皮膚の症状が良くなって治る時の治り方や時間は
患者さんによって違います。
早く良くなる方も時間がかかる方もおります。

その違いは、何か。

〇今までで湿疹がでていた症状や期間、長さ、場所
〇今までの治療方法
〇今まで塗っていた薬の量や、薬の塗っていた範囲や広さ
  →ステロイド外用剤は、その薬の強さやランク、いつまで使って
   いつ止めたかにより皮膚の症状の治り方が変わります。
   ※従って、当クリニックでは患者さんによく伺っています。
  →アトピーや慢性の湿疹の場合は、ワセリンや保湿剤の影響が
   とても大きい。
〇悪化要因がとれたかどうか
〇気候;台風、低気圧、雨、雪など

「皮膚のターンオーバー」といって皮膚が生え変わる速度は約1か月です。
特別なことがなければ、1か月で皮膚病はなおります。

それぞれの患者さんで、今の皮膚はどうゆう状態か、ここが峠か
などだいたいの予想や状況がわかりますので
こういったことを患者さんに告げます。
予想は難しいですがわかるときは、患者さんにどのくらいで良くなるか
お話しします。

皮膚病は治るまでに時間がかかり、良くなったり、悪くなったりを
繰り返しながら皮膚はきれいになります。
ご自身のその時の状況をご理解いただき、食生活や冷え 対策など
できることを少しずつ続けていただくと軽快、改善すると思います。

特に、ステロイド外用剤を止めた時(脱ステロイド療法)、いわゆる”リバウンド”が起こり
皮膚がきれいになる時は、ジクジクとカサカサを繰り返して、皮膚が
ボロボロへびの脱皮のようにむけてきれいになります。