「がんばらない」、「あきらめない」、「いいかげんがいい」等で有名な
諏訪中央病院名誉院長の 鎌田實先生 の著書をご紹介します。

「がんばる神経」の交感神経がストレスが多い現代日本では緊張
し続けている。血管が収縮し、血圧が上がる。循環が悪くなり、脳梗塞、
脳血管性の認知症になりやすくなる。
生き方上手の人は交感神経をほどよく緊張させながら、ときどき
「リラックス神経」である副交感神経を刺激しバランスをとっている。
がんばりすぎず、がまんしずぎずに。

キーワードは、「幸せホルモン」、「喜びホルモン」、「癒しホルモン」の
セロトニンと「思いやりホルモン」、「愛情ホルモン」であるオキシトシン。
この二つのホルモンがたくさんでると、気分が変わる。気分が変われば、行動
パターンや性格が変わる。穏やかな幸せを感じ、人に優しく接することが
できるようになる。

もう自分を抑えてがまんしなくていい。がんばる必要もない。

出典
がまんしなくていい
鎌田實 著
集英社文庫