうしたら上手く話しを聞けるのか、どういう言葉がけをすれば相手が思っていることを話してくれるのか、とても難しいといった意見が出ました。
傾聴と言っても、ただ話しを聞くだけでは相手の心は理解できないし、何より相手が心の中に抱えている想いを語ってくれること自体が家族の皆さんにとってかなりハードルが高いことが分かりました。
今回の講義では、具体的な言葉かけの例を知ることができたので、早速帰ってムスメや夫に使ってみようと思いました。皆さんもトライできたかな。
いつも思うのは、親になるということも、誰かの妻や夫という立場になるということも、摂食障害という病を抱える当事者の家族になるということも、そこで起こることは全部初めての事ばかり。
だから上手くいかなくて当然ではないのかな。
とりあえずやってみる。
上手く言ったことは続けてみる。
上手くいかなかったことは、方法を変えてやってみる。
私がいつも家族の方にお伝えしていることですが、私たちが出来ることはこれを繰り返すことなのかなと思います。
方法を変えること、やってこなかったことにチャレンジすること、これらはとても勇気がいることです。
でも、相手を変えることは出来なくても自分がすこーーーーしだけ変わることはできるはずなので、やってみましょう!と。
相変わらず毎度同じことしか言えない私です^^;
来月もよもよもお話しましょう!
摂食障害家族会患者の家族会SPES(スペース)は毎月第1、第3木曜日の10:00から開催しています。
ご参加は、当院通院中の患者さんのご家族に限らせていただいています。
詳しいことは、受付または看護師にお尋ねください。
なんとなくだるくてしんどくて、スッキリしない毎日ですね。
そんな中、先日摂食障害家族会SPES5月の勉強会を行いました。
テーマは、「傾聴する その2」
傾聴・・・、看護師として学生の頃から何度も何度も耳にしてきた言葉ですが、本当に奥が深く難しいと感じています。
家族の方達からも、傾聴と言ってもどうしたら上手く話しを聞けるのか、どういう言葉がけをすれば相手が思っていることを話してくれるのか、とても難しいといった意見が出ました。
傾聴と言っても、ただ話しを聞くだけでは相手の心は理解できないし、何より相手が心の中に抱えている想いを語ってくれること自体が家族の皆さんにとってかなりハードルが高いことが分かりました。
今回の講義では、具体的な言葉かけの例を知ることができたので、早速帰ってムスメや夫に使ってみようと思いました。皆さんもトライできたかな。
いつも思うのは、親になるということも、誰かの妻や夫という立場になるということも、摂食障害という病を抱える当事者の家族になるということも、そこで起こることは全部初めての事ばかり。
だから上手くいかなくて当然ではないのかな。
とりあえずやってみる。
上手く言ったことは続けてみる。
上手くいかなかったことは、方法を変えてやってみる。
私がいつも家族の方にお伝えしていることですが、私たちが出来ることはこれを繰り返すことなのかなと思います。
方法を変えること、やってこなかったことにチャレンジすること、これらはとても勇気がいることです。
でも、相手を変えることは出来なくても自分がすこーーーーしだけ変わることはできるはずなので、やってみましょう!と。
相変わらず毎度同じことしか言えない私です^^;
来月もよもよもお話しましょう!
摂食障害家族会患者の家族会SPES(スペース)は毎月第1、第3木曜日の10:00から開催しています。
ご参加は、当院通院中の患者さんのご家族に限らせていただいています。
詳しいことは、受付または看護師にお尋ねください。
カテゴリー: 総合
投稿者: furujinmachi
2021年が始まりました。
今年もこの会が患者さんやその家族にとって希望の光となれるよう、一緒に笑い、泣き、頑張っていきましょう!
さて、早速新年一回目の勉強会を開催しました。
テーマは、「家族のタイプ」
自分自身がどのようなタイプなのか、また自身の傾向が患者さんにどのような影響を及ぼすのか、客観的に知ることができました。
家族もそれぞれに個性があったり、家族の状況があり、患者さんが求める対応が十分に出来ないこともあるけれど、家族全員で補い合いながら暖かく、毅然と、長い目で寄り添っていけたらいいですねと話し合いました。
対医療者ではなく、同じ病気の家族を持つ存在同士だからこそ分かり合えること、勉強になること、楽になれることがあるという言葉を聞いて、この会をみんなと続けてきて良かったととても嬉しく思いました。
摂食障害患者の家族会SPESは、毎月第1、第3木曜日の10:00から開催しています。
ご参加は、当院通院中の患者さんのご家族に限らせていただいています。
詳しいことは、受付または看護師にお尋ねください。
今年もこの会が患者さんやその家族にとって希望の光となれるよう、一緒に笑い、泣き、頑張っていきましょう!
