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January 2024 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
能登半島地震

能登半島地震で
大変な事になっているが。。。。。

能登半島で私の記憶に残っているのは
昔、富山医科薬科大学(現富山大学
医学部)を受験にいった時。
北陸に行くことがなかったので
神通川の河口付近までいって
冬のどんよりとした空のもと
荒波の富山湾ごしに
半島だけ太陽があたって光っている
光景がとても綺麗だったことが
40年以上たった今でも
頭にこびりついている。


能登半島での地震で、あの状態なら
南海トラフの地震が来たらどうなるのだろう。

以前にも一度書いたのだが、
また、あらためて、、、、

能登半島地震の
10倍以上の範囲が
被害を受けるわけであるので
どう考えても救援は十分来るとは
考えにくい。

おそらく今考得られている範囲では
四国であれば南四国、近畿地方では
和歌山、津波がくれば大阪に大きな
被害が及ぶから
とても香川県に全国の
救援が来るとは考えにくい。

他の事はわからないが、
医療、介護でいえば
先ず、高松空港が四国の医療の起点に
なるのだが、(重傷者で県内で扱えないもの
を遠方の病院へ移送する)
おそらく四国中の患者すべてを
こなすことはとてもできないし、
医療施設も遠方の関東以北に運ばなければ
いけないし、そういう事を考えると
絶望的。

県内を考えると
県中は、周囲の道路が液状化で
使用できなくなるし
日赤は街中の渋滞で緊急車両が
頻繁に出入りするのは困難であろうし、
大学はあの立地では無事かどうか。

後は、市立病院と済生会病院か、、、、
これではすぐにキャパオーバー

日本全国で医療チームが結成され
やってくるであろうが、
被害状況を考えると
香川県にどの程度やってこれるか、
来れてもやはり人口が多い
高松中心になろうし、、、、

坂出までとても手が回ると思われない。

そこで、結局、坂出は坂出で
対応しなければいけないのだが、

坂出の医療の欠点は、
中規模病院が数件あるのだが、
その医者、スタッフが
ほとんど市外に住んでいるということ。
私自身も高松に住んでいるのだから
自分の被災状況次第で
動けるかどうか。

だから、夜間等に地震が起これば
市立病院、回生病院、マルチン、、、、
機能不全に陥るのは
間違いない状態。

私自身、動けたとして
高松から車を使うわけにいかないので
自転車でやってくることになる。

何でも屋の私は
坂出の災害時の拠点の
回生病院に来てほしいといわれているが、
おそらく自院の患者と施設の利用者で
手一臂のはず。。。。。。

医療の他のことも同様に手がまわらないと
思われる。

かといって個人レベルで医薬品を備蓄するわけにも
行かず。。。。。。

今回もし、能登ぐらいの揺れが
もっと鳥取から新潟ぐらいまであったら
おそらく能登半島の今の地域は援助の手が
まわらなかったであろう。

南海地震がおきれば、坂出は
ほっとかれる??ことを覚悟しておかないと。

いつも思うのだが、
地震の救援の想定がどうも
局地的で、周辺地域も被災していることが
想定されていない様な気がする。

今の現状では生きているうちに
地震がおこらないことを
いのるだけ???かも。


カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
病み上がりの一週間

今週は病み上がりの一週間で
疲れを心配していたが、
特に心配する様なこともなく
一週間が終了。

今回は、かなり体が
やられてしまったので
結構、心配していたが、
普通に一週間を過ごすことができました。

もともと、感染には弱く、立ち直りは早い
人間であるから体力的にはあまり心配していなかった
のだが、精神的にね。。。。

ま、大体日曜日だけなら、一週間のリズムで
なにも感じないが、
連休などあっただけで
仕事をしたくなくなる。
連休の次の日なんか
疲れ方が半端ない。
それが、今回、4日も休んだのだから
その仕事のしたくなさは半端ない?
疲れ方が半端ない?って
少し怖かった。

と言いながら月曜は仕事が溜まっている
と思っていつもより1時間ほど早く出勤して、
夜は、家にかえって滞在2時間ほどで
愛生苑の入所している人が
私が復帰するのを待っていたかの様に
なくなって呼ばれて
そのまま病院でごろ寝。
そのおかげで、火曜日には溜まっていた仕事が終了

にもかかわらず
以外と精神的なダメージもなく、
一週間が終了した。

というのも

休んでいる時、ふと
仕事を辞めたら私は
どうなるんだろうと考えてしまった。

時間が、あって4日のうち3日間は、
施設から電話や呼び出しの心配もなく
本当の意味で完全休息だったのだが、
いつもできない事(趣味なんか)を
しようと思いながら

なにもしないで、ぼーっとしていた。

同学年の人間には
定年でリタイヤしている者もいるのだが、
自分はここでリタイヤしたら
人間として
腑抜けになるな。。。。。。と
思ってしまったから?
仕事を続けている事に意義?諦め?
を感じて月曜に突入したからかもしれない。

そういえば、以前書いた様に
昔、一番忙しいときに
夜中1時から一時間ほど自分の時間を作り
いろいろしていたので、
暇になったら、あれをしよう、これをしようと
いろいろ、箇条書きにして
考えていたのだが、
暇になったら、なにもしない。
かえって忙しい時の方がしていたりしていた。。。。

どうも、仕事をして
忙しくして緊張しながら生きてゆくのが
私の生きるカテの様だ。

悲しいかな。。。。。。

こんな人間に誰がした?

