さて、 かなり前の話の続きで、
人間は、自分中心で動いているという話
から、宇宙の大きさの話を1つ

自分の位置をやっと中心から外した
人類であるが、
ざっとその大きさを考えて見ると
地球の直径は、約1万2000km
太陽は、約140万km
一番大きな惑星である木星が
約14万km
つまり太陽を直径14cmほどのボールに例えると
木星が1,4cm、地球に至っては1.2mm
ほどしかない。
170528-kinomoto[1].jpg

大きさでいうと
太陽系というのは、実は、太陽の重力が及ぶ天体が
ある場所まででをいい、
太陽からの距離でいうと約120天文単位
(約180億km)
先ほどの14cmの太陽を中心におくと
1. 2mmの地球は、太陽から150m離れたところにあり
一番遠い惑星の海王星は4.5Km
太陽系の果ては、18kmほどはなれたところと
なる。
ちなみに光の速さでいうと
太陽から地球で、8分20秒ほど
(つまり太陽のいま見ている光は
8分20秒ほど前の光)
太陽系の端までは16時間ほどかかる

さらに、ちなみに、最近ボイジャーという
探査機が人類ではじめてここに到達した
打ち上げられたのは1977年である。

われわれの住むところを太陽系と呼ぶと
その周囲には
この太陽系と同様な系
が多数存在することがわかってきて
それを詳しくしらべると
それらが集団になっていることが
わかってきた。

18~19世紀の天文学者のウィリアム、ハーシェル
という天文学者が星を一つ一つ
距離をはかって考えたのが
この図である。
15773[1].jpg

この絵では見事に中心が太陽系である。

時とともに詳しいことがわかり
この集団が銀河系という星の集団であるということが
わかった。

最初にその中心に地球を置いたのだが、どうしても
うまく説明できなくて
ついにその中心から外してしまった。


この銀河系というのは、直径が10万光年ほど
ありこの中には太陽の様な恒星が
4000億個ほどあると考えられている。

img_1[1].jpg

実に太陽系の大きさを考えると
地球は小さいが、銀河系を考えると
太陽系さえ小さい存在である。