過去の投稿

September 2023 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
ため口

最近の若い子はどうも
ため口で話す子が増えてきた。

医者と患者という関係でなく
年齢の差もある相手に
ため口はいかなかな。。。。

ため口がひどい子は
その態度もため口同様の子が多い。
これはどういうものだろうか。。。。


むかしから、体育会系で
私の時代の大学、医局、医療社会は、
1年学年が違えば大違いの世界で
育ってきたものだから
(医学部は、学年が上でも年下という
関係が結構多い世界であるが
同じ大学であれば学年
他の大学であれば卒業年度が
上下関係を決める)

日本語は、尊敬語、丁寧語、謙譲語と
いろいろあるが、
決して日本語だけではない。
英語もそれなりに
尊敬語は存在するのだ。

イギリス英語等は、
もっと悪いことに
社会階層で、いまでも言葉が
違うのである。

私の勝手な考察ではあるが、
どうして、こういう尊敬語が存在
するかといえば
人間は、集団で協力して
はじめて生活できる動物である。
動物も進化するにあたりだんだん
大きな集団を形成して生活できる様になってきている。

つまり、知能が発達するにしたがって
群れを形成し、それぞれが
群れのなかで役目をもって
共同で生活する
様になってきた。
(さすがに集団が大きくなりすぎて
人間の知能ではコントロールできなくなって
来ているが)

どうしても集団をうまく運営して
行くにはどうしてもヒエラルキーが
必用になってきてしまう。
(たとえば、数十二人程度の会社では
どうにかなるかもしれないが、
数百人単位になるとやはり課長、部長
係長という役職が必ようになってくるし
社会でも首相、県知事、市長が必要に
なってくる)
いらないとおもうかもしれないが、
集団ができれば、人が2人いれば
リーダー的人間が出現しなければ
物事がうまく進まなくなってしまう。

そこで、動物はかみつき合ったり
傷つけあったりして
上下を決めているのだが、

そこは、さすがに言語を発明した
人間は、その言語で上下を決めている。

それにより集団の生活を
スムーズに進行させていっている
のだ。

そうすれば集団運営が
良好に行っていけるからだ。

人間は、動物である
動物が、集団生活を営むには
どうしても集団での自分の位置の確率が
必用になってくる。



今の子たちは、集団生活が
非常に苦手になってきている。
おそらく、集団生活がなくても
一人で生きていけると勘違いしている様な気がする。
人間間の関係の構築ができなくなってきている
様な気がする。
他人の気持ちを汲めない
若者が増えてきている気がする。

しかし、以前よりハッキリするのは
髪の色をそめたり、
ちょい悪の髪型、カッコをしたり
そういう態度をとったり
入れ墨をいれたりして
(これらは原始社会で上下を決める
やり方)
自分の優位性を周囲に保とうとしている
つまり表現が下手になってきている
様な気がする。

人とのかかわりを商売にしている
人ならわかるだろうが、
商売していても人間は人間
医者も人間。
人を相手にして好感度を持てる人には
やさしく接するであろうし、
医者もしらずしらずのうちに
念をいれて診る様になってしまう。


自分でいうのもなんだが、
私、外見に見合わず、
物を店で買う時は
妙に腰が低い。
病院で患者さんとの経験が
どうしてもそうしてしまうのかもしれない。

カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
インフルエンザ?

今、ちまたではインフルエンザ
が流行っていて、
学級閉鎖まで出ている。

この時期にインフルエンザ?
コロナは流行るし
これは、なにもかもが
くるっている???

。。。。。
これには裏がある。。。。

実をいうとインフルエンザは
毎年、冬にはやってはいるが
夏も地道に発生していて
冬から夏を通して次の年までつづいたり、
南半球からやってきたりしていたのだ。

これまでなぜそんなに
でなかったのか?

