暦の上では、秋は立秋(8月8日)から立冬(11月8日ごろ)の前日を
指します。五行では、秋は、「金」でヒトでは「肺」にあたります。
「肺」がしっかりしていれば、「気」が巡り、抵抗力がしっかりして風邪
などにはかかりません。

 秋に多いトラブルは以下があります。
  1、秋の風邪
  2、ぎっくり腰
  3、ゆううつ
  4、ぜんそく

 そこで、秋におススメのセルフケアを述べます。

  1、からだを温める根菜類をとる
  2、果物に注意
     食べ過ぎると身体が冷える。
  3、冷たいものは控えめに
  4、冬の準備
     女性はタイツやレギンスを
  5、こまめに衣類を調整する
  6、とにかく足を冷やさない
  7、おへそ灸

 今年は、特に猛暑でした。エアコンや冷たいもので身体を冷やし過ぎ
の方は、冷やし過ぎた身体が秋以降の涼しさについていけなくなり
からだがだるい、鼻がぐずぐずする、のどが痛い、寝違え、
腰痛や下痢などを起こします。

 連日患者さんに「冷え」のお話しをしておりますが
皮膚の病気を患っている方は「冷えは万病の元」ですから
ご注意ください。

 出典 
   東洋医学の春化秋冬 セルフケアでからだを整える
                      三樹書房
      社団法人徳島県鍼灸会副会長 大上勝行 著