大きく分けて以下の二通りです。

〇標準治療:ステロイド外用剤と保湿剤を使用して湿疹をコントロールする
      今までの治療法
〇脱ステロイド療法:今まで使用していたステロイド外用剤を中止する。
      なお、 "脱保湿" といって保湿剤の使用も同時にやめる。
  ①ステロイド外用剤をいっきにやめる
   →リバウンドがでてきます:皮膚の紅みとジュクジュクがでてくるので
         抑える。漢方薬とタンパク質を摂り水分を抑える
  ②ソフトランデイング:ステロイド外用剤を使用しながら少しづつ
       ステロイドの強さ(ランク)をさげていく
  ③ウェデイングステロイド:脱ステロイド療法を行っていて結婚式の時だ
     きれいにしたい→結婚式の3日前からステロイド外用剤を使う
患者さんの希望や診察をしてからどの治療方針で今後加療していくかどうか
を決めています。

なお、上記のいずれの場合も

〇漢方薬の内服
〇食事の改善:甘いものを控える、和食中心、油に注意(あまに油がおススメ)、身体を冷やす
  食べ物は注意、白湯を飲む                               
〇”冷え”対策:入浴(半身浴)、腹巻、靴下をはく、ストレッチ、歩く
〇悪化因子の除去
〇早寝早起き
〇ストレス対策
〇ハリやツボ
〇半導体レーザー

これらをまとめたプリントを患者さんにお渡しして、今後の治療方針
を患者さんと話しながら、納得していただきながら治療をははじめます。
アトピー性皮膚炎の特徴や、早く治すコツもプリントにまとめています。
リバウンドの経過や、アトピー性皮膚炎自体の経過や今後の様子等
も話しながら診察をすすめていきます。

漢方薬の処方は、毎回、診察の度に変わります。
リバウンド対策と、終わった後の処方は異なります。
診察の際は、皮膚を触って、悪化因子や気が付いたことがあれば
アドバイスします。