カテゴリー: コラム2011年
投稿者: kishimoto2
重篤な疾患をできるだけ早くみつけて専門の病院に紹介するのも開業医の重要な役目だと思っています。ただ、病院ならどこでもいいかと言うとそういう訳ではなく、患者さまの病気に対して専門的な知識を持つ先生のいる病院に紹介するのがベストだと考えています。
私は、常日頃、自分の肉親や友人を紹介するならどこがいいかという観点から紹介先を選ぶようにしています。だから少しくらい遠くても行くことが可能なら紹介するようにしています。

白内障          阪南中央病院     府立呼吸器アレルギー医療センター

緑内障          福島アイクリニック

加齢性黄斑変性症  多根記念眼科病院   大阪市立大学付属病院眼科

神経眼科        近畿大学医学部堺病院

網膜硝子体疾患    阪南中央病院     多根記念眼科病院

黄斑円孔        阪南中央病院

黄斑前膜症       阪南中央病院

重症ぶどう膜炎    大阪厚生年金病院

斜視弱視        大阪市立大学医学部付属病院

もちろん、患者さまのご希望があれば他の病院でも紹介させていただきます。
カテゴリー: コラム2011年
投稿者: kishimoto2
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「目の痒みに効く点鼻薬?点眼薬の書き間違いじゃないの??」と思われた方も多いと思いますが、書き間違いではありません。
アラミスト点鼻薬は点鼻薬でありながら、アレルギー性鼻炎に併発する眼症状(目の痒み、充血、流涙)に対して,海外臨床試験で改善効果が確認されています。アラミスト点鼻薬の成分フルチカゾンフランカルボン酸エステルが鼻腔内奥にある細胞内のステロイド受容体に作用して、眼―鼻反射の原因となるヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を鼻局所で抑制します。その結果として目の痒みが軽減されるのです。
もちろん点鼻薬ですので、アレルギー性鼻炎にも効果的で、持続時間も長く、一日一回の鼻腔内噴霧で済むために利便性も高いと思います。
当院でも処方可能ですので、目の痒みとアレルギー性鼻炎でお困りの方は、一度、試されてはいかがでしょうか?

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カテゴリー: コラム2011年
投稿者: kishimoto2
白内障の手術後、数ヶ月~数年して、また「目がかすむ」「まぶしくなる」などの症状がでることがあります。これは、ほとんどが「後発白内障」といわれるもので、手術の際に残しておいた水晶体の後嚢(レンズをつつんでいる袋の後ろの部分)が濁ってくるために起こります。
後発白内障は、再手術の必要はなく、外来でレーザー治療にて、簡単に濁りを取ることができます。当院では、最新のYAGレーザーという機械を使って治療を行っています。痛みもなく、3分程度で終わります。視力も翌朝には回復します。もし、白内障の手術を受けたにも関わらず、最近、かすみをきつく感じたり視力の低下を感じるようでしたら、後発白内障になっている可能性がありますので、一度、当院にて検診を受けてください。
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