こんにちは。
医師の木村です。
前回は軽度認知障害について書きましたが、
今回は実際のところ、ど~すれば良いの?・・・ということで、
『予防としての食生活』について触れたいと思います。
いろいろとメディアなどでも取り上げられているので、
同じ内容が重なることもあるかと思いますが、
お付き合いください。
まず、基本として バランスの取れた食事が大切です。
1日3食、色々な食材を腹8分目に摂り、
塩分や動物性脂肪や甘いものを控えめにすることがポイントです。
特に野菜や果物をしっかり摂ると、
認知症のリスクが減少するといった研究もあります。
野菜・果物には、ビタミンC、ビタミンE,β(ベータ)カロテンが多く含まれ、効果的なようです。
ビタミンCは柑橘(かんきつ)類・パプリカ・パセリなどが代表格でしょうか。
β(ベータ)カロテンは、緑黄色野菜に多いといわれています。
また、魚に含まれる“不飽和脂肪酸”は健康だけでなく、
認知機能にも良いといわれており、
魚中心の食事を心がけると、
認知症の予防になるとの報告もあります。
和食が見直されているという話が出るのもうなずけますネ。
![resize[2].jpg resize[2].jpg](http://clinic-1.jp/blog/media/824/resize[2].jpg)
医師の木村です。
前回は軽度認知障害について書きましたが、
今回は実際のところ、ど~すれば良いの?・・・ということで、
『予防としての食生活』について触れたいと思います。
いろいろとメディアなどでも取り上げられているので、
同じ内容が重なることもあるかと思いますが、
お付き合いください。
まず、基本として バランスの取れた食事が大切です。
1日3食、色々な食材を腹8分目に摂り、
塩分や動物性脂肪や甘いものを控えめにすることがポイントです。
特に野菜や果物をしっかり摂ると、
認知症のリスクが減少するといった研究もあります。
野菜・果物には、ビタミンC、ビタミンE,β(ベータ)カロテンが多く含まれ、効果的なようです。
ビタミンCは柑橘(かんきつ)類・パプリカ・パセリなどが代表格でしょうか。
β(ベータ)カロテンは、緑黄色野菜に多いといわれています。
また、魚に含まれる“不飽和脂肪酸”は健康だけでなく、
認知機能にも良いといわれており、
魚中心の食事を心がけると、
認知症の予防になるとの報告もあります。
和食が見直されているという話が出るのもうなずけますネ。
![resize[2].jpg resize[2].jpg](http://clinic-1.jp/blog/media/824/resize[2].jpg)
こんにちは。
医師の木村といいます。
岡田院長→大山副院長とつながれてきたこのブログで、
とうとう私の順番が廻ってきました(笑)
どのような内容が良いのか?
いろいろと考えをめぐらせましたが、
やはり近年避けては通れない「高齢化、認知症」について、
私なりの考えを記してみようと思います。
最近、医療の進歩にともない表題にある「軽度認知症」という言葉が多く使われています。
これは、“もの忘れ、年相応とみるには様子がおかしく、かといって、認知症というほどひどくはなく、日常生活を送っている”といったところでしょうか。
つまり、「健康な状態と認知症の間の段階と考えてください。」とよく言われています。
軽度認知障害の方が、将来認知症になる確率は様々な数字が言われていますが、3割~5割という数字も出ています。
いずれにしても、早期診断で軽度認知障害とわかれば、将来認知症へ移行するのを防げたり、遅らせたりすることができると見解は一致しています。
そのため、少しでもおかしいと思ったら早めの専門外来の受診をお奨めします。
対処法として、場合によって認知症の進行を遅らせる薬を使うこともありますが、ほとんどは食事・運動など生活習慣の見直しをアドバイスし、定期的に病状評価の受診を奨めています。

医師の木村といいます。
岡田院長→大山副院長とつながれてきたこのブログで、
とうとう私の順番が廻ってきました(笑)
どのような内容が良いのか?
