今のドクターは、研修医でもきちんと
夏休みを2週間ほどもらっている様だが
(大きな病院は、交代がいるので
休めるけれども、診療所では、、、、、
とほほほ、、、)

私の場合、一年目の夏に
いきなり班長から
“夏休み1週間とっていいぞ”
といわれ、うれしくて
1週間夏休みの予定をとったが、
何のことはない、ふたを開ければ
その予定していた週には、きちんと私が
主治医の手術が連続で3日間はいっていた
よって、休めたのは、
土曜日の昼から日曜日の昼までの24時間
だけであった。(もちろんいつもは
土日もない。)

最初に出た病院は、市立病院で
外科だけで7人ほどいたが、
一番上が副院長で私が一番下。
医長以下6人で、今年はきちんと夏休み
を取ろうという話になり
(毎年夏休みはなかった)
とりあえず話し合いの結果
私が一番に2日休みを取ることになったが、
いざ2日休んで帰ってきたら
副院長に”お前は夏休みをとったのか!“
と叱られて、
結局それを見て他の5人は、
休まなかったというありさまだった。

私が5~6年外の病院を回ってきて
大学に帰って、
医局にいるある日、
医局長のそばにいたら
今でいう研修医が医局長に
(医局長=私の一年目のころは厳しい指導を
していたドクター)
”夏休みをください“と交渉に来ていた。
“10年早いわ!”と思ったが、
医局長があっさり1週間ずつ夏休み
を取ることを了承していた。
(私のころと違って実際の休みを)
唖然としていた私を見て医局長が一言
”なにもいうな、今はそういう時代なのよ
そうでもしないと、働かないのよ“
思えば、この頃から少しずつ変化
していたのだ。