加齢性黄斑変性症の見え方と、簡単なチェック法です。

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加齢性黄斑変性症とは、50歳を過ぎた頃から増え始め、60~70代がもっとも多い目の奥の病気です。目の奥の網膜の中心部にある「黄斑部」が、老化によって機能が低下します。ただ、白内障のようにすべての人に発症するわけではなく、特定の人にしか発症しません。男性の発症率が高く、女性の2倍程度と言われています。我が国では推定40万人、視覚障害認定者の第4位となっています。
症状は  視力が下がる
       視野の中心がゆがんで見える
       周囲は普通に見えるが、見ようとするところが見えない 

具体的にどのような見え方かと言うと、例えば新聞を見るとこんな感じになります。
 


今回は、黄斑変性症の簡単なチェック法がありますので、ぜひ、一度やってみてください。

読書をする距離で、片方ずつ目を閉じて、中心の白い点を見て、線のどこかに
ゆがみがないかみてください。老眼鏡を掛けてもらっても構いません。
中心の白い点だけを見て、視線を動かさないようにしてください。


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もし、① 線が歪んで見える
    ② 線がぼやけて見える
    ③ 線の一部が欠けて見える

このような症状が一つでもあれば、早いめの眼科受診をお勧めいたします!
加齢性黄斑変性症は、早期発見、早期治療が有効です。