こんにちは。
副院長の大山です。

今日は睡眠の話をしようと思います。
これから暑くなると、寝苦しい日が続きそうですね。

人生の3分の1を占めるといわれる睡眠。
その睡眠が十分にとれない“不眠症”の症状や治療についてのお話です。

症状
大きく3つに分けられます
『寝つきが悪い(入眠困難)』 
『夜中に何度も起きてしまう(中途覚醒)』
『朝早くから起きてしまう(早朝覚醒)』
 以上のような状態で困っていることを不眠症と言います。
また、睡眠の時間だけでなく、眠りの質が問題になることもあります。

原因
これについては、緊張や不安による精神の高ぶり、
不規則な生活や加齢などです。
また、お酒の飲みすぎは眠くなるので一見良さそうですが、
中途覚醒・早朝覚醒を起こしてしまうので注意しましょう。

改善方法
まずは『規則正しい生活』を。
前夜にあまり眠れなくても朝はしっかり起きて、光を浴びます。
適度な運動も効果的でしょう。
また、眠る環境を整えることも大切なので、
温度や湿度調整などで工夫を。
 寝る前にゆったりとした音楽を聴くことや、
温かい飲み物でリラックスすることも有効です。
日中の生活環境の改善は、眠りの質も向上させます。

最後に
睡眠薬の使用については、市販のものもありますが、
症状が続く場合は専門医への相談をお勧めします。
うつ病や身体疾患から起こる不眠もあるので、
受診をして適切な薬を処方してもらいましょう。
現在の睡眠薬は用法・用量を守れば、生活への支障もありません。

しっかりと睡眠をとって、暑い夏を乗り切りましょう。
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