あけましておめでとうございます。
ついでに映画の話をもう一つ


私は(私だけではないと思うが)
映画を見たらすぐその中に入ってしまう。

以前、任侠映画を見て、
映画館を出てきた人が、
肩を切って歩いて出てくるなどと
揶揄されていたが、
これに似たことは誰しもが経験している
はずである。

刑事ものを見た後、街をあるけば
まるで群衆の中で犯人を探す様に
周囲に目配せをしたり
あたかも犯人の様に、
後ろを歩く人を気にしたり、

戦争映画を見れば、
軍服を着て銃を持つがごとく
傘を持ったり、

恋愛ものを見れば
一人街を歩く自分が
まるで、彼女を失ったように
寂しそうに肩を丸めてあるいたり

最も経験するのは、恐怖映画を見たあとは
ちょっとした音にも驚いたり
物陰が妙に気になったり、、、、

つまり、映画というものは
自分が主人公になり、
その仮想現実の中に入り込むということ
にほかならない。
(これは、いい本にもいえることだが)
また、余談だが
以前から少し気になっていることが
あるのだが、
映画の多くは、
その仮想現実に入りやすい様
にしているためかどうか
わからないが、

妙に設定の中で主人公(男)
と女性を引っ付けるために、
独身という設定が多い。

結構いい男で、いい性格で、
年齢的に独身でいるのが不自然な
状態だったり、
あまりにも無理だったら、
離婚させていたりする
そういう設定が多すぎる様な気がする。
(特にアメリカ映画)