あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。



今年は辰年、という事で、今月のレコードジャケットは「竜~ドラゴン」で攻めてみました。


先ずは玄関先です。


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プログレのつわもの達が集まったスーパーバンド、エイジアの1stアルバムです。

1982年の発売時、私は中2でした。
雑誌に「クリムゾン、イエス、ELPのメンバーらで結成されたスーパーグループ!」なんて大々的に宣伝されていた事もあり、予約して買った覚えがあります。


当時はプログレ四天王は、「宮殿」「こわれもの」「タルカス」「狂気」位しか聴いてませんでしたが、カッコよく、しかもメロディアスな展開に痺れまくり、ホント聴きまくりました。


久々に聴いてみても、やはり素晴らしく特に冒頭2曲の完成度は圧倒的です。また、PVもなかなか良かったですね。確かGodley&Cremeが監督してましたね。


余りにも売れた為、よく「産業ロック」と揶揄されますが、売れるのはそれだけの出来栄えという事ですよね。
TOTO、Journey、Foreigner、Boston、Styxなど、80年代初期に人気のあったバンドは今では中古レコード屋で一枚100円で叩き売り状態ですが、私にとってはあの頃の情熱を取り戻させてくれる、かけがえのないバンドです。


この後、セカンドまでは割と頑張ってたのですが、John Wetton が Greg Lakeに変わったりして徐々にパワーが衰えていき、自然消滅的になってしまったのですが、数年前、再結成して日本にも来てくれましたね。(私は行きませんでしたが・・・。Heat of the momentでは大合唱だったのでしょうか?)


因みにドラゴンの画を描いたのは、あのRoger Dean画伯です。
この辺も、Yes繋がり、という感じですね。



壁の2枚です。


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ますは、Jefferson Starship 1976年の「Spitfire」です。



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オリエンタルテイスト溢れたジャケットは、長岡秀星氏によるものです。

彼は、この他にもEW&Fの一連の作品や、CarpentersのNow & Thenなどで洋楽ファンには有名ですね。


Jeffersonも、リーダーのPaul Kantnerと歌姫Grace Slickとの間の娘に「China」と名付けているあたり、東洋に興味があるんでしょうね。


因みに、AirplaneからStarshipへとパワーアップしてからの第一作、「Dragonfly」にも、Ride the tigerというカッコいい曲がありますが、歌詞にもOriental manなんて出てくるし、Papa john creach (関係ありませんが、いつもこの名前を聞くとマドンナのあの曲を思い出してしまいます。パパ、どん、プリーチ!)の弾くエレクトリックヴァイオリンも、どことなく中国っぽいんですよね。


私は、このバンドは3人ヴォーカルのこの頃が一番良かったと思います。特に前作「Red Octopus」は最高ですね。貫禄のついた姉御Grace Slickは勿論ですが、復帰したMarty Balinも「Miracles」で一世一代?の名唱を聴かせてくれます。まさにミラクル!


演奏陣も素晴らしく、マルチプレーヤーのPete Sears、伸びのあるギターが最高なCraig Chaquicoのお二方は、1986年にスターシップとして来日した時にも、やはり巧かった! Grace Slickもすごく綺麗でびっくりしました。Mickey Thomasはやっぱヒゲがあった方がいいです、個人的には。



続いてこれです。


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映画、「Enter the Dragon」のサントラです。

今回、しげしげとジャケットを見てて気付いたんですが、音楽はあの、ラロシフリンが担当してたんですね。 


私はあまりブルースリーに思い入れは無いので、あれこれ蘊蓄は書けませんが、74年頃は本当にカンフーブームだったんですよね。
カールダグラス(カークではありませんよ!)の「吼えろカンフー」なんて、ブームにあやかった№1ヒットも生まれましたね。


漫画「魔太郎がくる!」で、人気のドラゴンジャケットを不良に奪われた魔太郎がとんでもない仕返ししてる話もありましたねえ。



ここでおまけです。


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中日ドラゴンズ1982年優勝時の記録レコードです。

DVDなんてないし、ヴィデオだって高かった当時は、レコードでファンは記憶に留めていたのです。


今でもしっかり覚えてるのは、巨人との終盤デットヒートを繰り広げてる時ですね。

江川投手から9回に3点もぎ取った時の連打の嵐には泣いて喜んだ覚えがあります。

今の貧打線とは比べ物にならない、まさに「恐竜打線」でした。


今年は往年の強打を蘇らせて、面白い試合を見せて頂きたいです。