それは、単に検査していなかったから。。。
(実際少し、免疫が落ちて増えている様だが)

今、いろいろな病院で、
仕様している検査キットのなかで、
主流なのは、インフルエンザと
新型コロナを同時にはかるキットで、
結果、毎年、測定していなかった
インフルエンザが検出される様になったのだ。

昨年までは、コロナだけのキットを
仕様することが多かったのだが、
今年の冬のインフルエンザの流行で
同時キットを使用する施設が
増えてしまったのだ。

しかし、こちらとしては
びっくりするというか
なんというか
複雑なのは、

発熱の人の検査をしたとき
インフルエンザがでたら
コロナじゃなくてよかった
という反応を見せる人が
多いことだ。

インフルエンザは
決してバカに指定はいけない病気。
今はA型が多く
高熱が出るのだが、
B型のインフルエンザなどは、
結構、熱が続き
体力を消耗して
高齢者なんかは、これを
きっかけになくなる方も少なくないのだ。
(だから毎年ワクチンをしているのに。。。。)

鳥インフルエンザなど、
毎年、日本のどこかの養鶏場ではっせいしてい
鶏の大虐殺があるのだが、
それだけしなければいけないほど
高毒性のインフルエンザなどは
新型コロナの初期のB1タイプより
はるかに死亡率が高い。
現時点で把握できている
だけでも死亡率は50%を超える
と考えられている。

だから、
なんか、複雑な心境でもある。

乗ってみたい車を
ネットで見ていたら
1千万を下らない
車ばかりで、
その中でふと500万の
車がでてくると
500万もするのに
安いと思う様な
錯覚というか勘違いを
皆している??

ああ、また
コロナとインフルエンザの
ワクチン接種が始まる。。。。。
。。
結構、これがまた
我々にはかなりのストレスなのです。

(当院の様にほそぼそと
やっているところは
それでは、もうけにはなってな
いですからね!!!!

高齢者施設と
いつも見ている患者さんのために
しているのです!!)

いいすぎ

あしからず。。。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
当番病院はきつい

先週の日曜日は当番病院だった。
当番病院というのは
それはそれは嫌なものなのです。

先ず、第一に休みが無くなる。
今回は、8月28日より9月9日まで
13日の連続勤務。
大きな病院とちがって、医者はひとりだから
まーしんどい。

当番明けの月曜日には
疲れがたまった上での月曜日で
結構うんざり。
若いうちはいいけれども
年よりにはきつい。

第2に
来る人、来る人、新患ばかり、
とにかく、新患というのは、
全く、いままでの背景がわからないので
現在かかっている病気やその状態
その人の性格まで
見てから診療することになるので
日ごろ見ている人とは
手間が違う。

特に日ごろくる患者さんは、
どこにもかかってない人が多いのだが、
当番病院の時は、
何らかの病気で他院にかかっている人が多く
それは大変。

いつも診ている患者さんの
数倍の労力を必要とする。

第3にコロナ(インフルエンザ)
毎年、冬のインフルエンザ時期の当番は
それはインフルエンザの患者さんで
ごった返すのだが、
今は、コロナ。
悪いことに今は、インフルエンザの人まで
いる。
以前、正月(正月は特に多いのだが)
に当番病院をしたときに
90人ほど来院したことがある。

朝、あけてから夕方しめるまで
休みなしで、
診療中は忙しすぎて
なにも考えなく、
バタバタ動いていたが
終了時には職員一同クタクタになって
しまった。



今回は、30人ほどの
患者さんですんだが、
住所が綾川の人が多かった。

当番病院というのは
周囲との病院との関連で、
当日の他の病院の当番病院が
気になる。

先ず、坂出市内
必ずもう一軒内科系列が
一緒に当番をするのだが、
今回は、小林胃腸科であったが、

大体、位置関係から、
小林胃腸科が一緒にすると
宇多津、丸亀方面の西からくる
患者さんを受け止めてくれる。
また、当院が坂出の東側になるので
中心部の人も小林胃腸科に行ってくれる。

今回は綾川で内科当番がなかったので
綾川からの患者さんがやってきた。
高松もいつも
国分寺で当番があると高松からの患者さんが
少ないのだが、
高松の当番が中心部から
東よりであれば
国分寺、香川町あたりから
患者さんがくる。

後は、小児科、
周囲に小児科の当番がなければ
小児科の問い合わせが多くなる
だから、いつもはあまり見ない
小学校の高学年ぐらいまでは
受け入れる様になってしまう。

だから、同じ日に当番をする病院を
ついつい調べて、忙しさを
事前に予想してしまうのだ。

なんて、いつも皆みみっちいこと
ばかり考えて。。。。。。

あと、大きな声ではいえないけれど。。。。。。
(おこられる?)
結構、便利的にただ、日曜日に開いている
から来る人も多い。
(今日来る?って人)
(月曜日からしんどいのだけれど
 点滴してくれとか。。)

でも皆さま気をつけて下さい。

新患で、日曜日に受診すると
それだけで結構かかりますよ。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
学会
(以前もお話ししたのだが。。)
医学の学会といえば
外部から見ればなにか
とてもアカデミックな響きがいいもの
かもしれないが、
?????

