今も毎日50人以上の患者を診察。元気すぎる医師には34の秘密あり!
 
 97歳現役医師が悟った 「体の整え方」
 田中旨夫 著
 幻冬舎

 を読んでみました。
 待合室の前の本棚に本書が置いてあります。
 
 誰もが健康長寿になりうる普遍的な生活習慣があるということが
 先生の考え方です。皆さんもご存知ですが、何か一つのことをすれば病気にならない
 という健康法はありません。

 先生の極論は、日々の生活習慣の積み重ねです。
 以下に先生のお考えを列挙します。
 
 〇規則正しい生活
 〇昼寝
 〇太陽の光を一日15分浴びる
 〇毎日散歩する
 〇毎朝5分、足腰の体操をする⇒ストレッチのすすめ
 〇「ほどほど」のすすめ
 〇野菜を多く採る
 〇薬膳のすすめ⇒漢方薬の 「十全大補湯」 
 〇粗食をしない⇒体のタンパク
 〇西洋医学と東洋医学のすすめ
 〇100点をめざさす70点で
 〇薬はなるべく飲まない
 〇体の若さは気のもちよう
 〇自分の役割を意識する

 健康はそれ自体が目的でなく、よりよい人生を送るための過程であり、
 手段であり、条件であると締めくくっています。

 最後に先生の好きなアメリカの詩人サムエル、ウルマンの
「青春の詩」を引用します。

 青春とは人生のある期間でなく
 心の持ち方をいう。

 略

 20歳であろうと人は老いる。
 頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
 80歳であろうと人は青春の中にいる。