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September 2018 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
手のひらや手の甲、足の裏に、水ぶくれができて皮がむける湿疹。
とても多くみられる湿疹です。

ステロイド外用剤を塗ることが多いようですが、以下のような原因や
悪化要因がありますので、これらを除いて身体の中を改善していくと
治っていきます。一番多いのが、身体によけいな水分がたまる
”水毒”です。

〇アレルギー:アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、
       アレルギー性結膜炎
〇汗
〇金属アレルギー
〇ストレス
〇冷え
〇かぶれ;外用剤、シャンプーやリンス、日常生活でよく触れる物

東洋医学的には、”水毒”と”多汗、胃腸が弱いことが多いようです。
ご自分で改善できることをしていただきながら、漢方薬を飲んでいただく
のがおススメです。
カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
漢方薬の効き目が良い方と悪い方がいます。
実は、同じ漢方薬を処方しても、塩尻と東京の方で効き目が違います。
塩尻では、東京で効果のある漢方薬は、より多い量が必要なことが
あります。

漢方薬に含まれる成分は、腸内細菌によって分解されることで腸から
体内に吸収される。その役割をもつ腸内細菌の種類や数は個人によって
個人差があるため、同じ漢方薬を飲んでも人によって効き方が違う。
胃腸の弱い方、便通の悪い方、冷え症の強い方は、漢方薬の効き目は
弱いと思います。

漢方薬をエサにすることで腸内細菌が増えて腸内のバランスが変わり、
最初はあまり効かなかった漢方薬も、服用し続けるうちに効果が
でることもある。

「腸は第二の脳」、「脳腸相関」といわれる所以でしょうか。
腸の調子は、いろんなことに影響しているようです。



カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
患者さんを診察していると、”鉄” がたりない ”潜在性鉄欠乏性貧血”
の方が多いと思います。体調が優れない、皮膚の症状やがなかなか
良くならない原因の一つと考えられます。

※めまい、息切れ、寝起きが悪い、疲れやすい、抜け毛が多い、
目のクマ、シミ、にきび、イライラ、やる気がしない、集中力がない、、、
このような症状がみられます。

鉄分のヒトでのはたらきは

〇血液中のヘモグロビンというタンパク質の原料となり酸素を運ぶ
〇骨、皮膚、粘膜を作り、新陳代謝に関わる
〇コラーゲン合成を働きかける
〇白血球の働きに関わり、免疫力を高める
〇脳の神経伝達物質を合成するのに必須
〇活性酸素の消去に関わる

多岐にわたります。

診察では、患者さんの、 爪の色(ピンク色でなく白っぽい)や
眼瞼結膜が白い(あかんべーをした時の目の下の色が白い)ことから
判断します。
血液で、貧血のサインが出る前からのチェックが必要です。
鉄は蓄えがあっても不足しやすいからです。

”鉄”の補給には、肉や魚がよいと思います。ひじきやホウレン草、小松菜、
プルーンもおススメですが肉や魚は吸収されやすいからです。
ビタミンCは鉄の吸収を高めるため、レモンをしぼってください。
コーヒーやお茶は避けてください。

思うように皮膚がよくならなかったり、体調不良の方は鉄にめを
向けてみてください。

“冷え” がとても強い方で、甲状腺の異常や、膠原病、がん
でない方も 鉄 が足りない方が多いようです。
氷をよく食べる方や、生理の後も”鉄”が足りない貧血が多いです。

  出典
              心療内科、医学博士の姫野友美 著
         「美しくなりたければ食べなさい」 三笠書房

  ※食事に関する貴重ないろんな情報が書かれていますので
   ご覧になってください。