去年よりかなり早く花粉が飛んでいるようですが、花粉症対策はおすみでしょうか?花粉対策の基本は、花粉情報を有効に活用して日常生活のセルフケアを行うことです。

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花粉情報は以下のサイトで見ることができます。

http://kafun.taiki.go.jp/index.aspx


花粉が多く飛散する日は、できるだけ外出を控え、どうしても外出しなければいけない時は、マスクや保護用の眼鏡を着用し、しっかり防御して出かけましょう。その他の日常生活のセルフケアを少しまとめてみます。

○花粉がつきやすいウールなどの衣服をさける。
○外出して帰宅後は、うがい、手洗い、洗顔を行う。
○窓から花粉が入らないように、開けっ放しにしない。
○こまめに掃除する。
○できれば室内は空気清浄器をつける。
○室内の湿度を高めにする。(室内が乾燥していると花粉が舞いやすくなります。)
○洗濯物を外に干さない。



次に、目の痒み対策です。

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○冷たいおしぼりで目をマブタの上から冷やす。

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これは、炎症を鎮めることで痒みをおさえる効果があります。

○防腐剤の入っていない人工涙液(ソフトサンティア点眼液など)で、花粉を洗い流す。

○ぜったいに目を擦らない。

これは、言うのは簡単ですが意外と一番難しいのではないでしょうか?

目を擦ると、細胞からヒスタミンなどが炎症物質が出てきますので、痒みが余計にひどくなったり、マブタが腫れたり、充血がきつくなったりします。また擦りすぎで黒目(角膜)に傷ができたり、雑菌が目の中に入って本当の感染性結膜炎になったりすることがあります。

○水道水での洗眼 を避ける。(塩素による刺激を避けるため)

○市販の洗浄用カップでの洗眼は避ける。
(マツゲや目の周りに付着した花粉が目の中に入る可能性があり、多くは 高濃度の防腐剤のため黒目の表面を荒らすこともあるため)

痒みがきつい場合は、眼科専門医を受診し、適切な医療用の目薬を点眼してください。目の痒みに関しては、内服薬よりも目薬の方がよく効きます。痒みがおさまったからといって、すぐに目薬を中断したりせず、根気よく治療を続けることが大切です。

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