乳児湿疹や乳幼児の湿疹があると
ステロイド外用剤が処方されて、時に痒みどめの抗アレルギー剤がでます。
目の前の湿疹は早く治して、お子様も親御さんも安心したいと思います。

ところが、その湿疹の原因が何か、どこにあるかによって治療も違ってきます。
診察すると、お腹が弱い、からだが冷えている、手足がとても冷たく紫色になっていることが
多いです。
食事内容を見直して、身体、お腹を温めることを心がけると
ステロイド外用剤など強い薬は不要で皮膚、体調はどんどん良くなります。

乳幼児、乳児の時こそ、食事に気をつけて、
漢方薬を飲んでいただくと、早く皮膚と体調が良くなります。大人に なる前の、この時期こそ
漢方薬がとても良く効きます。
母乳で子育てのお母さんは、漢方薬をお母さんが飲み、おっぱいを
お子さんにあげることで、母、お子さん共に漢方薬の効果がでます。
(母子同飲 )という東洋医学の考え方です。

小学生や成人になってから湿疹を治すのでなく、小さいうちから
食事を変えて治していただくと、治る時間や期間が早く、成人になっても
湿疹はでなくて丈夫な身体になります。

乳幼児、新生児でも甘くて飲みやすく、身体の調子を
良くしてくれる漢方薬があります。
例 小健中湯 夜泣きに効く、お腹を温めて、体力と気力をつける、べんつうがよくなる、
シナモンが入っていて、綿飴みたいでおいいしい漢方薬です。