いよいよ寒くなってまいりました。
皆様、風邪やインフルエンザにご注意ください!



今月は、久々にジャズで行こうかと思います。

この寒い季節にぴったりなECMから出されている、キースジャレットのリリカルなピアノをご紹介しましょう!


先ずは、1985年発表のゲイリーピーコック、ジャックディジョネット達との鉄壁ライヴアルバム、「Standard Live ~ 星影のステラ」です。




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彼らの奏でるスタンダードは、他のトリオが「甘さ」で勝負しているのに対し、「辛さ」?というか、ピリリとエスプリを効かせているような、硬派な演奏が醍醐味です。



続いて、この2枚です!




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先ずは彼の最高傑作ではないが、人気度は№1の、「ケルンコンサート」です。




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大学の軽音楽部の佐藤先輩が、何気にかけてくれて、ズビッと心に刺さってきましたねえ・・・。 今思うと、ドイツオリジナル盤だったような・・・・さすがオシャレな佐藤先輩でした・・・・。


完全即興のピアノソロ、というと何か冗長なイメージがあり、実際前作の3枚組の「ソロコンサート」では、正直真剣に聴き通すのはちと辛い部分がありました・・・。


しかし、これは違います。 何か、起承転結がはっきりしていて、全面通して聴いても(なかなかそんな長時間は取れませんが・・・)、結構スンナリ聴けてしまうんです。


特に、アンコールのD面の小品は、ロマンチックなメロディーがと・ま・ら・な・い!  素晴らしい演奏です。 


この楽譜を手に入れたのですが、難しすぎて全然弾けませんでした・・・・。



そしてもう一枚です・・・。




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北欧の香りのする、まさにこの季節にピッタリな名作、「My Song」です。


この哀愁味溢れる旋律、故中山康樹風にいうなら、「ク~っ、堪らん!」です。   しかし、中山氏のいかにも大阪人的な、あちこちに笑いを練りこんだ洒脱な文章、本当に好きでした。  ご冥福をお祈りします。