そして里美先生はいなくなった。
人生最後の看取りを行う場所が、
以前は病院が多かったのだが
今は、介護施設が中心となっている。
国の方針として
病気は病院
看取りは家で
という漠然とした、いいかげんな
方針をそれに伴う、お金の
配分をしたものだから
病院は、看取りを急にしなくなってしまって
昔は、高齢者でも病気があれば
病院で看取りをしていたのだが
今では、病気があっても高齢者であれば
看取りを病院でしなくなってしまった。
かといって、家で看取りは
難しい。。。。。
いくら高齢者といえど動けなくなったら
それを家人が診るのは難しい。
特に病気があれば
家人が少人数で診るというのは
非常に困難。
訪問診療や看護がいい点数になるから
(お金が高い!)
押し売りに近い
訪問診療や
訪問看護を使って
家で看取りをさせるところもあるが、
家人が疲れはてて。。。。。。。
色々問題がおきて
施設に放り込むケースが結構ある
という事で、最終的には
施設で診とることが多くなったのだが
最近は、都会を中心に
介護施設での看取りが
(訪問診療でも)
時間外になくなったら、そのままにして
朝まで家人をまたせて
死亡確認をするところがほとんど
になってきている。
私もそうすることを勧められては
いるのだが、
昔気質のじじいの医者には
どうしても
家人を朝までまたすことができず。
夜中でもでてきて死亡確認をする。
(働き方改革なんて、くそくらえ!)
逆に時間合わせとしようと点滴や
何かを駆使して日にちや時間を合わせようと
しているヤカラもいるが
わたしは、とにかく自然に
看取ることを大事しているので
夜が多い。
だから間がわるいことに
朝の3時とか
日曜日とか
寒い日の月曜日の早朝とかが
多い。。。。。。。
勤務時間内になくなったら
”主治医思い!!“って思ったりする。
夜中に暗い中、
叩き起こされて
高松からやってきて
一人でクリニックで死亡診断書
をかくことの寂しさと
辛さよ。。。。。。。
立て続けにおこると
さすがにしんどくなってくる。
若いころは病院勤務で
主治医制度が強い 時代だったから
何日も病院にとまったり
(3か月ほど帰れなかったこともある)
するのはざらだったが。。。。。
もちろん、この年で
そんなことはもうできないが、
今は主治医制度が崩壊して
若いドクターはそれもない。
ずっと診ているドクターが
その人の臨終にたちあえなんて。。。。。
と最初に書きたかったことから
はずれてしまって、、、
次回、そして里美先生はいなくなった2
を書くことにします。
人生最後の看取りを行う場所が、
以前は病院が多かったのだが
今は、介護施設が中心となっている。
国の方針として
病気は病院
看取りは家で
という漠然とした、いいかげんな
方針をそれに伴う、お金の
配分をしたものだから
病院は、看取りを急にしなくなってしまって
昔は、高齢者でも病気があれば
病院で看取りをしていたのだが
今では、病気があっても高齢者であれば
看取りを病院でしなくなってしまった。
かといって、家で看取りは
難しい。。。。。
いくら高齢者といえど動けなくなったら
それを家人が診るのは難しい。
特に病気があれば
家人が少人数で診るというのは
非常に困難。
訪問診療や看護がいい点数になるから
(お金が高い!)
押し売りに近い
訪問診療や
訪問看護を使って
家で看取りをさせるところもあるが、
家人が疲れはてて。。。。。。。
色々問題がおきて
施設に放り込むケースが結構ある
という事で、最終的には
施設で診とることが多くなったのだが
最近は、都会を中心に
介護施設での看取りが
(訪問診療でも)
時間外になくなったら、そのままにして
朝まで家人をまたせて
死亡確認をするところがほとんど
になってきている。
私もそうすることを勧められては
いるのだが、
昔気質のじじいの医者には
どうしても
家人を朝までまたすことができず。
夜中でもでてきて死亡確認をする。
(働き方改革なんて、くそくらえ!)
