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October 2017 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
先に最近、循環器とか、呼吸器とか
専門的に開業している先生がふえたこと
を話したが、

大きな病院でたとえば循環器科として
みていて、そのまま循環器科として
開業するという様な人がふえている。
近頃はそうやって専門性を前面にだして
他との違いを前面にだして患者さん
を集める先生も多くなったが、

逆に言えば、若いドクターは、
アレルギー科とか呼吸器科と
いう風にしか見れなくなってきている
ともいえる。

ただし、今、厚生労働省が開業医にもと
めているのは浅く広く見れる医者
前回の数字でいえば、全体的に2
診れる医者をもとめて、
かかりつけ医としようとしているが、
全体を見れる医者は、どんどん
少なくなっているのが現状
である。

先の例えでいえば、今の先生は
以前は、2塁やセンターしか守ったことが
という人が増えてきた。
しかし、国が求めるのは
内野、外野、高校生レベルで全て守れる人
さらにはピッチャーやキャッチャーまで
こなす人。というところかな。

注1:ここまでこだわって話したのは
あそこの病院は外科の先生だから。。。
(内科は見てくれない)とか言われたり
それを利用されたりしたからです。
すいません。

注2:暇暇に断片的に書いているので
かなり文体(敬語だったりそうでなかったり)
がバラバラで読みにくいところがあることを
ご了承ください。。。。。。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
前回は、例えが悪かったのでもう一度
野球でいえば、婦人科、耳鼻科、眼科は、
ピッチャーやキャッチャー
内科系の医局出身で開業している人は
ピッチャーやキャッチャー以外で
内野全てを守れる守備がうまい人
で、本当の専門は2塁手
外科系の医局出身で開業している人は
内野、外野両方とも守れて守備が普通の人
で、本当の専門はセンター
と言った方がわかりやすいかもしれない
で、町医者をするには守備ができれば十分と
いったとろころかな。。。

以前、テリー伊藤がテレビで
医者は勉強していないといっていた
らしいのですが、
実は、毎日、新しいことを覚えるのに
必死です。

医療は、日進月歩変わっているので
常に、新しいことを勉強していれば
整形外科の先生でも糖尿病が詳しい
先生もいらっしゃいますし、
逆に言えは勉強していなければ
内科の先生でも今の新しい
内科のことは何も知らない
状態になります。

驚くなかれ、私より一時代前は、整形外科、脳外科
は全て外科の中にあり、全てをしていたし
(いまでも外科と看板を上げると整形
外科の患者さんばかりくる)
皮膚科と泌尿器科は
皮膚泌尿器科という1つの科でした。
(昔は、性病科というイメージ)

現代の医療は、細分化され、
一つ一つが昔と比べ者にならないくらい
深くなっています。

だから、大きな病院に行くと
外科では、受け持ち患者さんに糖尿があれば
糖尿の先生に回され、高血圧が
あれば循環器に回される。
内科でも同じ様に糖尿の先生が
受け持ち患者さんの肺が悪ければ
呼吸器科へ、血圧が高ければ
循環器科へ見せる傾向が強いし、
そういう時代なのである。
(なにかあると訴訟になるという時代背景
もあることは否めない)
(患者さんにとってはそれぞれの
先生に診てもらえるという反面
時として違う曜日に受診しなければいけなくなり
なにより、めんどくさい!!
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投稿者: ryokusei
仕事の上に同窓会の世話やらなにやらで
忙しくて中断しておりました。  トホホ

話の途中で申し訳ないですが、
内科で看板を出しているのに
あまり、毎回外科の話ばっかりしているので
ここでもう一度、注釈を一言
(内科としていろいろ診ているので
今、診ている方からおしかりを受けては
いけないので)

婦人科、耳鼻科、眼科など
特定の科以外は、たいてい開業するときには
内科で開業する。
元いた、医局自体は、内科、外科、麻酔科、整形外科
等々いろいろです。

いまでこそ、循環器内科、消化器内科
呼吸器内科と分けて開業する先生も
いらっしゃいますが、
私ぐらいの年齢の者はだいたい
内科で開業している。

しいて言うなら
産婦人科、耳鼻科、眼科、循環器内科
循環器外科、消化器内科、消化器外科
麻酔科、内分泌内科、内分泌外科
呼吸器、、、、、、、というように多くの科
があり、もともとがそういう医局の
一つにはいっていて、最終的に
内科で開業するということです。