いろいろと考えをめぐらせましたが、
やはり近年避けては通れない「高齢化、認知症」について、
私なりの考えを記してみようと思います。
最近、医療の進歩にともない表題にある「軽度認知症」という言葉が多く使われています。
これは、“もの忘れ、年相応とみるには様子がおかしく、かといって、認知症というほどひどくはなく、日常生活を送っている”といったところでしょうか。
つまり、「健康な状態と認知症の間の段階と考えてください。」とよく言われています。
軽度認知障害の方が、将来認知症になる確率は様々な数字が言われていますが、3割~5割という数字も出ています。
いずれにしても、早期診断で軽度認知障害とわかれば、将来認知症へ移行するのを防げたり、遅らせたりすることができると見解は一致しています。
そのため、少しでもおかしいと思ったら早めの専門外来の受診をお奨めします。
対処法として、場合によって認知症の進行を遅らせる薬を使うこともありますが、ほとんどは食事・運動など生活習慣の見直しをアドバイスし、定期的に病状評価の受診を奨めています。

こんにちは、副院長の大山です。
5回目となる今回は、院長の岡田もこのブログで掲載していた「統合失調症」について、私なりの見解を書いてみようと思います。
皆さん、聞いたことはあっても意外とどんな病気か知られていない「統合失調症」。
以前は『精神分裂病』と呼ばれていましたが、病気に対する誤解や偏見を正すため2002年に名称が変更されました。
症状は大きく分けて 「陽性症状」 と 「陰性症状」 に分けられます。
「陽性症状」には、“妄想” “幻覚” “奇異な行動”などがあります。
“妄想”とは、誤った信念のことで、たとえば、被害妄想がある人などは、
「後をつけられている」 「誰かに見張られている」 などと思い込むことがあります。
“幻覚”で最も多いのは幻聴で、「自分の行動に意見を述べる声」 「批判的なことをいう声」 などが聞こえることがあります。
「陰性症状」とは、健康な時の精神状態から何かが欠落したような状態を言います。“意欲低下”や“感情の鈍感化”、“会話の貧困化”などです。症状が重度で、日常生活が困難な時は、入院になることもあります。
発病の原因はまだわかっていませんが、現在では「遺伝と環境原因」の両方が組み合って起こるものと考えられています。
治療法としては精神薬が有効です。そのためには、精神科や心療内科を受診し、症状に応じた処方を受けてください。
現在は薬も進歩し、有効率もずいぶん高まってきました。
治療後に回復した後は、再発再燃を防ぐために継続的に服用するのが理想的です。
さて、5回にわたって精神的な病気に対する、私なりの見解を書いてみましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
当林間病院には、院長と私以外にも、精神保健指定医の常勤医師があと2名在籍しています。ここで、皆さんの健康をお祈りしつつ、次の医師にバトンを渡したいと思います。
乱文、失礼いたしました。
5回目となる今回は、院長の岡田もこのブログで掲載していた「統合失調症」について、私なりの見解を書いてみようと思います。
皆さん、聞いたことはあっても意外とどんな病気か知られていない「統合失調症」。
以前は『精神分裂病』と呼ばれていましたが、病気に対する誤解や偏見を正すため2002年に名称が変更されました。
症状は大きく分けて 「陽性症状」 と 「陰性症状」 に分けられます。
「陽性症状」には、“妄想” “幻覚” “奇異な行動”などがあります。
“妄想”とは、誤った信念のことで、たとえば、被害妄想がある人などは、
「後をつけられている」 「誰かに見張られている」 などと思い込むことがあります。
“幻覚”で最も多いのは幻聴で、「自分の行動に意見を述べる声」 「批判的なことをいう声」 などが聞こえることがあります。
「陰性症状」とは、健康な時の精神状態から何かが欠落したような状態を言います。“意欲低下”や“感情の鈍感化”、“会話の貧困化”などです。症状が重度で、日常生活が困難な時は、入院になることもあります。
発病の原因はまだわかっていませんが、現在では「遺伝と環境原因」の両方が組み合って起こるものと考えられています。