医学界かいわいには山ほど学会がある。
教授の数ほど学会があるといわれている。
言われているというのは
それほど多いのだ。

名のある学会だけでも
軽く100は超す。
私も最高時には15個ほど学会に
入っていた。

学会は、もちろん
元来、その学問を究め、発展させる
ためにできたのだが、
どんどんその軌道が外れている
様な気がする。

例えば、私が若いとき研究していた
胃がんに関係する主な学会だけでも

日本胃癌学会、日本癌学会、日本癌治療学会、
日本外科学会、日本病理学会、
日本外科学会、日本消化器外科学会、
日本消化器病学会、

これは、あくまでも日本医学会という組織に
入っている学会だけで、
他にも関連する学会はいろいろある。
たとえば、日本内視鏡学会、日本超音波学会
日本ヘリコバクター学会、、、
最近は、いろいろ抗体治療もあるので
まだまだ関連する学会がある。

自分も研究室にいた時は、
1っか月に1回ほどいろいろな学会
にほとんど同じネタで発表していた。

それぞれの学会で
それぞれ数百の演題がでて
治療は、これが利くとか
こうすれば再発が少ないとか
すぐわかるとか、

毎年、毎年、それぞれの学会で、
それだけ成果があるのなら
胃がんなんてとっくの昔に
なくなっとるわい!!

なんて、、、、
言っちゃいけないのかな。。。


若い時は、真剣に胃がんの制圧の
糸口を何とか見つけようと
いろいろマウスやラットを虐殺しながら
実験して顕微鏡をのぞいていたが、
私が研究していた一部は
見事にヘリコバクターという
発見に崩れてしまった。
(一部の研究は延々とつづいているのだが)

大体、学会が増えた原因は
専門医を作ろうとしたことにもある。

昔、たとえばベテランの医者が
手術したのとベイべいの医者が
手術するのに同じ値段はないだろうとか、
ベテランの医者が内視鏡するのと
あまり内視鏡を特異としていない
者が同じ値段はないだろう。。。
という、みみっちいものから始まり

専門の医者という資格をつくって
それを保険点数とか給料に
反映させようというものだった。
(いまだにうまく
反映されていないのだが)
それが講じて、

内科専門医から、それだけではいけないと
糖尿、呼吸器、感染症、血液、消化器、
消化器にいたっては食道、胃、大腸、肝臓、、、、
と際限なく分かれて行った。

それがまたいけないことに
その学会の権威というか威厳というか
存在というか、それを保つために
○○治療ガイドラインというのを作る。
マーそれがいろいろあって、
肝臓だけでも、肝炎、脂肪肝、肝がん、、、
そんな細分化されてそれぞれの
診断や治療方針が書かれている。
それがまた、数年に一回改定される。

大きな病院で、それに特化した
お医者さんは、いいけれど(たとえば
肝臓とか、糖尿とか)
((だから大きな病院に行くといろいろな
科をまわされる!!))

町医者はそうはいかない。
脳外科から産婦人科まで
おおよその事は頭に常に入れておかなければ
いけない。

。。。。。。無理、!!
AIにさせろ!!

一つの学会の年会費は
数千円から1万5円ぐらい、

年に一回の学会に参加するには
これまた1万から2万円。

認定医、専門医をとるには
認定料だけで1万から2万
(たまらんじぇ)

この学会の多さ、細分化は
結局の所まわりまわって
自分の首を絞めることになっている。
かといって、もう戻れない状態。。。

これからどうなるんだろう。


余談ではあるが、大きな学会があると
全国から数千人の人達が集まる。
その一人一人が、宿にとまり
飯をくい、お土産を買って帰るとなると
それだけでその土地に対して経済効果がある。
コロナ禍で今はウェブ開催になっているのだが、
、、、、、、、


そうか、学会は、
日本の経済の為にいっぱいあるんだ!!

なんてほざいたら
いっぱい叱られるか。。。。