私は、大学が久留米大学なので
20年ほど九州に住んでいたが、

今日は、四国地方は、大雨で。。。。。。。
各地に被害がでています。
なんてニュースが流れると
九州の友達から大丈夫か。。。
なんて電話がかかったりしてくる。

四国地方が大雨といっても
ほとんど高知や徳島のことが多い。
湿った空気が太平洋側からやってきて
四国山地にあたって雨を降らし
かつ、讃岐山脈がこれまた遮って
香川県に大雨が降ることがめったに、ないのである。

このことを四国の人間は、よくわかっているのだが、
九州の人間は、
大体四国を、
沖縄と淡路島を足して2で割ったぐらいにしか考えて
いない。
島の真ん中にせいぜい300~500m級の山が
あって、(五色台ぐらい)
そのてっぺんにのぼると
四国の海岸が全部見渡せるぐらい
しか考えていないもんだから
四国に大雨というニュースがながれると
全域に大雨がふって被害が出ていると
思ってしまう。

人間というのは悲しい嵯峨があって、
どうしても自分より下のものを作りたがり
日本では、四国は九州の下と思いこんでいるきらいがある。

実は、四国の真ん中には2000mに近い山々が連なっており
結構これが深い。
九州の山々より高いし、深い。
さらに、うまく連なった1000m級の
讃岐山脈なんか想像さえできない。

川の長さでさえ四国の川の方が長い
(九州の人間は、筑後川が長いと思っているが、
四国の人間も以外であろうが、一番長い
川は、四万十川で、吉野川ではない。)

また、九州の人間は、四国なんて
海岸の一般道路を車でまわったら
半日で回れるぐらいにしか考えていない。

大学生のころ同級生が
自転車で四国一周するといって
高松にやってきた。
私の家に泊まって出発したのだが、。。。

次の日に連絡があって、
 “四国は広い”
といって、
どうも徳島までなんとかいって、そこで一泊して
自転車をたたんで
国鉄(当時)で高知までいって
自転車でどうにか
中村方面まで
いって、そこから、結局汽車を乗りついて
九州に帰ったことがある。

また、大学の時に連絡船にのって
宇野から高松についたとき(当時瀬戸大橋はなかった)
一緒に乗っていた乗客が、
高松に上陸したとたん
“四国なのに暖かくないね”
1時間船にのったぐらいで、、たかだか
20kmぐらいしか離れとらんのに
気温が変わるわけがあるかい。。。。。。。

まあ、九州人ならずとも日本人の四国感は
こんなもんですぜ。。。皆さん。