治療法としては精神薬が有効です。そのためには、精神科や心療内科を受診し、症状に応じた処方を受けてください。
現在は薬も進歩し、有効率もずいぶん高まってきました。
治療後に回復した後は、再発再燃を防ぐために継続的に服用するのが理想的です。
さて、5回にわたって精神的な病気に対する、私なりの見解を書いてみましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
当林間病院には、院長と私以外にも、精神保健指定医の常勤医師があと2名在籍しています。ここで、皆さんの健康をお祈りしつつ、次の医師にバトンを渡したいと思います。
乱文、失礼いたしました。

こんにちは。
副院長の大山です。
前回の「認知症との向き合い方」につづく、
2回目の今回は、
「認知症と介護サービスについて」の話をしようと思います。
実際に、高齢化社会に伴い、認知症が増えてきていることは否めません。
そして、発症しても本人に自覚がない場合がほとんどです。
家族から見て、著しい物忘れなどの認知症を疑う症状があったら、
早めに医療機関を受診しましょう。
医療機関では、診察・必要な検査を行い、診断します。
『同じものばかりをたくさん買ってくる』
『事実と異なることを、当然のように話す』
など、家族からの客観的な情報は、診察の際重要な情報になります。
認知症と思われていたのに、実は他の病気(うつや脳こうそくなど)だった・・・
なんていうこともあります。
現在の医療では、認知症を回復させることはできません。
認知症と診断されたら更なる悪化を避け、現状を保っていくことが目標となります。
認知症の程度によっては、生活のサポート・介護支援が必要です。
そのためには、市役所で介護保険を申請し、介護サービスを活用することをお勧めします。
認知症は進行すると、介護負担が大きくなり家族のみで対応することが困難となってきます。本人と家族、双方のためにも介護サービスを上手に利用して下さい。
最後に。
物忘れ以外の、妄想や徘徊といった症状が目立つ場合は専門医の受診をお勧めします。お薬を使うことで、症状が軽減できる場合がほとんどです。そうして症状が安定した後に、適切な介護サービスを受けると良いでしょう。

副院長の大山です。
前回の「認知症との向き合い方」につづく、
2回目の今回は、
「認知症と介護サービスについて」の話をしようと思います。
実際に、高齢化社会に伴い、認知症が増えてきていることは否めません。
そして、発症しても本人に自覚がない場合がほとんどです。
家族から見て、著しい物忘れなどの認知症を疑う症状があったら、
早めに医療機関を受診しましょう。
医療機関では、診察・必要な検査を行い、診断します。
『同じものばかりをたくさん買ってくる』
『事実と異なることを、当然のように話す』
など、家族からの客観的な情報は、診察の際重要な情報になります。
認知症と思われていたのに、実は他の病気(うつや脳こうそくなど)だった・・・
なんていうこともあります。
現在の医療では、認知症を回復させることはできません。
認知症と診断されたら更なる悪化を避け、現状を保っていくことが目標となります。
認知症の程度によっては、生活のサポート・介護支援が必要です。
そのためには、市役所で介護保険を申請し、介護サービスを活用することをお勧めします。
認知症は進行すると、介護負担が大きくなり家族のみで対応することが困難となってきます。本人と家族、双方のためにも介護サービスを上手に利用して下さい。
最後に。
物忘れ以外の、妄想や徘徊といった症状が目立つ場合は専門医の受診をお勧めします。お薬を使うことで、症状が軽減できる場合がほとんどです。そうして症状が安定した後に、適切な介護サービスを受けると良いでしょう。

こんにちは。
副院長の大山です。
今回は、2回にわたって「認知症」の話をしようと思います。
皆さんご存知のように、高齢化社会に突入した日本。
誰でも年をとることで、多少の物忘れは出現します。
大まかに言うと・・・
1.「内容は思い出せないけど、忘れたことは分かっている」
2.「忘れたことすらわかっていない」
上記のうち、
1.は『単なる物忘れ』
2.は『認知症』
と大雑把に分けることができます。
