こんにちは、院長の岡田です。

 さて、統合失調症シリーズ3回目の今回は、
統合失調症の治療方法と治療できる施設について書いていきたいと思います。
 
統合失調症の治療方法は、
急性期には薬による治療が基本になりますが、
回復期に入ると、薬と精神科リハビリテーションを組み合わせると良いでしょう。

●薬物療法
 抗精神病薬は統合失調症の症状を改善するだけでなく、
再発予防に大きな力を発揮します。
その他に、症状に合わせて抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬などが使われます。 また、副作用を抑えるための薬が処方されることもあります。

●精神科リハビリテーション
 スムーズに安定した生活を送れるよう手助けするためのものです。
社会生活感覚を取り戻すための社会復帰プログラムや支援施設があります。

~治療できる施設~
総合失調症の治療は主に精神科で行われますが、
施設によっては「神経科」、「メンタルヘルス科」、「心療内科」と名乗っているところもあります。

●クリニック(診療所)
精神科クリニックあるいはメンタルクリニックと呼ばれ、比較的交通の便の良いところにあります。日常生活支援を行うデイケアといったサービスを兼ね備えているところもあります。入院が必要になっても適切な病院を紹介してくれます。

●精神科病院
外来のほか入院施設があり、設備・スタッフが充実しています。病棟は急性期・慢性期と病期によって分けられている場合があります。

以上、駆け足ではありますが3回にわたって統合失調症について書かせていただきました。
 気になるところがある方は、一度近隣の診療所や病院に相談してみるのが良いでしょう。
 私ども林間病院にも医療連携室があり、まだ受診したことがない方や、家族に関する相談等もお受けしております。お気軽にご相談ください。
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