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November 2023 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
歳はとりたくないもの。

私も60を越してから
朝、起きたらどこか年を取っているのに
気づく様な毎日。

今年は、白内障の手術をして
最近、来院された方は知っているだろうが
右足の調子が1っか月ほど前から
わるくて
杖を突いている次第。

もともと右足は、効き足で、
大学時代から運動で、傷めてはいたのだが、
痛くなっても1日寝たら
すぐ直っていたのが
明らかに、修復能力の低下で
一向に治らない。
(念のためMRIまでとるも
原因不明。原因不明なら治療も
不明!!)

余談ではありますが、

患者さんには痛み止めをだすのだが、
私、痛みが減ったらすぐ無理をするから
痛み止めは飲まない。

それでも痛みがひどいので
自分でブロックをしようと試みるも
自分ではどうしても針を刺すという
自傷行為ができなくて
印をつけて
ナースにうってもらったのだが
あまりに痛みに弱くて
注射をしてもらっている時に
力が入りすぎて逆の足をつってしまって
しこたまナースに笑われた。
(;^ω^)


以前、言った様に
プロ野球の選手が、
入団して、やめる年齢が
28歳前後、32歳前後、36歳前後、
イチロー級の選手でも42歳

今思うとその年の前後に
階段状に体が落ちてきた様な気がする
そして30代、40代と
その階段の幅が短くなり
50代は段がなくなって下り坂に
そして60代はその坂の角度が急になって
いるのが実感できる。

50代はいってみれば
毎日、毎日その日の終わりに
一か所づつ自分の加齢に気づき、
(しわが増えたとか、シミが増えたとか
同じ動作でもゆっくりになったとか)

60代になるとそれが
こうやって、感じ方が強くなってきた感じ。
がが~~~~~


年を取るのを楽しみなさい~~~~

そんなのできるか~~~~~!


自分の年齢と近い患者さんがくると
あー自分もこういう風に見えるんだ
なんて毎日思うしまつ。

自分の親が自分の年のころは、
かなり年寄にみえたもんな~

気お取り直して、
せめて60代は
年にあらがってやる!!

とおもう60代の毎日でした。。。。
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投稿者: ryokusei
このブログ、毎週
仕事の合間に病院で書いて
メモリに入れて家に持って帰るのだが
今回、メモリに入れ忘れて
しまった。!
これも歳なのかな?

年といえば、
最近病院に来た人は
わかると思うのだが、
右ひざの痛くなって
それが取れない!

昔から膝はいい方ではなかったのだが
傷んでもすぐ直っていたのに
今回は、なおらない!
年とともに治癒能力が低下した?

という訳で今回は
お休み。。。。

膝のために
やっぱり体重おとそ。
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投稿者: ryokusei
古い奴だ大思いでしょうが

以前つとめていた病院で、
ミスをして
それを指摘すると
“すいません”といったあと必ず
“けど。。。。”と
自分のミスを認めない職員がいた。
結局は誤っていないし
ミスを認めないで、反省しないため
必ずまたミスを犯す。

最近大手ジェネリックの会社が
製薬の時に
かなりの不正をしていたのが
明らかになり、社長以下
報道陣の前で
“すいません”とあたまを下げていたが
どうみても誤っているとは思えないし、
また、どうせ同じことを繰り返す。
(表にはでていないが、こんなことは
結構見ている)

医療業界でこれはないだろう。
と思わざるを得ないのである。

われわれこんな小さなクリニックで、
こんないい加減な私でも
毎日、緊張の連続なのである。
と、いうのもどんな小さなミスでも
それが不可抗力であれ
死につながることがあるからである。

大きな病院で、
抗がん剤を扱っている時など
薬の投与量を一桁かきまちがったり
単位を書き間違ったり
口頭で指示したことを
聞き間違えただけで
死につながる。

証拠に
チェック体制が厳重になっている
今でも、全国で小さなミスから
患者の命に係わることが起きている。

ミスというのはどうしても
0にはならないのである。

それなのに不正をして
あれはないわ、、、、

と、まじめに怒るのである。



今朝のニュースで
糖尿病の薬の供給が危うくなってきている
というニュースがあった。

詳細は述べていなかったのだが、
これは、実をいうと
糖尿病の薬を、やせ薬として使用している
医療機関があること、
ひどい所をそれを売りにして宣伝までしている
病院があること
(買占めまでしている病院がある!)
それを知りながらその薬を
売っている製薬会社も製薬会社で
一応 “そういう目的では使わないで
下さい“と言っている。
じゃ、売るな!
っていう話。



昔、鶴田浩二(もう知らない人もいるだろうな)
が任侠映画の中で
歌っていた歌の歌詞の中で
”古い奴だとお思いでしょうが。。。“
という、歌を歌って
仁義を通す任侠役をやっていたが、

私、古い奴なんです。
どういうわけか、
親の影響か否か
医療に対する基本の考えが
”医療を商売にしない“
という観念がしみ込んでいる。
(そのおかげで経営は苦しいのだが)
(どういうわけか、同じ親なのに
兄とはちっと違う))

むだな検査、薬は出さない。
わけのわからない要求をする
患者は断る。
(これじゃ患者さん減るは)

(そのくせ、新しい薬や検査には
いいと思えば
すぐ手をだすのだが。。。)


私、今の医療のなかでは
私の様な医者は、だんだん骨頭品になりかけている

古い奴だとお思いでしょうが
私、古いんです。。。。。
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投稿者: ryokusei
ゴジラ

20世紀末には
21世紀の世界はグローバリゼーション
が広がり、世界秩序が保たれると
予測していた人が多かったが

ふたを開けてみれば
ナショナリズムが台頭してきて
さながら20世紀の初頭に戻った様だ。

20世紀初頭にイギリスが
自国の利益のために種をまいた
中東問題はさらに複雑化し
ロシア革命時代からくすぶりつづける
ウクライナ問題は戦争となり
プーチンや習近平はさながら
ヒトラーやムッソリーニの様

20世紀はそれらの問題を
アメリカという新興巨大勢力が
すべてを蹂躙し、あたかもすべてを
沈めた様だが、結局は
その問題をかきまぜただけで
21世紀はそのアメリカの没落により
波乱の様相を呈してきている。

宇宙人が見ればさぞ下等な生物が
温暖化なんかそっちのけで、
私利私欲のため滅亡へと加速している
ことを観察しているだろう。

。。。と近代史好きの所を少しだけ
まじめな話をしたりして。。。。。。


こうなればもうゴジラに登場いただかなければ
いけないのかもしれない。。。。

最初のゴジラ以降はただの
怪獣映画で、
シンゴジラは今の視点でみて
それなりに面白かったが
ハリウッド版は
ゴジラの趣旨が間違っているし

以前も書いたことがあるのだが
最初に登場したゴジラのすごいところは
そのメッセージ性のすごさだと思う

今回、新しく時代設定を戦後にしたゴジラの映画が
でるが、

あの時代、あのタイミングで
あの独創的な映画を
作り出したのが凄いと言わざるを得ない。

原水爆開発が盛んな時
終戦から10年足らずでやっと復興が
順調になり始めた時に
放射能が原因で出現した
得体のしれない怪物が
どんな兵器に対してももろともせず
東京を焼き尽くす。

その当時の日本人にとって
どれほどのインパクトがあっただろうか。

その反核、反戦へのメッセージは
タイミングもあいまって
すさまじい物があったに違いない。

後のゴジラやハリウッドのゴジラは
そのインパクトがないので
どうしても物足りない物にしか
なりえないのである。

この混沌とした時代には
再びゴジラに登場していただくしか
ない様な気がする。