能登半島地震

能登半島地震で
大変な事になっているが。。。。。

能登半島で私の記憶に残っているのは
昔、富山医科薬科大学(現富山大学
医学部)を受験にいった時。
北陸に行くことがなかったので
神通川の河口付近までいって
冬のどんよりとした空のもと
荒波の富山湾ごしに
半島だけ太陽があたって光っている
光景がとても綺麗だったことが
40年以上たった今でも
頭にこびりついている。


能登半島での地震で、あの状態なら
南海トラフの地震が来たらどうなるのだろう。

以前にも一度書いたのだが、
また、あらためて、、、、

能登半島地震の
10倍以上の範囲が
被害を受けるわけであるので
どう考えても救援は十分来るとは
考えにくい。

おそらく今考得られている範囲では
四国であれば南四国、近畿地方では
和歌山、津波がくれば大阪に大きな
被害が及ぶから
とても香川県に全国の
救援が来るとは考えにくい。

他の事はわからないが、
医療、介護でいえば
先ず、高松空港が四国の医療の起点に
なるのだが、(重傷者で県内で扱えないもの
を遠方の病院へ移送する)
おそらく四国中の患者すべてを
こなすことはとてもできないし、
医療施設も遠方の関東以北に運ばなければ
いけないし、そういう事を考えると
絶望的。

県内を考えると
県中は、周囲の道路が液状化で
使用できなくなるし
日赤は街中の渋滞で緊急車両が
頻繁に出入りするのは困難であろうし、
大学はあの立地では無事かどうか。

後は、市立病院と済生会病院か、、、、
これではすぐにキャパオーバー

日本全国で医療チームが結成され
やってくるであろうが、
被害状況を考えると
香川県にどの程度やってこれるか、
来れてもやはり人口が多い
高松中心になろうし、、、、

坂出までとても手が回ると思われない。

そこで、結局、坂出は坂出で
対応しなければいけないのだが、

坂出の医療の欠点は、
中規模病院が数件あるのだが、
その医者、スタッフが
ほとんど市外に住んでいるということ。
私自身も高松に住んでいるのだから
自分の被災状況次第で
動けるかどうか。

だから、夜間等に地震が起これば
市立病院、回生病院、マルチン、、、、
機能不全に陥るのは
間違いない状態。

私自身、動けたとして
高松から車を使うわけにいかないので
自転車でやってくることになる。

何でも屋の私は
坂出の災害時の拠点の
回生病院に来てほしいといわれているが、
おそらく自院の患者と施設の利用者で
手一臂のはず。。。。。。

医療の他のことも同様に手がまわらないと
思われる。

かといって個人レベルで医薬品を備蓄するわけにも
行かず。。。。。。

今回もし、能登ぐらいの揺れが
もっと鳥取から新潟ぐらいまであったら
おそらく能登半島の今の地域は援助の手が
まわらなかったであろう。

南海地震がおきれば、坂出は
ほっとかれる??ことを覚悟しておかないと。

いつも思うのだが、
地震の救援の想定がどうも
局地的で、周辺地域も被災していることが
想定されていない様な気がする。

今の現状では生きているうちに
地震がおこらないことを
いのるだけ???かも。