夏に多いトラブルとセルフケア:東洋医学的アプローチ (2018/07/26)
投稿者: wakui-clinic
東洋医学では、夏至前後を夏といい、立夏(5月6日頃)~
立秋(8月8日頃)までをさします。
夏の猛暑は、汗をかかせ胃腸を弱らせ身体をむしばみます。
猛暑だからと、身体を冷やし過ぎない。身体を元気にしておくには
胃腸の働きを弱らせてはいけない。
〇夏に多いトラブル
1、夏バテ
汗をかくが、汗をかくことで、血を減らすことになり、血が減ると
冷却する力が落ち、夏の身体はますます熱をもつ。熱が身体に入っていく
と辛い症状がでる。心臓にまでいくと息切れ、動悸、息苦しさとなる。
2、クーラー病(冷え)
①クーラーの風を直接受けない
②扇風機の風向きは上にする、除湿器を併用する
→体感温度が下がり2℃ぐらいクーラーの設定温度を
上げられる
③肌をさらさない:長袖(特に風呂上りや寝るとき)
3、クーラー病(熱)
比較的丈夫で、暑がりでクーラーが好きなヒトがなりやすい。
ギンギンにクーラーを冷やしてつけることが多い。
→汗をかくこと。早朝か夜に少し歩く、家事などで身体を動かす。
4、食欲不振
胃腸の働きをよくすること
5、腹痛、下痢
6、むくみ=水毒
冷たい物の摂りすぎで胃腸が弱る
〇夏に行うセルフケア
1、苦みの野菜をとる
夏野菜:トマト、なす、とうがん、きゅうり、みょうが、ししとう、
ゴーヤ、インゲン、オクラなど。
もともと胃腸の弱い人や冷たい物を摂りすぎている時はむかない。
2、夏でも温かいものを
生野菜、ヨーグルト、冷たい飲み物は要注意。
3、冷たい飲み物は少量ずつ飲む
冷たいものは、口を潤すだけにする。口を潤すと渇きは和らぐので
あとは常温のもの、温かいものをとる。
4、食欲不振に効く ツボ
足三里がおすすめ。
5、あせもには桃の葉
6、お腹を温める
夏の下痢や食欲不振は、冷たいものの取りすぎなので、暑くても
お腹を温める。使い捨てカイロがオススメ。
※個人的には 以下をおすすめします。
①”腹巻” と、”靴下”をはくこと。
②”白湯”がとてもおススメ。
③暑くても、必ず、短時間でもよいから シャワーでなく
お風呂に入って湯舟につかること。
④冷たいものは、なるべくとらず、温かいものをとる。
⑤よく眠ること(早寝、早起きで規則正しい生活をすること)
⑥ストレッチ
※この夏の猛暑は大変ですが、こんな時こそ、漢方薬 が
おススメで、漢方を飲んでる患者さんは調子がいいようです。
出典
東洋医学の春夏秋冬
セルフケアでからだを整える
社団法人徳島県鍼灸師会副会長 大上勝行 著
三樹書房
立秋(8月8日頃)までをさします。
夏の猛暑は、汗をかかせ胃腸を弱らせ身体をむしばみます。
猛暑だからと、身体を冷やし過ぎない。身体を元気にしておくには
胃腸の働きを弱らせてはいけない。
〇夏に多いトラブル
1、夏バテ
汗をかくが、汗をかくことで、血を減らすことになり、血が減ると
冷却する力が落ち、夏の身体はますます熱をもつ。熱が身体に入っていく
と辛い症状がでる。心臓にまでいくと息切れ、動悸、息苦しさとなる。
2、クーラー病(冷え)
①クーラーの風を直接受けない
②扇風機の風向きは上にする、除湿器を併用する
→体感温度が下がり2℃ぐらいクーラーの設定温度を
上げられる
③肌をさらさない:長袖(特に風呂上りや寝るとき)
3、クーラー病(熱)
比較的丈夫で、暑がりでクーラーが好きなヒトがなりやすい。
ギンギンにクーラーを冷やしてつけることが多い。
→汗をかくこと。早朝か夜に少し歩く、家事などで身体を動かす。
4、食欲不振
胃腸の働きをよくすること
5、腹痛、下痢
6、むくみ=水毒
冷たい物の摂りすぎで胃腸が弱る
〇夏に行うセルフケア
1、苦みの野菜をとる
夏野菜:トマト、なす、とうがん、きゅうり、みょうが、ししとう、
ゴーヤ、インゲン、オクラなど。
もともと胃腸の弱い人や冷たい物を摂りすぎている時はむかない。
2、夏でも温かいものを
生野菜、ヨーグルト、冷たい飲み物は要注意。
3、冷たい飲み物は少量ずつ飲む
冷たいものは、口を潤すだけにする。口を潤すと渇きは和らぐので
あとは常温のもの、温かいものをとる。
4、食欲不振に効く ツボ
足三里がおすすめ。
5、あせもには桃の葉
6、お腹を温める
夏の下痢や食欲不振は、冷たいものの取りすぎなので、暑くても
お腹を温める。使い捨てカイロがオススメ。
※個人的には 以下をおすすめします。
①”腹巻” と、”靴下”をはくこと。
②”白湯”がとてもおススメ。
③暑くても、必ず、短時間でもよいから シャワーでなく
お風呂に入って湯舟につかること。
④冷たいものは、なるべくとらず、温かいものをとる。
⑤よく眠ること(早寝、早起きで規則正しい生活をすること)
⑥ストレッチ
※この夏の猛暑は大変ですが、こんな時こそ、漢方薬 が
おススメで、漢方を飲んでる患者さんは調子がいいようです。
出典
東洋医学の春夏秋冬
セルフケアでからだを整える
社団法人徳島県鍼灸師会副会長 大上勝行 著
三樹書房