最近、お上(厚生支局)
が、薬の使い方に対して厳しくなってきている
感がある。

薬は、御存じの様に保険でまかなわれている。
薬というのは、薬それぞれに
適応症というのがあって、
それ以外に使用してはいけないこと
になっている。
例えば糖尿病に高血圧の薬を出しては
いけないのである。

当然といえば当然かもしれないが、
実は、いろいろな薬に色々な効果があって、
たとえ、糖尿病しか使えない薬も
糖尿病による血管障害や心、腎機能を障害
を守るために高血圧や高脂血症の薬を
使った方が効果的な場合がある。

以前は、こういうことは医療の中では当然
であったので、そういう風な使い方
をしてもお上は(厚生局)お目こぼしをしていた。

ところが、最近これらに対して
厳しく取り締まるようになってきた。

一つは、コンピューターのせいの様なきがする
これらの保険を請求すると
コンピューターが薬と適応症をはじき出し
適応症が逸脱していれば(先ほど言った様に
糖尿の薬を高血圧につかったりしたら)
すぐピンとはじきだす。
そこには人の情は入らない。
(アナログがよかったな)

もう一つは、世間を騒がせている高価な
薬のせいの様なきがする。
これらの高価なお薬をふんふんだんに使うためには、
いろいろな薬を厳正に
削っていかなければいけないのだ。

(一個100万円の薬を1万人につかうには
100円の薬を1億個切ればいいだけ。
。。。。。トホホ)

だいたい、お上(厚生省)が
率先してジェネリック、ジェネリックといって
いるが、これは、足りない
保険点数をすこしでも
やすくするためで、
(目先??)
結局のところ、予想通り、
悪影響が出てきている。

一つの薬を製薬会社が創るのには
膨大な費用と手間暇がかかる。
いろいろな試行錯誤を行って
それが終了すれば
臨床試験が始まる。
一つの薬が販売されるまでに
10年や20年はざらにかかる。

それから、宣伝しで販売するまで
されに数年かかる。
しかるに、薬の特許は、大抵の場合
10年で終了し、ジェネリックが
販売される。
販売を開始して、5年ぐらいで
やっと医療業界で評価されて
使われ始めて数年で
ジェネリックが登場する。

こうなると、製薬会社は、
高価な薬や、抗体なんか、製造が簡単には
困難な薬しか作らなくなる
のはあたり前の話である。

予想されていたことだが、
現実になってしまっている事実がここにある。