認知症は、2.に加え妄想で「財布を取られた」など事実と異なることを訴えたり、「季節外れの服装をする」など判断力低下を思わせる言動が見られることもあります。
こんな時、認知症から起こるちぐはぐは行動に家族が腹を立ててはいけません。なぜなら判断力が低下しても感情は伝わり、怒られていることのみを実感してしまうからです。
認知症は脳の障害や衰えから発症する病気のため、専門機関としては精神科や神経内科を受診するのが良いでしょう。また、認知症は進行性なので早期発見・対応で症状の悪化を抑えられる場合があります。
診察するうえでは、家族から得られる「普段の情報」が重要です。
受診の際は、ご一緒されることをお勧めします。
副院長の大山です。
今回は、2回にわたって「認知症」の話をしようと思います。
皆さんご存知のように、高齢化社会に突入した日本。
誰でも年をとることで、多少の物忘れは出現します。
大まかに言うと・・・
1.「内容は思い出せないけど、忘れたことは分かっている」
2.「忘れたことすらわかっていない」
上記のうち、
1.は『単なる物忘れ』
2.は『認知症』
と大雑把に分けることができます。
認知症は、2.に加え妄想で「財布を取られた」など事実と異なることを訴えたり、「季節外れの服装をする」など判断力低下を思わせる言動が見られることもあります。
こんな時、認知症から起こるちぐはぐは行動に家族が腹を立ててはいけません。なぜなら判断力が低下しても感情は伝わり、怒られていることのみを実感してしまうからです。
認知症は脳の障害や衰えから発症する病気のため、専門機関としては精神科や神経内科を受診するのが良いでしょう。また、認知症は進行性なので早期発見・対応で症状の悪化を抑えられる場合があります。
診察するうえでは、家族から得られる「普段の情報」が重要です。
受診の際は、ご一緒されることをお勧めします。

こんにちは。
副院長の大山です。
今日は睡眠の話をしようと思います。
これから暑くなると、寝苦しい日が続きそうですね。
人生の3分の1を占めるといわれる睡眠。
その睡眠が十分にとれない“不眠症”の症状や治療についてのお話です。
症状
大きく3つに分けられます
『寝つきが悪い(入眠困難)』
『夜中に何度も起きてしまう(中途覚醒)』
『朝早くから起きてしまう(早朝覚醒)』
以上のような状態で困っていることを不眠症と言います。
また、睡眠の時間だけでなく、眠りの質が問題になることもあります。
原因
これについては、緊張や不安による精神の高ぶり、
不規則な生活や加齢などです。
また、お酒の飲みすぎは眠くなるので一見良さそうですが、
中途覚醒・早朝覚醒を起こしてしまうので注意しましょう。
改善方法
まずは『規則正しい生活』を。
前夜にあまり眠れなくても朝はしっかり起きて、光を浴びます。
適度な運動も効果的でしょう。
また、眠る環境を整えることも大切なので、
温度や湿度調整などで工夫を。
寝る前にゆったりとした音楽を聴くことや、
温かい飲み物でリラックスすることも有効です。
日中の生活環境の改善は、眠りの質も向上させます。
最後に
睡眠薬の使用については、市販のものもありますが、
症状が続く場合は専門医への相談をお勧めします。
うつ病や身体疾患から起こる不眠もあるので、
受診をして適切な薬を処方してもらいましょう。
現在の睡眠薬は用法・用量を守れば、生活への支障もありません。
しっかりと睡眠をとって、暑い夏を乗り切りましょう。
副院長の大山です。
今日は睡眠の話をしようと思います。
これから暑くなると、寝苦しい日が続きそうですね。
人生の3分の1を占めるといわれる睡眠。
その睡眠が十分にとれない“不眠症”の症状や治療についてのお話です。
症状
大きく3つに分けられます
『寝つきが悪い(入眠困難)』
『夜中に何度も起きてしまう(中途覚醒)』
『朝早くから起きてしまう(早朝覚醒)』
以上のような状態で困っていることを不眠症と言います。
また、睡眠の時間だけでなく、眠りの質が問題になることもあります。
原因
これについては、緊張や不安による精神の高ぶり、
不規則な生活や加齢などです。
また、お酒の飲みすぎは眠くなるので一見良さそうですが、
中途覚醒・早朝覚醒を起こしてしまうので注意しましょう。
改善方法
まずは『規則正しい生活』を。
