AIが支配する世界へ

私も昨年還暦を迎えて
つい先日61歳をむかえて
典型的なジジイの仲間入りをしてしまった。
アハハハハは。。。。。。

私、昔から、NHKで昔からやっている
アガサクリスティー原作の
ポアロやシャーロックホームズが
好きで、再放送があると
何度も見てしまう。
(ポアロは土曜日の夕方、
シャーロックホームズは
水曜夜に始まったばかり)

アガサクリスティーが好きという
わけではなく、一昔前のイギリスの
テレビ番組と2昔前のイギリス
のジメジメした情景が
どうも好きらしい。

アメリカのテレビドラマの様な爽快感が
なく、動きや華々しさもないが
歴史を感じ、なにかしらの陰鬱さを
感じる。。。。???

その中で、ポアロやシャーロックホームズは
天才的な観察力と洞察力で
手がかりを得て事件を解決する。

犯人の靴一つで、汚れ方や
擦り切れ方などで、犯人の
生い立ちから、事件までの行動まで
読み取る。 などなど。。。

私、彼らの様な天才ではないが、
典型的な昔のタイプの医者であるから
患者さんが診察室にはいって
数分話すことで、ほぼ80%診断してしまう。

例えば、お腹が痛いという主訴でも
歩き方、顔色、訴え方、
あるいは服装、話方で、
ほぼ3分ほどで全てを推察する。
(詳細は企業秘密なのであえて割愛)
たとえば、事情があって
お腹が痛いという仮病に近いものから
精神的なもので痛いといっているものまで
すべて判断する。
それが経験というものであるし、
すぐに検査ができたり、CTやMRI
などがあるわけではない町医者には
必要不可欠なテクニックというものである。
(自分で言うのもなにだが、観察眼は
人より強いらしい。。???)

(実をいうとまだコロナが香川県でほとんど
出ていないときに、まったく、県外や濃厚接触の
可能性がない人間を見て
直感で、一人患者さんを見つけてしまった。)
(保険所や症会病院になかなか信じて
もらえなかったのだが)

じまんすな!!!

前もいったけれど10%ほど大外れする。

ただ、今のお医者さんをみていると
電子カルテに向かっていて
患者さんが入ってくるところを見なかったり
話を電子カルテに向かいながらしているのを
よく見る。
そして、触診、聴診をして
すぐ検査。(検査の結果がすぐでたり
CT、MRIがあるところはうらやましい)

ここになにの違いがあるのか。
やや偏見もあるのだが
昔のタイプの医者は、3分で診断を絞り込んで
それから絞り込んだ中でその診断を確実
にするために検査を行う。

最近のお医者さんの仕方は、触診、聴診、
病歴も含めて、検査のデータを
膨大に集めてその中から
コンピューターの様に診断を進める。
それに慣れているのである。
われわれの欠点はいわゆる感が
外れたら、診断に時間がかかること
今のお医者さんの欠点は
診断するのにたくさんの検査データがいること

これでは、データーを集めれば
機械でいいではないか。
データさえあればAIの方がはるかに
上だ。!!
この感覚、第6感が、大事。。。。。??
といっていたら。

最近のAIはさらに上をいっている。

われわれが詳細に観察していたことを
学習できるようになって来たのだ。
つまり、患者さんの顔や状態、会話
あるいはその声の緊張度まで
即座に判断できる様になってきている。

話はかわるが
内視鏡の診断は、その画面を見て
診断する能力が
最近まで熟練医のほうが上だったのだが
ついに
AIが追いついてしまった。
(もうすぐ内視鏡医はカメラを患者さんに
挿入し、AIの指示で観察する機械になる??かも??)

チェスや将棋は以前から
コンピューターのプログラムを
対戦することでプロに勝つようになったが
最後の砦の囲碁(ファジーな部分が多いので
なかなかコンピューターには
難しとかんがえられていた)
もAIの出現によって
人間より遥かに強くなってしまった。

もうすぐ医者もいらなくなりそう。
。。。。。。

これを読んでいる人も実を
いうとAIに動かされはじめている。。。
仕事の能率や仕分け、配達や仕入れ。
いまやAIが行い始めている。
つまり、機械に指示されだしているの
ですぞ。

もうすぐ、医者もAIに指示されるだけの
単なる末端になるかも。

SF映画の世界は
思ったよりはやく来るかも

ただ、還暦を越した
ジジイはそうなったら
引退するという手が
あるのでした。。。。
ははははは。。。。