医学部を卒業すると、それまで6年間は、西洋医学一辺倒で
病気の治療も西洋医学で行います。

皮膚 の病気も同じです。西洋医学で治療します。
いろんな病気に対して、診断方法や診断基準があり、治療方法に対しては、
標準療法があり、推奨度A、推奨度Bというように治療方法や治療薬が決まっています。

ところが、人は一人、一人で環境も違えば、社会的な背景も皆異なります。
また、標準療法では、なかなか症状が改善しない、良くならない患者さんが多く
おられます。

そんな時に、オーダーメードで治療できる漢方薬や、東洋医学を
用いる事で症状がよくなる事があります。
漢方薬を処方する際には、患者さんに対して、いろんな事をお聞きする必要があります。
その方の家族構成や趣味、生きがい、好きな食べ物、、、等。
西洋医学一辺倒の時は、患者さんというよりは、病気を診るというイメージですが、
東洋医学を施す時は、そのひとの人となりを診るようになります。

いろんな事を想像しながら、漢方薬を処方しながら、生活習慣や食事、時には、
ストレス解消の方法等をお話しながら治療をしています。