前夜にあまり眠れなくても朝はしっかり起きて、光を浴びます。
適度な運動も効果的でしょう。
また、眠る環境を整えることも大切なので、
温度や湿度調整などで工夫を。
寝る前にゆったりとした音楽を聴くことや、
温かい飲み物でリラックスすることも有効です。
日中の生活環境の改善は、眠りの質も向上させます。
最後に
睡眠薬の使用については、市販のものもありますが、
症状が続く場合は専門医への相談をお勧めします。
うつ病や身体疾患から起こる不眠もあるので、
受診をして適切な薬を処方してもらいましょう。
現在の睡眠薬は用法・用量を守れば、生活への支障もありません。
しっかりと睡眠をとって、暑い夏を乗り切りましょう。

こんにちは。
副院長の大山といいます。
岡田院長からのバトンをもらい、
今回から数回、記事を書いてみようと思います。
最初となる今回は、題名の通り。
他の病気と同様に、心の病気が始まるときにも何らかの変化が現れます。
身近に接している家族や友人が、一番最初の“ドクター”です。
その人の状態が普段と変わってきたとき、
我々は心の病気も疑います。
『気分が落ち込む』 『意欲がわかない』 『人に会うのが怖い』
などの精神症状が主ですが、
身体症状(胃痛や高血圧、円形脱毛症など)として現れる場合もあります。
心の病気を疑ったら、規則正しい生活を基本に、
趣味など自分の楽しめるものでリラックスを。
思っていることは言葉に出すだけでも、
思いのほか楽になる場合もあります。
ただ、本人自身ではよくわからないこともあるので、
周りの人がいち早く異常や変化に気づくことが大事です。
早期発見・対応により症状の悪化を食い止め、
回復させることだって可能です。
本人の言葉にキチンと耳を傾け、
気をかけてあげてください。
周りの人によるケアはもちろん、
症状に適した治療のためには専門医の治療・助言も重要です。
適切な対応・治療で早期回復し、健やかな毎日を送ってください。

副院長の大山といいます。
岡田院長からのバトンをもらい、
今回から数回、記事を書いてみようと思います。
最初となる今回は、題名の通り。
他の病気と同様に、心の病気が始まるときにも何らかの変化が現れます。
身近に接している家族や友人が、一番最初の“ドクター”です。
その人の状態が普段と変わってきたとき、
我々は心の病気も疑います。
『気分が落ち込む』 『意欲がわかない』 『人に会うのが怖い』
などの精神症状が主ですが、
身体症状(胃痛や高血圧、円形脱毛症など)として現れる場合もあります。
心の病気を疑ったら、規則正しい生活を基本に、
趣味など自分の楽しめるものでリラックスを。
思っていることは言葉に出すだけでも、
思いのほか楽になる場合もあります。
ただ、本人自身ではよくわからないこともあるので、
周りの人がいち早く異常や変化に気づくことが大事です。
早期発見・対応により症状の悪化を食い止め、
回復させることだって可能です。
本人の言葉にキチンと耳を傾け、
気をかけてあげてください。
周りの人によるケアはもちろん、
症状に適した治療のためには専門医の治療・助言も重要です。
適切な対応・治療で早期回復し、健やかな毎日を送ってください。

こんにちは、院長の岡田です。
さて、統合失調症シリーズ3回目の今回は、
統合失調症の治療方法と治療できる施設について書いていきたいと思います。
統合失調症の治療方法は、
急性期には薬による治療が基本になりますが、
回復期に入ると、薬と精神科リハビリテーションを組み合わせると良いでしょう。
●薬物療法
抗精神病薬は統合失調症の症状を改善するだけでなく、
再発予防に大きな力を発揮します。
その他に、症状に合わせて抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬などが使われます。 また、副作用を抑えるための薬が処方されることもあります。
●精神科リハビリテーション
スムーズに安定した生活を送れるよう手助けするためのものです。
社会生活感覚を取り戻すための社会復帰プログラムや支援施設があります。
~治療できる施設~
総合失調症の治療は主に精神科で行われますが、
施設によっては「神経科」、「メンタルヘルス科」、「心療内科」と名乗っているところもあります。
