ドライアイが身近な病気であることをご存知でしょうか?
ドライアイは実は、とても一般的な病気です。

日本全国に約800万人
高齢者の74%
オフィスワーカーの3人に一人
目に疲れを感じている人の約86%

がドライアイ患者であると言われています。


残念ながらドライアイは現時点では、完治できないとされています。
ただ医師の指示通り治療し、またご自身で日常生活に気をつけたり、対処することで症状を緩和することができます。
以下が現時点で有効と考えられている治療法および対処法です。
参考にしていただけたら幸いです。

①ヒアルロン酸を含む点眼薬(ヒアレイン点)の点眼
  ヒアルロン酸には粘りがあり、水分を保つ効果があります。単に水分を補うだけでなく、涙
  や人工涙液の目薬を長く目の表面に保持します。

②人工涙液(ソフトサンティア点)の点眼
  防腐剤が無添加で涙とほぼ同じ成分の目薬です。防腐剤が入っていないため一日何回
  点眼してもらっても構いません。高度のドライの患者様の中には1時間に1~2回点眼され
  ている方もおられるようです。
  当院付設のケイエスコンタクトにて一本150円にて販売しています。

③眼軟膏の使用
  高度のドライアイで目の表面に傷ができた時は、眼軟膏がお勧めです。
  軟膏を入れることで目の表面を保護するのが目的ですが、日中に入れると使用後はかな
  り見えづらくなります。就寝前の使用が基本となります。

④加湿器の使用
  部屋の湿度を上げるだけでも楽になります。パソコンを使用する際は、顔に近いところに
  置くのがお勧めです。

⑤十分な睡眠とストレスをためないこと
  睡眠不足やストレスで涙の分泌量は減ると言われています。普段から十分な睡眠を心が
  けて、できるだけストレスを溜めないようにしましょう!

⑥涙点プラグの挿入
  点眼治療でも良くならない高度のドライアイの方には特にお勧めです。
  目頭のところにある涙の出口である涙点にシリコン性の栓をして涙を目の表面に溜める
  方法です。今まで何をしても目の状態が改善しなかった高度のドライアイの方は一度、
  ご相談ください!!