東洋医学を表す言葉はいくつかあります。
有名なものは、「心身一如」、「医食同源」ですが、
下記の言葉は東洋医学の内容を的確にに表す言葉と
思います。

※「東洋医学は相関の医学」

例 肩こり
気候(天人相関)→湿度が高いと悪化
内臓(臓器相関)→血流低下、むくみで悪化
心身(心身相関)ストレスで悪化
肩こりの時に、効果のある漢方薬はこれらのことに加えて、
四診:望診、聞診、問診、切診(腹診、触診)を含め
患者さんからいろんな情報をつかみ、その方に合った漢方薬を処方
します。
つまり、漢方を処方する際には、患者さんのいろんな情報をもとに
決められるということです。患者さんにあった漢方薬は
いろんなことが関連しているという意味です。
一方で、漢方薬には、いろんな生薬が含まれているので
漢方薬を飲むことで、患者さんの、いろんな症状が改善されます。

Man Fred Porkert(1974)ドイツミュンヘン大学教授の言葉です。

いろんな分野の病気に、西洋医学だけでなく、東洋医学を加えて
加療することが求められると思います。

※小生が患者さんに、問診から含めいろんな事を伺っているのは
こういった事情があるからです。

出典
信州漢方ビギナーズセミナー R6,11、3
千葉大学墨田漢方研究所 勝野達郎 先生