●クリニック(診療所)
精神科クリニックあるいはメンタルクリニックと呼ばれ、比較的交通の便の良いところにあります。日常生活支援を行うデイケアといったサービスを兼ね備えているところもあります。入院が必要になっても適切な病院を紹介してくれます。
●精神科病院
外来のほか入院施設があり、設備・スタッフが充実しています。病棟は急性期・慢性期と病期によって分けられている場合があります。
以上、駆け足ではありますが3回にわたって統合失調症について書かせていただきました。
気になるところがある方は、一度近隣の診療所や病院に相談してみるのが良いでしょう。
私ども林間病院にも医療連携室があり、まだ受診したことがない方や、家族に関する相談等もお受けしております。お気軽にご相談ください。
さて、統合失調症シリーズ3回目の今回は、
統合失調症の治療方法と治療できる施設について書いていきたいと思います。
統合失調症の治療方法は、
急性期には薬による治療が基本になりますが、
回復期に入ると、薬と精神科リハビリテーションを組み合わせると良いでしょう。
●薬物療法
抗精神病薬は統合失調症の症状を改善するだけでなく、
再発予防に大きな力を発揮します。
その他に、症状に合わせて抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬などが使われます。 また、副作用を抑えるための薬が処方されることもあります。
●精神科リハビリテーション
スムーズに安定した生活を送れるよう手助けするためのものです。
社会生活感覚を取り戻すための社会復帰プログラムや支援施設があります。
~治療できる施設~
総合失調症の治療は主に精神科で行われますが、
施設によっては「神経科」、「メンタルヘルス科」、「心療内科」と名乗っているところもあります。
●クリニック(診療所)
精神科クリニックあるいはメンタルクリニックと呼ばれ、比較的交通の便の良いところにあります。日常生活支援を行うデイケアといったサービスを兼ね備えているところもあります。入院が必要になっても適切な病院を紹介してくれます。
●精神科病院
外来のほか入院施設があり、設備・スタッフが充実しています。病棟は急性期・慢性期と病期によって分けられている場合があります。
以上、駆け足ではありますが3回にわたって統合失調症について書かせていただきました。
気になるところがある方は、一度近隣の診療所や病院に相談してみるのが良いでしょう。
私ども林間病院にも医療連携室があり、まだ受診したことがない方や、家族に関する相談等もお受けしております。お気軽にご相談ください。

こんにちは、林間病院院長の岡田です。
ブログへ寄稿するのは初めてのことになりますが、
これから数回に分けて、
「統合失調症」をテーマに筆をとらせていただくことになりました。
統合失調症は脳の働きのバランスが崩れて、
一時的に機能が損なわれる病気で、
時間はかかりますが回復可能なものです。
時に幻覚や妄想といった体験が生じ、
そのために落ち着かなくなって興奮することがあります。
別の場合には、意欲がなくなって閉じこもってしまうことも・・・。
また、金銭管理や身の周りのケア、
仕事と人付き合いが上手くできないなど、
「生きづらさ」を感じることが多いのが特徴です。
この病気は約100人に1人がかかるといわれており、
決して特殊な病気ではありません。
次回、この病気の症状についてみていきましょう。
ブログへ寄稿するのは初めてのことになりますが、
これから数回に分けて、
「統合失調症」をテーマに筆をとらせていただくことになりました。
統合失調症は脳の働きのバランスが崩れて、
一時的に機能が損なわれる病気で、
時間はかかりますが回復可能なものです。
時に幻覚や妄想といった体験が生じ、
そのために落ち着かなくなって興奮することがあります。
別の場合には、意欲がなくなって閉じこもってしまうことも・・・。
また、金銭管理や身の周りのケア、
仕事と人付き合いが上手くできないなど、
「生きづらさ」を感じることが多いのが特徴です。
この病気は約100人に1人がかかるといわれており、
決して特殊な病気ではありません。
次回、この病気の症状についてみていきましょう。
