痛そう

だんだん、コロナの予防接種が
行われる様になっているが、
テレビで接種の様子を
見ていると、
我々が見ても
“いたそー”

日本は、インフルエンザなど、
皮下注が中心だが
今回のコロナは筋肉注射
深いところまでさすので、
直角に近い角度で肩にうつ。
斜めに小さな針で打ち込むのと
直角に長い針で打ち込む違いがある。

まだ打っていないので
どれぐらい痛いかがわからないが
注射の痛みは、
その注射液の内容で決まることがおおい。

浸透圧、分子量等で決まる。
つまり、染みやすさと液の内容の粒の大きさ等

あとは、針
当院では、インフルエンザを打つ時に
バイアル(瓶)からとる針と
打つ針を変えている
(バイアルのゴムに針を刺すときに
針の先が金属といえども
小さく曲がるから
切れが落ちる)
このコロナの摂取では刺す針と
打つ針を変えていない
(お金がかかるから)
痛そーーーーー

次は、痛点。
皮膚は、どこでも痛みを感じるわけでなく
痛みを感じるところや
熱を感じるところや
圧を感じるところがある。
そこで、どこに針が当たるかで
痛みが違う。
これは、運。

よく、注射の上手、下手といわれる
ことはあるが、偶然のことが多い

しかし、静脈に注射するときや
血管より血液を採るときは、
やや違う。

悲しいかな、子供に注射する時は、
まず、皮膚の感覚か高齢者の
感覚と全然ちがう。
(年齢が行くと皮膚が薄くなってゆく
へたをすれば高齢者は皮膚がにげて
なかなか刺さらない時もある。)
また、血管に刺す時は子供は
血管に弾力があり“プツ”という感覚がある。
(高齢者はいつ入ったかわからない)

血管自体に入る、入らないより
問題は、入りやすい血管を見つけられるか
どうかにかかっていて、
血管がない人やもろい人はだれがやっても
入らない。
(皮下脂肪が多い人や病気で体がからからの
人はそれはもう大変である)

しかし、最大のコツは、
注射を打つ相手が痛いと思って
打っているかどうか。
注射をするとき、注射をされる側の
痛みを考える人間は
なかなか上手くは注射できない。
むしろ、相手を人間と思ってない人ほど上手なのである。

試しに痛がったり、恐がってみてください。
なかなか入りませんから
それでも普通に注射できる人は
スーパー上級者です。