塗らないという治療方針 (2016/01/03)
投稿者: wakui-clinic
皮膚科での治療だから処方された薬、軟膏やクリーム、保湿剤を
一生懸命塗る。これが一般的な考え方です。
ところが、当クリニックでは、一部の病気や皮膚の状態を除いて
なるべく薬は塗らない、という方針をとっています。
ことに、アトピー性皮膚炎や貨幣状湿疹、慢性の湿疹等では意識的に
外用、すなわち、塗り薬は塗らない、塗る場合はなるべく少量で必要最小限
の量で塗るという事を患者さんにすすめています。
上記のような慢性の湿疹や疾患では、今まで多くの種類やたくさんの量の外用剤を
使っていることが多いと思います。皮膚が敏感になっており、もともとは
大丈夫でも、塗ることでかえって症状が悪化する、今まで使用した薬の
基材(軟膏等の薬に含まれるワセリン等)でかぶれるという事がよくある
からです。
アトピー性皮膚炎の脱ステロイド療法を行う際には、「脱軟膏」といって
あえて軟膏類はぬらない。という方法を行うと、アトピーの軽快が早いようです。
いろんな軟膏やクリーム等の外用剤を試してもよくならない。こんな時は
思い切って何も塗らない。塗る量や回数を減らす、という方法も一つの
治療の選択肢かもしれません。
一生懸命塗る。これが一般的な考え方です。
ところが、当クリニックでは、一部の病気や皮膚の状態を除いて
なるべく薬は塗らない、という方針をとっています。
ことに、アトピー性皮膚炎や貨幣状湿疹、慢性の湿疹等では意識的に
外用、すなわち、塗り薬は塗らない、塗る場合はなるべく少量で必要最小限
の量で塗るという事を患者さんにすすめています。
上記のような慢性の湿疹や疾患では、今まで多くの種類やたくさんの量の外用剤を
使っていることが多いと思います。皮膚が敏感になっており、もともとは
大丈夫でも、塗ることでかえって症状が悪化する、今まで使用した薬の
基材(軟膏等の薬に含まれるワセリン等)でかぶれるという事がよくある
からです。
アトピー性皮膚炎の脱ステロイド療法を行う際には、「脱軟膏」といって
あえて軟膏類はぬらない。という方法を行うと、アトピーの軽快が早いようです。
いろんな軟膏やクリーム等の外用剤を試してもよくならない。こんな時は
思い切って何も塗らない。塗る量や回数を減らす、という方法も一つの
治療の選択肢かもしれません。