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September 2016 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
 患者さんに漢方薬を処方する際には、いろんな細かい事を
お聞きします。
 例:「肩はこりますか?」。「お通じは?」。「イライラしますか?」。
「お小水は?」。「食欲はいかがですか?」。「朝起きた後の疲れた感じ
はとれますか?」。「生理前はイライラしませんか?」「のどはいがいが
しますか?」「緊張するとお腹がぎゅーとしますか?」「目が疲れますか?」
等,,,,,,,

これらの事がわからないと、漢方薬の処方は決められません。

 いろんな質問をして、四診(問診、舌診、視診、触診)にて患者さんの
状態を把握します。患者さんのどこが悪いか(気、血、水、肝、腎、
胃、脾、肺)を考えて漢方薬を処方します。

 漢方薬は、いろんな 「生薬」 で構成されており、効果がでれば、
それぞれの「生薬」がいろんな所のいろんな困った症状に効きます。

 手の湿疹、にきびの治療中に、生理痛がなくなった、便通がよくなった、
眠れるようになった、体の冷えがとれた、、、。

 一方で、西洋薬ではあまり得意でないこと、生理前のイライラ、
不定愁訴(何かはっきりしないこと)、腰痛、舌が痛い、、、、

これらには、漢方薬がおすすめです。

 「心身一如」の考え方で、皮膚だけでなく、その人となりを見て
診察をする東洋医学の漢方。
時には、東洋医学の 漢方薬 を試してみるのも健康のためには
おすすめです。



 

カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
 暦の上では、秋は立秋(8月8日)から立冬(11月8日ごろ)の前日を
指します。五行では、秋は、「金」でヒトでは「肺」にあたります。
「肺」がしっかりしていれば、「気」が巡り、抵抗力がしっかりして風邪
などにはかかりません。

 秋に多いトラブルは以下があります。
  1、秋の風邪
  2、ぎっくり腰
  3、ゆううつ
  4、ぜんそく

 そこで、秋におススメのセルフケアを述べます。

  1、からだを温める根菜類をとる
  2、果物に注意
     食べ過ぎると身体が冷える。
  3、冷たいものは控えめに
  4、冬の準備
     女性はタイツやレギンスを
  5、こまめに衣類を調整する
  6、とにかく足を冷やさない
  7、おへそ灸

 今年は、特に猛暑でした。エアコンや冷たいもので身体を冷やし過ぎ
の方は、冷やし過ぎた身体が秋以降の涼しさについていけなくなり
からだがだるい、鼻がぐずぐずする、のどが痛い、寝違え、
腰痛や下痢などを起こします。

 連日患者さんに「冷え」のお話しをしておりますが
皮膚の病気を患っている方は「冷えは万病の元」ですから
ご注意ください。

 出典 
   東洋医学の春化秋冬 セルフケアでからだを整える
                      三樹書房
      社団法人徳島県鍼灸会副会長 大上勝行 著