私のころは、例えば消化器内科
の先生でも大学をでると、内科全般
をみており
外科の人間は、自分の患者さんが
高血圧や、糖尿病があれば、
それも全てみていました。

私でいえば、10年間は外科、麻酔科
中心、高松に帰ってきてからは
内科中心でしていたという現状です。

私の勝手な私見ですが、人間の能力は
みんなあまり大してかわらないので、
内科出身者が内科全般を5づつみえて
自分の専門分野が10見れて、
外科出身者は、内科全般と外科的ものを
含めて4づつ見えて
自分の専門分野が10見れるということかな
と解釈してます。

だから内科出身の先生は、外科出身の
者に守備範囲が広いことで恐れているし
外科出身の先生は、内科出身の人に
なにか多少若干、知識が浅いのでは
内科と恐れている感がある。
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投稿者: ryokusei
今のドクターは、研修医でもきちんと
夏休みを2週間ほどもらっている様だが
(大きな病院は、交代がいるので
休めるけれども、診療所では、、、、、
とほほほ、、、)

私の場合、一年目の夏に
いきなり班長から
“夏休み1週間とっていいぞ”
といわれ、うれしくて
1週間夏休みの予定をとったが、
何のことはない、ふたを開ければ
その予定していた週には、きちんと私が
主治医の手術が連続で3日間はいっていた
よって、休めたのは、
土曜日の昼から日曜日の昼までの24時間
だけであった。(もちろんいつもは
土日もない。)

最初に出た病院は、市立病院で
外科だけで7人ほどいたが、
一番上が副院長で私が一番下。
医長以下6人で、今年はきちんと夏休み
を取ろうという話になり
(毎年夏休みはなかった)
とりあえず話し合いの結果
私が一番に2日休みを取ることになったが、
いざ2日休んで帰ってきたら
副院長に”お前は夏休みをとったのか!“
と叱られて、
結局それを見て他の5人は、
休まなかったというありさまだった。

私が5~6年外の病院を回ってきて
大学に帰って、
医局にいるある日、
医局長のそばにいたら
今でいう研修医が医局長に
(医局長=私の一年目のころは厳しい指導を
していたドクター)
”夏休みをください“と交渉に来ていた。
“10年早いわ!”と思ったが、
医局長があっさり1週間ずつ夏休み
を取ることを了承していた。
(私のころと違って実際の休みを)
唖然としていた私を見て医局長が一言
”なにもいうな、今はそういう時代なのよ
そうでもしないと、働かないのよ“
思えば、この頃から少しずつ変化
していたのだ。
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投稿者: ryokusei
入局して最初に上のドクターから言われた
ことは、24時間病院にいて、なにかあったら
頭を突っ込めだった。
今そんな指導の仕方をしたら大変なことである。

ただそういう指導をうけなくても
仕事が慣れていないことも多く、
夜中まで仕事がおわらなかったし、
第一、カンファランス(患者さんの症例
の治療などの検討会)自体が0時をこえること
もたびたびあった。

同期で、入局した人間が15人ほどいたが、
病棟の当直室のベットは、8個しかなく
それもほとんど自分より上の
学年のドクターが寝ていたので、
われわれは、ほとんどカンファランスルーム
や待合室なんかで転がっていた。

それが、普通だと思っていたし、
入局する時点で覚悟ができていた

国家試験が受かった時点で
もうこれから休む暇などないなと覚悟
したものだった。
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投稿者: ryokusei
医者の労働時間

今、医者の過重労働、時間外労働が盛んに
取り沙汰されている。

決して今の医者を悪く言っているのでは
ないので、誤解をしないで欲しい。
自分の時代のことを少し話さして
欲しい。

私が、医者になってもう30年になるのだが
当時、医者というものは24時間365日
の労働だと考えていたし、世間もそう
受けて止めている節があった。

特に、私が入った医局は
久留米大学の第一外科という医局で、
くそ”がつくぐらい忙しかった。

学生時代に各医局をまわって、臨床の
実施研修をするのだが、
他の医局は、結構いろいろなドクターが
教えてくれるのだが、
この医局だけは、担当のドクター
(1対1でついている)と
2週間ほとんど顔を合わせることもなく
終わってしまって、
なんといい加減な医局だろうとおもっていた。

入局してわかったのであるが、
学生をかまっている暇など一分もないほど
いそがしかったのである。