患者さんに漢方薬を処方する際には、いろんな細かい事を
お聞きします。
 例:「肩はこりますか?」。「お通じは?」。「イライラしますか?」。
「お小水は?」。「食欲はいかがですか?」。「朝起きた後の疲れた感じ
はとれますか?」。「生理前はイライラしませんか?」「のどはいがいが
しますか?」「緊張するとお腹がぎゅーとしますか?」「目が疲れますか?」
等,,,,,,,

これらの事がわからないと、漢方薬の処方は決められません。

 いろんな質問をして、四診(問診、舌診、視診、触診)にて患者さんの
状態を把握します。患者さんのどこが悪いか(気、血、水、肝、腎、
胃、脾、肺)を考えて漢方薬を処方します。

 漢方薬は、いろんな 「生薬」 で構成されており、効果がでれば、
それぞれの「生薬」がいろんな所のいろんな困った症状に効きます。

 手の湿疹、にきびの治療中に、生理痛がなくなった、便通がよくなった、
眠れるようになった、体の冷えがとれた、、、。

 一方で、西洋薬ではあまり得意でないこと、生理前のイライラ、
不定愁訴(何かはっきりしないこと)、腰痛、舌が痛い、、、、

これらには、漢方薬がおすすめです。

 「心身一如」の考え方で、皮膚だけでなく、その人となりを見て
診察をする東洋医学の漢方。
時には、東洋医学の 漢方薬 を試してみるのも健康のためには
おすすめです。