2011年春のスギの花粉飛散量は、今年に比べると近畿では5~10倍と予測されています。今年は夏の日照時間が長く、また猛暑であったためスギの発育が良かったためです。
そこでお勧めなのが、初期治療です。
花粉量がピークになり、花粉症が悪化してから治療を始めても、お薬は効きづらく、症状もなかなか改善しません。最近は、花粉が飛散する2週間前から薬物療法を始める初期治療という方法が推奨されています。


初期治療に以下のようなメリットがあります。
1.症状を軽くできる。
2.症状がみられる期間を短くできる。
3.お薬の使用を少なくできる。
4.ステロイド系の強いお薬を使用しないですむ。

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来年の花粉量は、2月の上旬頃がピークになると言われていますので、遅くても1月の末頃から初期治療を始められるのがお勧めです。
当院では、ヒスタミンブロッカーの目薬や、コンタクトを使用している方のための一日2回点眼の目薬、防腐剤の入っていない目薬などを処方することが可能です。もちろん、ご希望の患者さまには、アレルギー性鼻炎用の内服薬や点鼻薬も処方させていただきます。毎年、花粉症に悩まされている方は、一度ご相談ください。