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投稿者: ryokusei
謎の感染症

今回、水曜日の夜に
謎の感染症にかかり、
3日間、内田先生に代診をおたのみしました。

医者というのは変なもので
病気になりながら、
それに苦しむ自分と
冷静に外から見る自分がいる。

その予兆が水曜日の夕方から
現れていた。。。。。

以前に言った様に
私、野生児であるがために
病気になるとむやみに食べ始めて
寝る。

水曜日の夕方から、どうも
食欲が止まらない。そして、
いつもより早く眠気が襲ってきて
早くとこについた。
そうすると案の定、夜中に
けだるさと寒気が襲ってきて
目がさめてしまった。

状況、症状より判断して、ウイルス性の感染症
と診断。
ウイルス性であるとはいえ
上気道症状がないためインフルエンザ、
コロナではないと判断。
一応、朝一で病院で検査を施行
陰性を確認するも
倦怠感が尋常ではないため
また、この状態を他の人に移すわけにもいかず
診療を断念し、代診を依頼。

同じウイルスでも人によって
細胞との結合しやすさが違うので
(新型コロナでも無症状の人から
亡くなる人までいる様に)
これは、私の細胞にかなり
親和性のあるウイルスである
と判断。

ウイルス性というのは厄介で
基本治療薬が存在しない。
よって家に帰って
木、金と2日間寝続けた。
(おかげで腰、肩、首は
痛くなったけれども)

眠たくなくても睡眠を無理やり行う。
睡眠というのは体の活動を停止し
代謝をおとし、免疫機能を上げる作用が
つよい。おまけにステロイドまで
出してくれる。
だから、寝るのが一番。

とにかく、体のやられ方が尋常ではなく
どうも消化管までやられたようで、
むかつきで、食欲が出ない。
脱水を避けるために
水分のみ接種。

状態の回復は尿で確認
初期は脱水のために
尿が濃くなっており
体が回復し始めると
体にたまったいわゆる腫れが
弾き始めて尿量が回復してくる。
そして、細胞がかなりやられた証拠に
最後にミオグロビン尿といって
かなり血の色が混じった尿が出る。

それで、病勢を確認して、
状態の回復を診断した。

それにしても今回、人生で
1度か2度ほどしか味わったことのない
しんどさであった。
こんな状態でも栄養に
余裕があるのか、2日間ほとんど
カロリーをとっていないのに
土曜日には体がほとんど戻っていたが。
病院の職員からストップが
かかり、土曜日も休むことになってしまった。

40代に熱があるのに
2週間、解熱剤を使いながら
仕事をして、肺炎になってしまった
こともあり、
また、60代という年齢も考えての
行いであったが、
半分自分で苦しみながら
半分医者で診断しながら
薬が効かないと判断して一切
薬ものまないで直した自分に
妙なものを感じてしまった。

毎日、いろんな患者さんを診ているので
なににかかっても仕方がないが
ま、いろいろ感染症は
うようよしているので
おきおつけください。。。。。


カテゴリー: 総合
投稿者: ryokusei
昨年暮れ

昨年暮れに用意していて
病院におきわすれた
ブログを
本日は、、、、
年始にあたり書きます。。。。です

とうとう今年も押し迫ってまいりました。

今年は、当院では
1月に裏の特養が新型コロナの
クラスターを作り大変な
年明けであった。
3年間、他のほとんどの施設が
クラスターを作る中
(複数回作るところも多々あったなか)
頑張ってきたが、ついに
クラスターを作り
もちろん、病院に入院させられるわけでもなく
医療に対しては不慣れな
介護者を指導しながら
大変な思いをした。

それを考えると
そのことがかなり前の様におもえるのだが
いろいろ考えるとやはり短い1年だった。

以前もいったのだが
1年のことを考えるのに
歳をとればとるほど
短く感じる様になるのだが、
その一つの理由が、自分の記憶。

10歳の子であれば
6歳からの記憶が残っているとすれば
1年は、人生の5分の1
ところが
私(63歳)であれば
同じ様に6歳からの記憶があるとすれば
1年は、人生の58分の1
さらに記憶力の低下でそれより
短く感じるはず。
ま、しかたないか。

暦は、人間が勝手につくったものだから
別に大晦日や元旦を
普通の一日とかんがえても
いいのだが、
(犬は、大晦日や元旦も
普通の1日)
1年を振り返ることで区切りをつける
ことは悪くないと思っている。
失敗したこと、うまく行かなかった事を
反省することが
大事と考える。

話は、かわるのだが、
介護について、介護に係わる
会が定期的に行われていて
以前、参加していたのだが、
今は足が遠のいている。
その理由が
もちろんコロナが流行って
集会に行きたくないというのもあったのだが、
会での発表が、介護について
上手く行ったことの発表ばっかりだったので、
発言を求められたとき
“失敗したことを発表して
改善することを考えたらどうか“と発言したら、
裏で、”失敗ってなんのこっちゃ“という声が
聞こえてきたので
それだけの会なのかと
いやになったのである。

医療を問わず、社会では、
エラーに学ぶというのは
非常に一般的なことである。
失敗やエラーというのは、
どんなに気を付けてもあること
それに学ばなければ、
決して発展はない。

今後、またコロナに限らず
新興感染症がつぎつぎ出てくると
かんがえられるのだが、
それに対して
末端の病院から政府まで
上に行けば行くほど
反省が無いようなきがしてならない。
結局、事がおきたら
想定外としてバタバタするだけな
様な気がする。


話は、とんだが、
一年、 いやではあるのだが
反省するところは反省し、
来年を迎えよう。。。。。

なんて思うのだが。。。。。
63歳になっても進歩がない
私です。