前回、私がどれだけ勉強しなかったかを
話をしたが、

それだけに、今でも試験の夢を見る。

現役から1浪、2浪と
沢山大学受験をして来たのだが、
その夢ではなく、

とにかく大学での試験の夢を見る。
ほとんどが、次の日の試験や当日の試験を
受けるに当たって、
勉強していない。。。やばい!
という夢である。

一日、唯一の楽しみで、安らぎの場の
睡眠が
こんな苦しい夢で苦しめられるとは。。。。
あーもったいない。


私、ほとほと勉強というものが
どういうものかも知らないほど
勉強していなくて
大學1~3年までてんで勉強しておらず、
毎年20個以上ある単位を
本試でおとして、再試三昧。
しかし、その上で要領だけよかったので
なんとか留年ラインが私の背中で通ってきた

大体、毎年20~30の講義があり
まず、出席(医学部は結構厳しい)
出席が足りれば
まず、本試験
(レポート提出などをちゃんとしていたら)
本試験で60点あればいいが
60点以下なら再試験
再試験で1つでも60点なければ
留年。
留年すればもう一度、
一度、パスした講義ももう一度受けなおさなければ
ならない。

結構、きついもの。
毎年10個くらい再試をうけて
(結構10個も再試があると
日程的にも全て通るのはきつい)
毎年、要領だけで通ってきた。

1学年120人ほどいるが、
毎回試験で10人から多い科目は40~50人
程再試験になる。
その上で毎年20人ほど留年生がでる。
(私の学年、できが悪いといわれながら
留年生が毎年数人しかでない
変な学年だった)

留年ともなれば、
もう一度、同じことをしなければいけないは
下の下級生と同じになるは
そもそももう一年、親に学費と生活費を
いただかなければならない。

かなりのプレッシャーである。

それだからなのか、
あの40年も前の本試験の前に
勉強をしていなかった焦りが
いまでも夢にでてくるのだろう。
眼が覚めてほっとする。
このままでは一生そういう夢を見るのだろ

それまでが苦しかったのか
心を入れ替えてというか
なんというか
4年生から以後は
(医学部は6年)国家試験まで
結構普通に勉強する様になって
あれだけ再試を受けていたのに、
以後奇跡的に1度も試験を落としていない。

しかし、医者になってからというもの
今まで、ずっと勉強のしっぱなし。
60点取ればよかった試験とは
違って、実際の社会では
100点に近い勉強が求められる。

よく、考えれば、
今、曲りなりにも、院長をしていて
毎日、毎日、いろんなことの
締切ばかり。
やれ、コロナのこと、やれ、病院に導入する
機械のこと、やれ、次の日に見る患者さんの
珍しい疾患のこと、
毎日、患者さんを見て疑問に思ったことを
調べる。
しまいには、医療制度がかわると
それに対する勉強。
毎日、毎日が試験の様に、
期限付きで待ったなし。

こんな事をしているから、
試験の夢を見るのだろうか。
あーやだやだ

そもそも夢というものは、、、
記憶の整理をしているもので、
。。。。長くなるから来週にしよっと。

たまには、いい夢みたいな。。