逆に時間合わせとしようと点滴や
何かを駆使して日にちや時間を合わせようと
しているヤカラもいるが
わたしは、とにかく自然に
看取ることを大事しているので
夜が多い。
だから間がわるいことに
朝の3時とか
日曜日とか
寒い日の月曜日の早朝とかが
多い。。。。。。。
勤務時間内になくなったら
”主治医思い!!“って思ったりする。
夜中に暗い中、
叩き起こされて
高松からやってきて
一人でクリニックで死亡診断書
をかくことの寂しさと
辛さよ。。。。。。。
立て続けにおこると
さすがにしんどくなってくる。
若いころは病院勤務で
主治医制度が強い 時代だったから
何日も病院にとまったり
(3か月ほど帰れなかったこともある)
するのはざらだったが。。。。。
もちろん、この年で
そんなことはもうできないが、
今は主治医制度が崩壊して
若いドクターはそれもない。
ずっと診ているドクターが
その人の臨終にたちあえなんて。。。。。
と最初に書きたかったことから
はずれてしまって、、、
次回、そして里美先生はいなくなった2
を書くことにします。
私の言葉より近所のおばさんの言葉。。
今週
血圧の薬を出してほしいと
いって来院した患者さんがいた。
家での血圧が
いつもは120~130代でおさまっていて
特に他に糖尿などのリスクがないのに
一回150代がでたので
血圧の薬を出してほしいと、、、、
よくよく話を聞くと
知り合いの人が
健診で1回150がでて
薬の投与が始まったということで
私も、、、、、
とにかく、(年齢もかみして)
1. 今の血圧のコントロールとしては
家庭血圧を中心にコントロールすること
が第一条件。
健診や病院の測定では
少なくとも5、多ければ20~30
高い血圧が出る人が多いので先ず、
これを中心にコントロールすることが間違い。
家庭血圧でも朝2回夜2回の血圧を平均してみるのが
妥当。
2. 本来血圧というのは、たったりすわったり、
興奮したり(いろんなことで
ぶちきれたらおそらく150は軽く超える)
結局変動が激しいのだ。
3. 血圧は、結局は、動脈硬化を予防し
最終的には腎機能を維持したり、
心筋梗塞、脳梗塞、最終的には認知機能
を抑えるためにコントロールするのだが、
大体平均で120代から130代で
コントロールしなければ
それより高くても低くても
イベント発生率(脳梗塞や心筋梗塞など)
が高くなることが分かっている。
(低けりゃ低いほどいいわけではない!!)
4. 血圧のコントロールは、とりあえず
高血圧は、最初に生活指導。
それでもだめなら、ゆっくり少しずつ
家庭血圧をみながら
下げてゆく。(急に落としたらこれまた
脳梗塞などが多りやすく、もともと
血圧が高い人の血圧を急におとすと
低血圧症状が出現することがおおい)
5. 突発的な高い血圧を薬で抑えると
日常のほとんどの血圧が低血圧になってしまう。
(たまに高い血圧が出た時、その時だけ
頓服で薬を飲むことも推奨されていない)
以上が今の血圧のコントロールを
ガイドラインを中心にした
今のコントロールの仕方である。
そこまで説明しても
患者さんは、どうも納得していない様子。
大体、治療は、その人のリスク
(他に糖尿や高脂血症があるとか
生活が悪いとか)
仕事、年齢などいろいろ総合して
行うもの。
もし、知り合いの人に薬が出たとしたら、
常に高いか、リスクが多いか
薬を出した医者が不勉強か
(昔はそういう風に出していた時期もあった)
以後、その病院にずっときてほしかったか
いずれかであろう。
ここで黙って
薬をだせば
患者さんがふえるのだろうな~
(私は商売が下手!)
よく、血圧が高くなると。。。気分がわるい
等の話をされる人が多いのだが、
実は、高血圧自体あまり200近くならないと
症状がでないことが多く、
低血圧の方がよっぽど症状が現れやすく、
血圧が高い時は、
頭が痛かったり気分がわるくて
他の原因で、
血圧が高くなっている方が多い
よく患者さんが、
友達がこう言っていたとか
(友達はお医者さんですか?)
