地球防衛軍はできない

邪悪な宇宙人が地球を
征服にやってくると
われわれ人類は一致団結し
地球防衛軍を結成し
最後にはこれをやっつける。

隕石が地球へ向かってやって来ることが
分かって、地球人はその英知を結集して
一致団結してこれを回避する。

めでたし、めでたし。

われわれ、幼稚な人類は、
インディペンデンスデイや
宇宙戦艦ヤマトを
あるいはアルマゲドンやメテオ
などの映画のストーリーを
信じてやまなかった。

人類の危機が迫ると
バラバラな国家やイデオロギーを超えて
団結して、戦うと信じていた。
そう思わなくても
心のどこかで、そうなることを願っていrた。

ところがこのコロナでその
全てが夢であったことを思い知らされた。

人類は一体となって
このコロナという人類との敵と
戦うどころか
それぞれの国家が争って
ばらばらにその対応をした

これが映画であったら
その原因を突き止め、
一体となってワクチンを作り
一体となってこれを全世界に配布し
この人類の危機を制圧する。

そうなるはずだった。
それが、人々がどこかに潜めていた
人類への希望でもあった。

ところが、実際は
国はあらそって、バラバラに
その対応にあたり、

その起源について国家間で罵り合い。
国家がバラバラにワクチンを作ることを
競い、これを金で買いあさり、
いち早く、他の国より立ち直りを
競いあう。どの国も人の命より経済を優先し、

それだけではない。
こんな中でも国家内で対応に
分裂し、人種間の差別もさらにあらわに
なってしまった。

国家どころか個人、個人でさえ
罵り合い、
感染者どころか
その治療に携わる人間に対する
差別さえ出現し、
表では、医療関係者への
感謝という虚栄を打ち出し
自分を納得させるための偽善を打ち出す。

社会は社会で、これを景気に
ウェブによる遠隔社会にしようとし、
未だ、不安定でセキュリティーが
実証もされていないデジタル化を
強力に推し進めようとする。
(この急がれるワクチンでさえ
作るより検証に時間がかかるというのに)
いくら日本のネット環境が遅れているといえども
コロナを利用して便乗しようと
しているとしか思えない。

だいたい、このネット社会への
急変は、コロナでただでさえ
打ちひしがれている
旅行、飲食、交通境涯を
コロナ下で援助しながら
気が付けば強力に
潰しにかかっている様なものである。
(長距離の移動、宿泊、そこにおける
飲食がへってしまうから
コロナの影響が終了しても
そこには本当の打撃がやってくる)

製薬業界には
病院を回るMRという職があるが、
このコロナ騒ぎを利用して
一気にその職を抹殺使用としている。
会社的にはコロナのために
収益が落ちたことにして
(実はコロナのために
収益が落ちたのではないし
コロナの影響だけではそれほど
収益が落ちたわけではない)
また、病院への訪問が
悪影響を及ぼすという名目で、
首を飛ばしまくっている。

つまり、もう世界、国家、人種
どころか個人個人でさえ
この未曾有の危機に
地球防衛軍をつくるどころか
バラバラになってしまって
これを利用して自分の利益にしようとしている。

つまり、人類は未曾有の危機がくれば
実は、一致団結するのではなく。
個々にバラバラになってしまう
ということが今回のコロナであらわになった。

これでは
ガミラスが来ても
宇宙戦艦ヤマトさえ作れずに
人類は消滅してしまう。

ああ

人類という動物の
愚かさよ