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November 2019 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
漢方家の 櫻井大典 先生の著書をおすすめします。

漢方薬を飲まなくても、漢方(中医学) の考え方を取り入れ生活をすると
いろんなこと、こころとからだ が楽になるヒントがたくさん書かれています。

自分を大切にして、 深呼吸。深呼吸は、自分自身をいたわり、身体と心を
整える「養生」の第一歩でとのこと。

以下に、簡単にポイントになることを列記します。

〇「頑張らない」食養生
〇10分でも早く眠る
〇ゆるく生きる 漢方生活
〇毎日養生3カ条
  1、立ち上がる
  2、深呼吸する
  3、肩をまわす
〇過ぎたるは及ばざるがごとしで、食も養生も ほどほどに
〇自分をほめる
〇自然に触れる
〇苦いものを食べる
〇酸っぱいもの、レモン をかじる
〇イヤなことから逃げる
〇イヤなことがあれば、2分だけ違うことをする
〇イライラにはグレープフルーツ、りんごがおすすめ
〇健康康とは、減らすこと
〇決めないこと
〇情報は遮断する

クリニックの待合室に置いてありますのでご覧ください。

※暮らすこと、動くこと。心がけ、食べること、眠ること、休むこと
 季節の養生、症状別のこころとからだの不調の整えかた
  というように項目別に、簡単に記載されています。

    出典
           こころとからだに効く!ゆるゆる漢方生活
                   著者 漢方家 櫻井大典
                   株式会社 ワニブックス
              初版発行 2019年11月18日
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投稿者: wakui-clinic
ステロイド外用剤はとてもよく効く効果のある薬です。

ところが、使い方を間違えると とても怖い薬です。

長く使っていると、効かなくなる、効果がおちる。また、副作用が
でてきます(皮膚が紅くなる、にきび、皮膚が薄くなる、皮膚の表面の細い血管が
浮いてくる、細菌感染等)。
”ステロイド皮膚症” という、ステロイド外用剤を使用したためにかえって
皮膚の状態が悪くなり、皮膚の紅みやかゆみがでてくることもあります。

一生懸命治療していてもなかなか治らない時は、ステロイド皮膚症になって
おり、ステロイド外用剤を止めて加療する必要があると思います。
なお、ステロイド外用剤を突然中止すると、リバウンドといって、以前より
湿疹がでてきたり、じくじくしたり、紅くなったりすることがあります。
自己判断でステロイド外用剤は中止しないでください。

アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、治りにくい皮膚病では、意外にステロイド
外用剤がかえって悪化要因になっていることもありますので注意が必要です。

”くすり” の 反対の読み方は  ”りすく” 。

ただ漫然とだらだらと薬を使い続けることには注意が必要です。

かぶれ(接触皮膚炎)のひどい時、炎症が強い皮膚炎、やけどのひどい時
は、ステロイド外用剤を使用します。
ステロイド外用剤を長期に使う必要があるとき、悪化要因がわかっているとき、
ステロイド外用剤を使う必要性がないときはステロイド外用剤は使わない
といいと思います。

諸刃の剣であるステロイド外用剤は気をつけて使用したいものです。
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投稿者: wakui-clinic
”市民タイム”;令和元年11月14日(木曜)号の記事:寄り添う より

信州大学医学部保健学科科長 金井教授 が、「松本地域出産、子育て
安心ネットワーク協議会」 の公開講座にて「安産の秘訣教えます」
を話されました。

その内容が、”市民タイム” にて 紹介されていました。

◎体も心も冷やさない。

◎妊娠や育児に関する情報がネットに多くあり、情報過多となり、過度に
心配したり、本来楽しいはずの妊娠や育児が苦しい時間になってしまうこと
を指摘。

「いい加減(よい加減)」
「てきとう(適当)」

がポイントと言われてます。

アトピー性皮膚炎、慢性の疾患、皮膚病についても全く同様です。
小生も患者さんによく話しています。

「いい加減」、「てきとう」、「ほどほどに」。
病気を治す時には、とても大事なことと思います。
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投稿者: wakui-clinic
中国(東洋医学)では、宇宙、物質世界を限られた要素で説明しようとする考え方で
木、火、土、金、水 という五つの考え方です。

          木   火    土    金    水


五臓        肝   心    脾    肺    腎
(対応する臓器) 

五腑
(対応しうる腑)  胆   小腸   胃    鼻    膀胱

病気が現れすい   目   舌    口    鼻    耳
ところ

栄養を補う     筋   血脈   肌肉   皮    骨
ところ
 
弱るサイン     爪   顔色   唇    息    髪

好む味      酸   苦   甘      辛   塩辛い

五志       怒   喜   思      悲    恐

※表の見方
  木の覧を下に下がってみてください。対応する臓器とは肝、すなわち、肝臓が弱ると、目に症状がでます。筋肉に異常がでるので、
たとえば、脚がつりやすくなります。弱くなるサインは爪。爪がもろくなったり、爪にすじがはいります。
酸っぱいものを食べることが多くなります。五志とは感情で怒つまり怒りやすく
なります。

この五行説を参考にして、患者さんのどこの臓器が、どこが弱っているか
判断し診察して漢方薬を決めたり、いろんなアドバイスを行っています。

ご自身の異常がある時にチェックしてみてください。
三千年前からわかっていたことです。とてもすごいことと思います。
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投稿者: wakui-clinic
明治大学文学部教授の 斎藤孝先生 のとても良い記事がありましたので
ご紹介します。

上機嫌になることがとても良いことだそうです。
機嫌がよい状態は、性格によるものではなく、自分の努力でみにつけること
ができるマナーや作法のようなものとのこと。

〇上機嫌になる五つの習慣

①ニコニコマークを書く→机の上など目立つところに貼る
②体を動かす
③積極的に自画自賛する
④他人とほめ合う
⑤理由がなくても笑おう→口角をあげてニコニコする

”笑う門には福来る” といいますが、上機嫌でいる ことを
意識すると斎藤先生がおっしゃるようにとてもいいことが起こると思います。

      出典
          PHP 12月号 N0,859
          上機嫌に生きる!一日が楽しくなる、心の整え方
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投稿者: wakui-clinic
若返り;アンチエイジング がさかんにいわれている昨今です。
そのために何が必要でしょうか。

〇〇を飲む、◎◎を食べる、△△を塗る。
これらのことが必要なわけでもありません。

身体の冷えをとり、体温、代謝をあげ、ストレス対策をする。
普段の食生活に気をつけて早寝早起きをし、気のめぐりを
よくすることが、実はアンチエイジング、若返りにつながります。


〇ビタミンACE;ビタミンA,C,Eを積極的に食べる
〇紫外線対策;皮膚の老化予防になります。
       日焼け止め、UVカット、ビタミンCローション
〇ものの考え方:気のめぐりをよくして、前向きに考える

実は、「医食同源」、「中庸」、「腹八分」、「心身一如」という
東洋医学の考え方が大事で、漢方薬はアンチエイジングに役立つこと
が多い。
腎臓を強くする養生がおすすめです。(黒い食材、勇泉 というツボ)

代表的な漢方薬

7、八味地黄丸、109人参養栄湯、41補中益湯、48十全大補湯

※老化はだれにでも起こりますので、その現象を受け入れる事も
実は大切と思います。