テレビがこう言っていたとか
(特にサプリなんかは宣伝ですよ)
医療番組で専門家がこういっていたとか
(番組の趣旨に合わせる様に
発言の切り取りが多くてこまっている
出演者がおおい)
ネットにそうかいていた
(ネットは嘘がおおいですよ
下手をすれば近所のおばさん程度ですよ)
薬局でそういっていた
(薬をかってもらいたいのです!)
毎日、一生懸命勉強して
40年も医者して
商売気のない
私の言葉の方を信じてよ~~~
と思うことがよくあるのです。。。。。。
今週
血圧の薬を出してほしいと
いって来院した患者さんがいた。
家での血圧が
いつもは120~130代でおさまっていて
特に他に糖尿などのリスクがないのに
一回150代がでたので
血圧の薬を出してほしいと、、、、
よくよく話を聞くと
知り合いの人が
健診で1回150がでて
薬の投与が始まったということで
私も、、、、、
とにかく、(年齢もかみして)
1. 今の血圧のコントロールとしては
家庭血圧を中心にコントロールすること
が第一条件。
健診や病院の測定では
少なくとも5、多ければ20~30
高い血圧が出る人が多いので先ず、
これを中心にコントロールすることが間違い。
家庭血圧でも朝2回夜2回の血圧を平均してみるのが
妥当。
2. 本来血圧というのは、たったりすわったり、
興奮したり(いろんなことで
ぶちきれたらおそらく150は軽く超える)
結局変動が激しいのだ。
3. 血圧は、結局は、動脈硬化を予防し
最終的には腎機能を維持したり、
心筋梗塞、脳梗塞、最終的には認知機能
を抑えるためにコントロールするのだが、
大体平均で120代から130代で
コントロールしなければ
それより高くても低くても
イベント発生率(脳梗塞や心筋梗塞など)
が高くなることが分かっている。
(低けりゃ低いほどいいわけではない!!)
4. 血圧のコントロールは、とりあえず
高血圧は、最初に生活指導。
それでもだめなら、ゆっくり少しずつ
家庭血圧をみながら
下げてゆく。(急に落としたらこれまた
脳梗塞などが多りやすく、もともと
血圧が高い人の血圧を急におとすと
低血圧症状が出現することがおおい)
5. 突発的な高い血圧を薬で抑えると
日常のほとんどの血圧が低血圧になってしまう。
(たまに高い血圧が出た時、その時だけ
頓服で薬を飲むことも推奨されていない)
以上が今の血圧のコントロールを
ガイドラインを中心にした
今のコントロールの仕方である。
そこまで説明しても
患者さんは、どうも納得していない様子。
大体、治療は、その人のリスク
(他に糖尿や高脂血症があるとか
生活が悪いとか)
仕事、年齢などいろいろ総合して
行うもの。
もし、知り合いの人に薬が出たとしたら、
常に高いか、リスクが多いか
薬を出した医者が不勉強か
(昔はそういう風に出していた時期もあった)
以後、その病院にずっときてほしかったか
いずれかであろう。
ここで黙って
薬をだせば
患者さんがふえるのだろうな~
(私は商売が下手!)
よく、血圧が高くなると。。。気分がわるい
等の話をされる人が多いのだが、
実は、高血圧自体あまり200近くならないと
症状がでないことが多く、
低血圧の方がよっぽど症状が現れやすく、
血圧が高い時は、
頭が痛かったり気分がわるくて
他の原因で、
血圧が高くなっている方が多い
よく患者さんが、
友達がこう言っていたとか
(友達はお医者さんですか?)
テレビがこう言っていたとか
(特にサプリなんかは宣伝ですよ)
医療番組で専門家がこういっていたとか
(番組の趣旨に合わせる様に
発言の切り取りが多くてこまっている
出演者がおおい)
ネットにそうかいていた
(ネットは嘘がおおいですよ
下手をすれば近所のおばさん程度ですよ)
薬局でそういっていた
(薬をかってもらいたいのです!)
毎日、一生懸命勉強して
40年も医者して
商売気のない
私の言葉の方を信じてよ~~~
と思うことがよくあるのです。。。。。。