前回のつづきで一言


製薬会社の接待は、
1、 倫理的な理由
2、 製薬会社の経営の理由
3、 厚生省の役人の医者に圧力
4.外資系企業の進出
5.他いろいろ
(いろいろあって、
いろいろさしさわりが多い
ことなので詳細は割愛)
まあ、一つだけ、言えるのは、末端の開業医には
ほとんどなにもなくなっている。

ただ、日本の社会の風習としての
年末の挨拶としてのカレンダーや
年始の挨拶としてのタオルまで
制限したのでは、味も素っ気もなくなってしまった。
これはやり過ぎだろう。。。
実は、最近はひましにこの状態が厳しくなって
病院で話す内容さえ制限されているのである。
いまでは、自社の製品の内容のみしか
しゃべってはいけない状態になってしまった。

(正直いうと、製薬会社の訪問に薬の製品の
内容を求めているわけではない。
製品の内容は、読めばわかるし、
訪問にきて自社の製品を悪くいう奴はいない。
ここがいいという話をきいて鵜呑みにする
するほど医者もうぶではない。)
まがりなりにもしゃべっている人間より
専門家なのであるから。

じゃ、なにが必要なのか、
開業でひとりいると周囲の医療環境から
隔絶してしまっているので、現在の医療社会の
情報が欲しいだけだといっても過言ではない。
おおきな病院にいると自然に
いろいろな話が耳にはいってくる。
しかし、開業で、ひとりでいると
そういうわけにはいかない。
現在の医療業界の状況、しいては
周辺の医療機関の状態を知りたいのである。
つまり、いろいろな裏話が知りたいのである。

訪問して来た会社の人達と打ち解け会える様
になったら、やっと
お互いギブ アンド テイクで
いろいろな裏話をするのである。
会社側もそれで、いまの個々のニーズ
や情報を得てマーケティングにもちいて
いたのである。

(もちろん、薬は会社別にほとんど
おなじ作用、効果の薬があるから
そうすれば、
その会社の薬を使うことになるのだが)

例えば、昔〇〇製薬という会社があったが、
どうも、うさん臭い会社であったが、
その情報はいろいろな方面から情報として
得ていたのであるが、薬の内容を病院側で
こっそり調べたら、やはり内容に不整が見つかった。
結局その会社は、いろいろ発覚して、
消滅したのだが、

同じ様にその製薬会社がどういう会社で
商売のみの会社なのか否かを判断したり

また、○○病院の裏情報など、耳に入れ、
大事な自分の患者を紹介するか否かを
決めている。

そんな、情報が入りにくくなっているのである。

そして、薬の内容しか話すことが出来なくなった
MRという職業は、今、消滅の危機にあるのである。
(それだけなら、紙ベース、ネットベースで
十分)

しかし、私が言いたいことは、
他にある。

次回につづく