さて、早速新年一回目の勉強会を開催しました。
テーマは、「家族のタイプ」
自分自身がどのようなタイプなのか、また自身の傾向が患者さんにどのような影響を及ぼすのか、客観的に知ることができました。
家族もそれぞれに個性があったり、家族の状況があり、患者さんが求める対応が十分に出来ないこともあるけれど、家族全員で補い合いながら暖かく、毅然と、長い目で寄り添っていけたらいいですねと話し合いました。
対医療者ではなく、同じ病気の家族を持つ存在同士だからこそ分かり合えること、勉強になること、楽になれることがあるという言葉を聞いて、この会をみんなと続けてきて良かったととても嬉しく思いました。
摂食障害患者の家族会SPESは、毎月第1、第3木曜日の10:00から開催しています。
ご参加は、当院通院中の患者さんのご家族に限らせていただいています。
詳しいことは、受付または看護師にお尋ねください。
カテゴリー: 総合
投稿者: furujinmachi
先日、11月の摂食障害家族会の勉強会を開催しました。
今月のテーマは「摂食障害の成り立ちについて」でした。
摂食障害の患者さんは自尊心が低い人が多く、頑張っても頑張っても自己評価が低いのが特徴の一つです。
では、自尊心はどうしたら高くなるのか?
自尊心を高めるためには、どういう関わりが必要なのか?
参加者で色々と話し合いました。
話しているうちに、家族自身も自分になかなか自信が持てないのだから、患者さん本人への自尊心を高める声かけが難しくて当然だよね、という話が出ました。
それから、自尊心が高まるということは、自分の感情を大切に出来るということかもしれないという意見が出ました。
特に『怒り』という負の感情を、感じても良いのだと自分自身が思えるようになること、それから安心してその感情を出せるようになること(出来れば健康的な方法で)。
患者さんによっては、自分がどんな感情を抱いているのかすら気付いていないことも多いと思います。
拒食、過食、嘔吐といった健康的ではない方法で感情を表出している段階の人もいます。
家族ができることは、焦らず、へこたれず、じっくりと、自分の感情も大切にしながら、患者さんのありのままの感情を受け止める準備をしておくことくらいなのかなあ、と話し合いました。
来月まで、またぼちぼちやりましょうと会を終えました。
摂食障害患者の家族会SPESは、毎月第1、第3木曜日の10:00から開催しています。
ご参加は、当院通院中の患者さんのご家族に限らせていただいています。
詳しいことは、受付または看護師にお尋ねください。
今月のテーマは「摂食障害の成り立ちについて」でした。
摂食障害の患者さんは自尊心が低い人が多く、頑張っても頑張っても自己評価が低いのが特徴の一つです。
では、自尊心はどうしたら高くなるのか?
自尊心を高めるためには、どういう関わりが必要なのか?
参加者で色々と話し合いました。
話しているうちに、家族自身も自分になかなか自信が持てないのだから、患者さん本人への自尊心を高める声かけが難しくて当然だよね、という話が出ました。
それから、自尊心が高まるということは、自分の感情を大切に出来るということかもしれないという意見が出ました。
特に『怒り』という負の感情を、感じても良いのだと自分自身が思えるようになること、それから安心してその感情を出せるようになること(出来れば健康的な方法で)。
患者さんによっては、自分がどんな感情を抱いているのかすら気付いていないことも多いと思います。
拒食、過食、嘔吐といった健康的ではない方法で感情を表出している段階の人もいます。
家族ができることは、焦らず、へこたれず、じっくりと、自分の感情も大切にしながら、患者さんのありのままの感情を受け止める準備をしておくことくらいなのかなあ、と話し合いました。
来月まで、またぼちぼちやりましょうと会を終えました。
摂食障害患者の家族会SPESは、毎月第1、第3木曜日の10:00から開催しています。
ご参加は、当院通院中の患者さんのご家族に限らせていただいています。
詳しいことは、受付または看護師にお尋ねください。